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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  何となく方向性は分かった気がする第2話。これまでのシャフト作品の中でもかなり動く漫画なので、演出方針としては正しいんだろうな。

 Aパート、何故か先生を意識する歩鳥と、買い物先で警官とのバトル。お巡りさんの中の人が千葉繁っていうキャスティングは流石に狙いすぎだと思うのだが、「あの」お巡りさんよりもよっぽど常識人の設定になっているせいで、あんまり中の人ではっちゃける要素がないのは勿体ないか。演技の方はかなりトバしてるんだけど、画面でそのあたりの迫力を前面に押し出してこないからちょっと温度差がある気がするんだよね。

 温度差、という意味では、冒頭からの歩鳥や辰野さんの動きもそう。なんだか無駄に枚数を使った動画になっている気がするのだが、残念ながらそこは「動かす必要が無い」パート。いや、別に動いてもらっても構わないんだけど、相変わらず中の人のトーンが単調なおかげで、画面のクオリティが無駄に浮いてしまっている。なんだか「実験的に色々な動きを取らせてみていますが、ストーリー上、画面は無視して下さい」みたいな仕上がりなのだ。シャフトは毎回紙芝居だのなんだのと非難を受けることが多いので、余力のあるこのあたりで思い切って動かすことにしたのかもしれないが……無駄遣いっぽいよね。それとも毎週このくらいの出来で出てくるんだろうか。だったら文句も無いが。

 Bパート、空回り気味に頑張る歩鳥と、それを見守るばあちゃんの話。こちらもシャキシャキと動いて、文字通り「ドタバタ」が起こる勢い勝負のネタ。お巡りさんも含めて参加人数が増えて、こちらの方がAパートよりも随分賑やか。個人的な好みの範囲だが、この作品の売りの1つにはこうした「商店街を巻き込んでのドタバタ」みたいな要素がある気がするので、Aパートよりもこういうノリの方が好きかもしれない。「大人気ない」みたいな説明臭いネタは出し方が難しいのでアニメにしたときのインパクトは弱まっている気もするが、それまでの歩鳥と辰野さんの立ち回りが賑々しくて、それだけでも何となく楽しめる気がするのである。まぁ、ひょっとしたらあおちゃんの台詞が多かったから楽しかっただけかもしれないけどさ。

 「シャフトらしくない」ことは、今のところそこそこいい方向に機能しているように思える。製作期間があったのか、それなりに人の手もかかっているようだし、単純な質でいえば今期では高い方に入るんじゃなかろうか。その上で、今回は龍輪さんのコンテ回ってことで、相変わらずの癖も発揮されている。このあたりを受け入れられるかどうかの勝負だよなぁ。

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