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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ようやくキャラが増えた第5話。この手の作品なんてヒロインを詰め込んでナンボみたいなトコがあるのに、この作品は案外キャラの数が少ないんですよね。

 幸村の実体験によって次第に明らかになる宗朗の秘めたる能力。十兵衛の時とは違い、幸村は一度の覚醒後は自由に変身できるようになり、その際に宗朗に制限もかからない。あらゆる人間をマスターサムライ化させてはたまらないという理由をつけて、幸村は宗朗にキス禁止令を出す。

 そんな折に千姫の屋敷を急襲したのが、徳川慶彦によって使わされた密偵、直江兼続。過去に幸村にからかわれた恨みがある兼続は、密偵という役割もそこそこに宗朗たちに無茶な勝負を挑むも、覚醒した幸村に一蹴されてしまう。

 アホな兼続など適当にあしらい、揺れ動くのは幸村と千姫の宗朗に対する気持ち。幸村の懊悩をわずかながらも理解して罪を濯ごうとする宗朗は、一方的に兼続になぶられる。とどめを刺さんとする兼続だったが、すんでのところで千姫が止めに入る。宗朗の能力についてはまだまだ消化仕切れない部分もある千姫だったが、宗朗の人間性については最も信頼を置いている。宗朗支持を明示するようにして千姫は宗朗と唇を重ね、3人目の覚醒へと到った。

 

 シナリオラインは本当に適当な作品。特に幸村が宗朗に気があったり、兼続がどうでもいいのに宗朗に義憤を感じたり、それを見て千姫が宗朗を庇ったり、女性陣の心の揺れ方が分かりにくい。っつうか、例によって「宗朗はモテるからとにかく女性は宗朗の味方になります」っていうだけのストーリーだからな。こうなってくると、頑なに宗朗を敵視する半蔵さんが愛おしく思えますね。

 そんなあまりそそられないシナリオラインに花を添えてくれるのは、馬鹿馬鹿しくも賑やかな新キャラ、直江兼続である。なんでこの手の作品の兼続は基本的に馬鹿キャラになってしまうんだろうね。最近だと「無双」シリーズでは「義」っていう言葉しか知らないみたいな正義馬鹿だし(おかげで馬超と手を組んだ時の親和性が半端無いのがちょっと好きだけど)、「BASARA」シリーズの兼続も完全に馬鹿。やっぱり、あの愛一文字の甲冑が馬鹿っぽいのかなぁ。史実上は単なる有能な政治家でしかないはずなんだけど。

 で、そんなお馬鹿に声を当てるのは、ポンコツキャラに定評がある豊崎愛生である。普段のほわほわなノリとは違ってトバし気味の馬鹿なので、いつもとはちょっと違った豊崎キャラがなかなか面白い仕上がり。ミミズエピソードはやっぱり女性キャラでやっちゃ駄目な気がしますが、幼少期の兼続のずうずう弁がやたら可愛い。徳島県民にしちゃぁ上手かったです。でも、米沢だったら方言はあんなもんじゃないけどな。あと、幸村(の中の人)に胸の話はしちゃ駄目。まぁ、釘キャラはどんな作品でも同じようなことを言われてますけどね……「見たところ背丈も胸もわたくしの圧勝のようですけど」。豊崎が釘に言っているのを想像すると、辛い。背丈については、逆の意味でも。

 今回はあんまり墨汁が活躍しなかったのでちょっと物足りなかったけど、一応千姫の変身シークエンスが見られたのでそこだけは良しとしますか。でも、この作品の変身シーンはあんまりキャラクターで差が無いんだよなぁ。

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