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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  「こんな中身」でも「あれ、割とまともじゃん」と思えてしまう病巣根深い第6話。ここまでやっておいて、あげくアニメシリーズとしてもきちんとメインラインを作ろうなんて、ちょっと虫がよすぎやしませんか?

 今回はこれまでのようにお下劣なメインテーマがあるわけではなく、初の30分1本構成をまとめるプロットは「ライバル登場」。2話の時点で学園の女王がライバルっぽかった気もするんだけど、あいつは瞬殺されてしまったので、今回改めて学園に転校生として新キャラが現れた。表の顔は市長の娘姉妹、才色兼備で、パンティたちがぶち壊した学園を規律で締め直した才女。容姿、家柄、学力に視力聴力まで、パンティたちは何一つかなうところがないという。そしてその実体は、この世に遣わされた悪魔姉妹。どこをとってもパンティたちとは正反対のスキャンティ&ニーソックスが、ついに最大の敵として立ち上がる……

 

 というわけで、いかにもシリーズアニメなら6話目くらいで出てきそうな流れ。あらゆる要素を単純にメインヒロインの裏返しにした敵キャラ2人は、冷静に考えればすげぇ適当なキャラ設定のはずなのに、パンティたちのキャラクターが固まった後に登場したおかげで、視聴者は勝手に読み込んでしまうというずるい設定だ。どうせなら本当に全部正反対にしちゃえばいいのに、「なんか下品」っていう部分だけはそのままなのがこの作品のひどいところであるな。

 「パンティたちの凋落→地下からの復興→復讐成功」という流れは分かりやすくて、これまでのようにヒネた下ネタや露骨なパロディなんかは控えめで、とにかく悪魔姉妹の悪辣さが綺麗に出て、それに対する天使姉妹の苛立ちを徹底的に描くことで、これまでのシリーズでも屈指のスピード感とコッテコテの乱雑さが凄まじい。正直、1回観ただけじゃ何が起こっているのか分からないくらいに乱雑で、ベースとなる下品さと相まって本当に「ひどい」ものに仕上がっている。もう、1回目の感想で書いた通り、「確かに作ってる側は楽しかろうよ」としか言いようのない画面である。リアル描写の変身シーンにも気合いが入っているし、いきなりパンティが多用した様々な銃変形のシークェンス、ストッキングの双剣の付けはずしを多用したアクションも見栄えがする。対するスキャンティたちも同じような激しいアクションを見せるので、一瞬たりとも休みがない、へとへとの画面だ。これがこの作品の真骨頂なんだろうなぁ。

 ま、終わってみりゃ「いつも通りだったな」という感想しか出てこないのがナニではあるが、いつも通りっていうのは、この作品に対しては最大級の褒め言葉になっている気がする。

 キャストも全力投球です。藤村歩がどれだけ便利な役者か、これを見ても分かるでしょう。時節柄、「ミルキィホームズ」のへんてこ怪盗姉妹とキャラが被って見えたのはご愛敬。そして雑魚ゴーストには「下品なギャグならいない方がおかしい」愛河里花子。無事に夫婦揃っての出演達成。そしてダテンシティの市長、ラスボスに陣取るのは千葉繁。ただじゃ済まない臭いしかしねぇ……

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