というわけで、日曜日にラジオ公録イベントに行ってきました。久し振りの声優イベントだったので、なんか訳もなく緊張して怖じ気づいておりました。基本的にこういうイベントに行くのが全部一人だからねー……寂しいねー。
タイトルは「聡美と羽衣のR@DIO ONCE 大阪公録」です。そこまで聴取者数が多くないギャルゲーラジオですね。ぶっちゃけると、ラジオのテーマになっているゲームは興味がありません(スミマセン)。だってPSPもPS3も持ってないから出来ねぇもの。かてて加えて、パーソナリティの1人である宮崎羽衣にもあんまり興味がありません。元々ラムズ嫌いだし。このイベントもラジオもラムズ主催なので「ラムズに金を落とすのは何か癪だ」と思ってたんですが、だがしかしだがしかし、行かぬ訳にもいくまいよ。もう一人のパーソナリティを観るためにはさ。もちろん、最低限のマナーとしてちゃんとバックナンバーも全部聞いた上で参加はしてますよ。
11/7(日)の大阪。会場はなんば駅前の複合ビル5階、スポーツバーという訳の分からないロケーション。普段は野球とかサッカーの試合なんかを大画面で流しながらのバーってことなんだろうか。今回はそんな会場を適当に区切って、まるで記者会見の会場のごとく簡素なステージを作り、その前にパイプ椅子やらなんやら、雑多な椅子を並べて置いてあるだけという、随分質素なセッティング。ま、観客規模が200とかいうレベルだったので、これでも特に問題は無かったんですけど。むしろ、より観客の自主性に依存した形になっていて、マナーの悪い客なんかもほとんどいなかったので割と好印象でした。まぁ、必死で前の席を取りに行くような必死のイベントでもなかったしなぁ。開演まで席の上に荷物放置してダラダラしてたくらいだし。
しいて難点を上げるなら、椅子の高さがどのラインもほとんど同じだったおかげでうしろの方が観にくかったことくらい。実際、私は一番視野の狭い真ん中あたりの席についてしまったので、パーソナリティーがしゃべっている顔があんまり見えない状態でイベントを見学してました。普通ならここで不満たらたらになりそうなものなんだけど、前のお客の隙間から運良く一人の顔だけは終始見えていたので無問題。だって、その一人を見に行ったわけですから。
というわけで、人生初の生しゅが美ですよ。もうね、最高ですね。やっぱり生だとオーラが違う。ちゃかちゃか動いてコロコロ笑ってバタバタ暴れるしゅがを観られただけでも、もう満足なのです。っつうか、もうそれしか覚えてないのです。
声優イベントの醍醐味って、生だと声量が半端じゃないことがよく分かる部分なのだが、今回の公録は、特にしゅがの声の破壊力が如実に表れる舞台でした。もちろんマイクを通してしゃべってるんだけど、それでも飛んでくる生音声。やっぱり物が違う。
そして、生だからこそ分かる、ラジオ収録における「舞台作り」の腕。低血圧なテンションでしゃべるウイちゃんと、ゲストなので控えめなトークに留まった平山さんという2人の相方をものの見事にコントロールしてラジオを切り盛りする姿は、まさにプロのものでした。ほんと、キャリアからは信じられないくらいにイベントの回し方がうまいの。流石にこんなところまでは養成所や事務所で教えてくれないだろうし、これまでの経験で培ってきた本当の意味での「腕」なんだろうなぁ。絶対この番組、しゅががおらんかったら成り立たないからな。炭酸も罰ゲームにならないしね!
とはいえ、宮崎羽衣という危険因子のすごさも今回改めて理解しました。頭脳ゲームのコーナーとか、天然というのは生ぬるすぎるマイペースさは、確かに他の役者には無いものかもしれない。ラジオだとどこまでが編集か分からなかったので「演出だろ」と思ってたんだけど、生で聞いていたら「おい、こいつどうやらマジだぞ」ということが分かり、戦々恐々としました。これはこれで素晴らしい才能。今後はラムズだからという色眼鏡は少し取っ払って、彼女の挙動にも注目したいと思います。
公録の後は、お約束のライブイベントや抽選会。ライブは相変わらず勝手が分からないのでぽかんとしてた人間ですが、隣の人間が生粋のファンだったらしく、突如リュームを振りだしたのはちょっと驚きました(会場で一人だけだった)。オタ芸という奴も、間近で(つか隣で)初めて見ることが出来ました。前から不思議だったんだけど、あれをやっている人って、自分の立ち位置とか、回りとの関係性っていうものは一切気にしないんだな。完全に自分ワールドだった。ま、今回はスタンディングも出来なくて、ちょっとライブのノリが物足りないような気がするくらいだったので、はっちゃけてくれた親衛隊の人たちがいてくれて助かりましたけど。迷惑をかけない程度なら、盛り上げてくれるのもありだと思います。今回のお客に限ってはみんな本当にマナーが良かったから、特に嫌なイメージは抱きませんでした。
面白かったのは会場後方で行われていた物販。「2500円以上の購入で握手会参加券」とのことで、もし何かあれば買ってみようかとも思ったのだけど、上記の通り、私はゲームに一切興味がなかったので、オフィシャルグッズしか選択肢がない中では散財する気も起こらずにスルー。そもそも握手会ってあんまり得意じゃないし(過去にものすごくキョドって自己嫌悪に陥ったことがある)。で、そんな物販で必死に営業の人が呼び込みしてるんだけど、「2500円で1枚、つまり5000円以上なら2枚、7500円で3枚、15000円なら6枚だよ!」ってなことを叫んでる。いやぁ……そりゃそうだろうけど、流石にそこまでつぎ込む人は……いるのかな……そもそも今回の会場、商品を全種類買っても5000円くらいだったろうに。商売って大変ですね。
とにかく、生しゅが、生ウイ、そして生伊福部さん(アレ?)などを堪能できた至福の時間でした。機会があったらまたこれくらいの気軽に参加出来るイベントを狙ってみたいもんです。伊福部さん、構成作家の顔だとやっぱり普通に仕事が出来る業界人にしか見えねぇなぁ。
最後に、イベントの話と全然関係無いけどお約束↓。近所でも案外減ってて焦ったわ。
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