最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
何故か安定してファニー異世界にだけ飛ばされる男、福島潤。こういうのも人徳だよなぁ。 今期なろうマラソンも終盤戦、タイトルからも分かりやすく、一切隠す気がない正々堂々としたなろう。そして、そんな名前だからこその正統派かと思いきや、なんかもう、文化が爛熟しすぎていて突き抜けている感がある。 まず、もう転生とかどうでもいい。「転生要素いらんやんけ」というツッコミを私たちが毎度のように入れ続けていたせいなのか、もう、転生のくだりすら省いた。「元社畜、転生して特殊スキル持ってたから薬師になった」という3秒のナレーションだけで「転生」要素は終わり。あとはもう、単なるその辺の異世界人の話。そしてなんと、「チート」要素すらも説明を省いた。何しろ「創薬」ができるよ、という説明だけでそれがどのように働く能力なのか、どれくらい強いのかなんて説明は一切しない。聖女の魔力で1.5倍の効果になった、なんてことは言わず、単にポーションを飲んだ人が「美味」を賛美し続けるだけという。これはこれですごい。ポーションの概念がぶっ壊れる。 ここまで並べ立てたら「そりゃさぞかしひでぇ作品になったのだな」と思われるかもしれないが、逆である。本当に、何もかもをどうでもよくしてくれた。「なろうだとか、なろうじゃないとか、最初に言ったのは誰なのかしら? 駆け抜けていく、私のなろうライフ」ってなもんである。すまん俺も何言ってるかわからない。「スローライフもの」ってのは割と前からなろうの発展形の1つとして存在していたはずなのだが、「食堂」型を除くとあまりアニメとして大きな潮流ではなかった(まぁ、はめフラなんかもバトル要素が乏しいのでスローに近いとは思うが)。はっきりと「スローライフ」を打ち出した作品としては「神達に拾われた男」あたりがアニメで成立した1本で、前期の「スライム300」でだいぶ主張が明確になってきた。そして今作。もう、転生もチートも何も考えない。ただ「おいしいポーションが作れるお店の、ぐだふわエブリデー」である。こうしてちゃんと「ぐだふわに振る」という判断ができている作品なら、もう世界は平和なのである。 普通にキャラが可愛いのよね。犬っ子のもふられ具合がとても良くて、単に犬を撫でるアニメとしても成立してるし、エクソシストしてたクレイジー恋人の描写なんかも、「そういや前クールにも果物ナイフで追いかけてくる幼馴染がいたっけなぁ」とか思い出しつつも、緊迫感がほとんど無いのでスローな雰囲気を維持したままでファニーに通じている。ナイフの造形が本当にやる気がない幼稚園児の絵みたいになってるのも、そこに本気の殺意などを一切想起させずに「スロー」を貫き通すための配慮だとするなら気が利いているではないか。あとはただ、毎週適宜犬を撫でながら週替わりで訪れる依頼者ヒロインとよろしくやってくれれば良い。 そういやすげぇどうでもいい話だが、今作の出版・提供をしている「一二三書房」っていう企業名は初めて見た。なろう書籍ってとにかく数が多いので、案外零細出版とかも善戦できる土壌なのかしらね(零細かどうかはしらんが)。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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