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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X」 ー→4

 映画化ねぇ……劇場版って、どんな中身やるんだろう。ただでさえ2期の時点でやること無くなった感が強かったのに……。

 「悪役令嬢もの」というジャンルを体現したわかりやすいタイトルについて、1期で全てを回収してしまったために2期では何をやるのかというのが分からない作品だった。新番チェックの時点でそのことは懸念していて、3ヶ月前の言葉を借りるなら「単にカタリナ・クラエスという1人の女性の人生の記録」でしかなくなった。タイトルから「乙女ゲーム」要素が用をなさなくなり、「破滅フラグ」も存在しない。さらに、誰一人としてカタリナを悪役だなんて解釈していないのだから、2期のタイトルは「令嬢に転生しました」になる。いや、転生要素もほとんど顧みられないのだからタイトルは「令嬢」かもしれない……逆に面白そうなタイトルだけども。いや、カタリナ自身が令嬢である自分を受け入れられてないし、もしかしたらタイトルは「無」かも。なんだかなぁ。

 別に「単なる都合のいいお嬢様ハーレム」が決して悪いわけではない。いわゆる逆ハーレムの状態だけが残り、脳死で見られるいちゃいちゃがあるなら「女神寮の寮母くん」と大差ないデザインと言えるはずだ。ただ、如何せん女性向けがベースなのでエロは無い。少女漫画の文法なんだけど、そんな中に逆ハーレムを形成する難聴系主人公を放り込むと、繊細な恋愛の駆け引きとかは無くなってしまうために少女漫画としての据わりが悪い。そう、結局タイトルが「令嬢」であるなら勝負どころはカタリナのキャラクターのみということになるのだ。そして残念なことに、1期は破天荒なキャラがそれなりに楽しめたカタリナも、こうして破滅フラグに悩まされることがなくなると単なる「なんかやっちゃいました?」系主人公に成り下がってしまった。鈍感っぷりが常軌を逸していて、必死に破滅フラグと戦っていたゲームプレイヤーとしての主人公像と完全にずれちゃったのよな。そんな「ズレた」主人公と、その周りを取り囲む賛美するだけの取り巻き。なかなか楽しむのにはハードルが高い。キャラデザとかは可愛い部分が維持されたままだったので、素材が活かしきれてないみたいで勿体無かったな。

 一番楽しめた部分はもう一迅社のCMなんじゃなかろうか。土おじさんフォーエヴァー。

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