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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 台風先生の熱血指導、第11話。物分かりの悪い子には鉄拳制裁。でも周りの大人たちは優しいので直接くくるを殴って止めたりはしない。その役割は、沖縄を訪れる最大の天変地異、台風が受け持った。

 まぁ、くくる浄化の流れとしてはこれくらいの荒療治が必要だったんだよなぁ。本当にここまで短慮に短慮を重ねた「ダメな子供」になってしまっていたくくる。どうあがいても窮地を脱することができないと判断し、最後にとった手段はいよいよ籠城である。これまでどれだけおじいに訴えても暖簾に腕押しだったので、強すぎるくらいのメッセージを叩きつけないと意味がないという判断で過激な行動に出たのだろう。ただ、冷静に考えてそれがダメなことくらいはくくるも分かったはずなのだ。自分が「帰る場所」としてのがまがまを残し、そこにお客を入れ続けることを望むのなら、籠城して全ての出入り口を封鎖するなんてもってのほか。生き物の世話は自分1人でできるとはいえ、その封鎖になんの意味もないことは、冷静に考えれば分かったことなのだ。そして、多分分かっているのだ。それでも動かなきゃいけなかったのがくくるの苦しみ。一応今回彼女の抱えていた辛さが一気に吐露されており、そこに同情の余地はあるな、という気にさせてくれた。一度に両親を失って「家」がなくなってしまったくくる。おじいとおばあが悪いわけではないが、やはり「違う家」に帰らなきゃいけないというのは子供心には辛いことだったのだろう。なんとかここまで積み上げて出来た新しい「家」を失うことへの過度の恐怖は、確かに理解できるものである。

 しかし、残念ながらそれは子供の浅知恵であるのも事実。風花は「帰る場所がなくなるわけじゃない、まだこれから続いていくのだ」と真理を説いている。もちろん、おじいをはじめとする周りの人間もそれを理解している。誰1人として、がまがまの閉館を望んでいた人間などいない。しかし変化することは避けられず、風化することもどうしようもない。がまがまが限界だったのは間違いないのない事実であり、その「次」を考えることこそが、生きるということだったのである。台風の荒療治は、文字通りに「痛いほどに」その事実をくくるに突きつけてくれた。

 まぁ、あの雨漏りの様子とか、図ったように全壊を始めるがまがまさんも空気を読みすぎな気もするのだが……台風の規模が相当デカかったんやろな。むしろ、なんでそこまでの老朽化が進んでいたのにくくるはそのことを認識してなかったのか、っていう方が問題なんだけども。認識した上で「古くなったものは直せばいいじゃない」ということなんだろうけど、あれだけ財務と首っ引きで資料をみてて、その辺の経営難のことは分かっていたはずなんだけどねぇ。見たくない事実を、見てなかったのだろうなぁ。

 「これがなくなったら人生が終わってしまう」というくくるの悲しみは、まだまだ子供で、人生経験が浅いからこそ出てきてしまう思い込み。次の一歩があることを、風花はきちんと言葉で伝えてくれた。おじいたちは、おそらく「身を以てそこまで考え、至れ」という教育方針だったのだろうな。ここまで来て、全ておじい・おばあのコントロール下でゴールインしてるしな。くくるには辛かろうが、なんとかこの事実を受け止めて欲しいものである。

 ところで……来週からどうなるんだろう。あれ、1クールでは終わらんのか?

 

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