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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 約束されし大団円! 最終話! お為ごかしの言葉を使うわけじゃないが、やっぱりこの世界はまだまだ「みんなが主人公」。切磋琢磨の果てに未来を掴む明日のヒロインは誰になるんでしょうかね。

 「約束されし」とは言ったものの、実は結構意外なポイントも多かったりするお話。先週の引きから考えると、普通なら最終話はさらさの渾身のティボルトがバシッと決まって「ティボルトおめでとう!」となって終わりだ。まぁ、その部分はまさに予定通りだったのだが、なんと、配役でティボルトの隣に愛ちゃんがいないというのがまず1つ目の意外な点。そうかぁ、負けるかぁ。まぁ、考えてみりゃ愛ちゃんはまだまだ劇団員として何かが突出しているわけではないんだよね。舞台経験は豊富だから「慣れ」っていう部分で一歩抜きん出てはいるのだろうが、そんな部分はクラスメイトたちだって抜きつ抜かれつで成長できる部分だろうし、そもそもオーディションの時の愛ちゃん、一瞬スイッチオフってたし。油断したわけじゃなかろうが、もっとはっきりした武器を持つ山田さんに上をいかれてしまったのはしょうがないところ。もしかしたら初めてのことになるかもしれない「敗北」を味わい、愛ちゃんは一回り大きくなることだろう。そして、そのモチベーションの大きな部分を、「最後にさらさの隣に立つのは自分以外いない」という信念が支えることになるのは大変良い傾向だと思いますね。まぁ、さらさ側がどの程度そこに絶対的な価値を置いてるかはわかんないけども。

 そしてもう1点意外だったのは、今回のお話は「さらさの物語の締め」というよりも、杉本さんの物語になっていたという点。原作が未完なのでここで何かけりを付ける必要はないわけで、あくまでアニメでは13話目だが、物語の中では通過点の1つでしかないのだね。だからこそさらさと愛ちゃんのカップリングも成就していないし、周りのキャラクターたちの掘り下げだって続いていくのだ。そして今回掘り下げられた杉本さんは……とても良いキャラになっているのだよなぁ。「天才型」と「努力型」という分け方はある意味では都合のいい言い訳でしかないのだが、今回の杉本さんはそれを言い訳にしないだけの説得力を持ち、出来ることを全てやった上で、「努力して敗れた」という立ち位置。彼女の身になってみればこんなに辛いことはないだろう。私もどっちかというと杉本タイプの人間な気がするので(全く努力型ではないが規律に従っての正攻法を好むタイプだ)、彼女の苦しさはなんとなく伝わってくる。そして、先生の前ですら流さなかった涙は、竹井先輩にだけ見せるのである。委員長タイプだからこそ伝わる想いがそれぞれにあって、先輩後輩でこうして伝えられていくスピリットがある。杉本さんは今回形の上では負けはしただろうが、彼女の人生においては大きなプラスになる経験。きっと次のバトルでぶつかる時には、さらさにとって大きな大きな壁となっていることだろう。

 相変わらずいいキャラしてやがる聖先輩も含め、やはりこの学校の連中は一筋縄ではいかない。ここまでのお話はまだまだプロローグに違いない。彼女たちの波乱万丈の人生を、是非とも最後まで見守っていきたいものだ。

 

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