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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  真の綺羅星! 第9話。ウザキャラが増えれば増えるほど、この作品は期待している方向へ進みます。前回みたいなシリアス展開でもばっちりキメられるけど、やっぱりこの作品は、馬鹿が一番。

 前回、サカナちゃんの逃避行にたまたま乗り合わせていた「天然ちゃん」、ヨウ・ミズノ。タクトとの運命の出会いを皮切りに劇団にも加入した彼女は、憧れのタクトとの距離を次第に縮めていく。そして、彼女の双子の姉であるマリノは、綺羅星十字団で傷心のヘッドに変わってバニシングエイジの指揮を任された重要人物であった。利害関係は複雑ながら、実力を認められた彼女は事実上、綺羅星十字団を統べることとなる。

 そして、そんなマリノの配下となるべき、バニシングエイジの真の姿。実力者を臭わせる曲者揃いの一団は、ヘッドが残した「第2フェーズではタクトに勝てない」という言葉を聞き入れず、理由を付けてタクトへと攻めかかる。しかし、案の定タクトは襲撃を一蹴。十字団にとっては、破損したサイバディの修復と、西の巫女の捜索が最優先事項であることが確認された。

 自宅に戻り、妹のミズノからタクトの話を聞くマリノ。タクトは打倒すべき敵なのは間違いない。しかし、巫女を見付けるわけにもいかない。なぜならば、愛する妹ミズノが、西の巫女の正体であるからだ。

 

 突如現れたピンク髪の曲者姉妹。かたや綺羅星を統率するリーダー格でありながら、かたや島の運命を左右する巫女の1人であるという。ワコやサカナちゃんはあっさり巫女だと看破されているのに、あの歳で巫女の正体が不明っていう状態はよく分からないが、とにかく巫女なので鳥とお話出来たり、呪文を使えたりするようだ。この島の超常現象に対する認識のレベルがよく分かりませんね。

 巫女は自然にタクトに惹かれ、そのタクトを倒すべき綺羅星幹部が妹である巫女を守りたいと思っている。何ともややこしい構図であるが、次回予告を見る限り、どうやらそんなマリノも恋愛モードに突入する模様。相手はタクトになるのか、それとも王であるスガタあたりか。バトルと恋愛が絡むとややこしくてしょうがねぇな。島中の女性キャラがエロ人妻や保険医みたいに色ボケの節操なしだったら助かるんだけどなぁ。

 新キャラの登場はなかなかのインパクトを伴っている。まず今回メインとなったミズノちゃんであるが、天然キャラそのものの設定ながら、前回の副部長の移動手段を見てすぐに実行してみる活発さと人智を越えた身体能力。鳥と話せることが自然に分かる特殊能力と、「じゃ、動物とは仲が良いんだね!」と思わせておいて副部長を絞め殺すうっかりっぷり。天然キャラってのは阿漕になると単なる馬鹿だったり鼻についたりするものだが、今のところミズノちゃんについてはそう言ったマイナス面の印象はありません。あ、絵は下手でしたけどね。

 そして、サブタイトルの割には妹よりもさらに目立っていたのが、姉のマリノ。普段の妹思いの控えめな態度と、仮面を被った後の超絶ウザキャラの落差がひどい(良い意味で)。綺羅星の連中は基本的にコント集団なわけだが、またまたいいかき回し役が現れたもんである。ヘッドがいなくなって代わりに一番目立つ席についちゃったもんだから、総会の円卓がほとんど女性オンリーになっちゃってるのはどうかと思うが……オーディエンスは楽しそうだからいいか。前から気になっていたのだが、あの総会を見て巻き起こる歓声やブーイングは、一体どこからわき上がっているんだろう。多分あの円卓の回りに下っ端構成員がいっぱいいるんだろうけど、わざわざあんな井戸端会議を聞くために召集されているかと考えると、なかなか不憫な集団である。ただでさえ島民の数なんて少なかろうに、夜中にあんなに大挙して大丈夫なのかね?

 そして、綺羅星内部の「仲の悪さ」を象徴するかのように姿を現した、バニシングエイジの隠し部屋(という名のお遊戯部屋)。「真の綺羅星!」ってことは、他の隊はあくまで噛ませ犬で、最終的にバニシングエイジが覇権を狙っているということなんだろうか。組織図がよく分かりませんね。一癖もふた癖もありそうな怪しげな男連中はいかにも綺羅星らしい物言いであるが、あり得ないくらいのあっさり展開で瞬殺されてる時点で、全員口だけのアホにしか見えないのが流石である。今回やられた奴が一番優れてる能力って、多分ダーツだけじゃないのかな?

 今回は綺羅星メインだったのであまり出番が無かった主人公3人衆だが、冒頭、一緒に風呂に入ることですっかり仲直りが完了したことをアピールするスガタとタクト。結局、前回の騒ぎでお互いのことは理解し合えたみたいですね。スガタが開き直って少々上から目線になってはいるものの、「王」と「戦士」という名の友人関係としては、案外ベストの形なのかもしれません。ワコとの関係もうまく行ってるみたいだし、こいつらはしばらく心配しなくてもいいんでしょう。

 残念なのはバトルシーンがどうしても薄味になってしまっていること。今回の敵に至っては、せっかく「槍使い」という属性があったのに、発揮する間もなく一瞬で退場させられた。一応タクトが勝利した理由として「直前に『俺のはちょっと長いぞ』という卑猥な台詞を吐いたスガタと一戦交えていた」ことがあげられるわけだが、それにしたって理不尽な負け方だ。そして、バトルシーンでサカナちゃんの「モノクローム」が流れないのも残念な部分。もう2度とあの雰囲気は楽しめないってことかなぁ……ミズノちゃんが早く目覚めて歌ってくれることを期待するしかないのか。そう言えば、前回のサカナちゃん旅立ち前のバスのシーンは、4人の乗客のうち3人が巫女だったことになる。……ってことは、もういっそ同乗していた科学部部長が残された東の巫女ってことで綺麗にオチが付くんじゃないだろうか。そうすればあのシーンの意味もしっかり生きてくることになるし。今後の展開に期待。

 で、当然キャストの話。ミズノちゃん役には遂に堂々のレギュラーを獲得しました、日高里菜が躍進。今まで見てきた中では一番年齢の高い役(一応「れでぃ×ばと」のみみなは19歳だけどな)ですが、考えてみりゃ本人と同い年なわけで、これまでよりも自然でのびのびした演技が期待される。あと、巫女だから今後は歌うことも強要される。さぁ、どんなものやら。

 そして、意外な伏兵として一気に表舞台に躍り出たのはマリノ役の「塩大福」広橋涼。普段のしっとりマリノは涼ちんとは思えない「普通の声」だったので最初気付かなかったくらいなのだが、綺羅星モードになった後のウザさは某ファミレスの山田をも上回る濃さ。ほんと、美味しいとこ持っていくよな。

 他にも、バニシングエイジの馬鹿共が増えたおかげで男性キャストも一気に補充。キャラの名前すらよく分からない連中だが、鈴村健一、梶裕貴、木村良平と、安定感のある面子が名を連ねている。石田彰が戦線を離脱した穴を埋めることが出来るだろうか。色々と楽しみだ。

 次回は何故か野球で勝負。突然の野球というと「宇宙かけ」のトラウマが刺激されてやるせない気分になるが、予告の画面だけ見たら作画のレベルが無闇に高い。期待して次週を待て。

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