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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 気付けば残り2話しかないという事実に愕然とする第11話。そりゃなぁ、原作があれしかないんだからもう終わるよなぁ。

 Aパート「人形じゃなイカ?」。徹底的なホラー風味が貫かれており、正直私のようなチキンハートの持ち主は、これだけでも充分怖い。水島監督はグロ気味の映像は何故か気合いを入れて描く傾向にあるせいで、メインテーマとなった人形の描写が本当に薄気味悪い。全体的にカラートーンを落としておどろおどろしさを強調してみたり、普段は(そこそこ)常識人であるはずの栄子のセンスをちょっとおかしくして違和感を出してみたり、まるでイカ娘じゃないかのようなしっかりした脚本・構成である。

 普段はイカ娘がボケで栄子が突っ込みなのだが、今回ばかりは栄子の方が天然気味におかしなセンスを発揮しており、視聴者は完全にイカ娘視点から物語を追うことになるわけだが、気付けば「赤外線」だのなんだのとすっかり人間界の言葉に詳しくなっているイカ娘に、予想以上に共感を抱きやすくなっている。加えて、昼間にダラダラと家でくつろぐイカ娘の姿があまりにも自堕落で、生活感溢れるものになっているので、その辺りにも妙な親近感を抱いてしまう。あの長さのスカート(?)であられもなくグダグダしてると、絶対見えるところからは見えているはずなんだが、あの家で男はたけるしかいないから構わないのか。それにしても、早苗が来た時にベッドの上で本を読んでるイカ娘の格好が何か変だったけど……あんな格好で雑誌読む人っているのかしらね。

 Bパート「疑惑じゃなイカ?」。シンディーと三馬鹿の魔の手が、イカ娘以上に謎の多い千鶴へと変更されるというお話で、筋を追うと本当に予定調和で何もしていない1本。やっぱりこういう救いようのない脚本を見ている方が、イカ娘を見ている気分が出ます(アレ?)。そんな中でもさりげなく三馬鹿の埒外の技術力を披露してみせたり、イカ娘のちょっとした触手の使い方でみせたり、作品の空気を維持するファクターはそこかしこにちりばめられている。というか、それしかない。千鶴メインだからもう少し千鶴のアクションで見せてくれるかと思ったのだが、今回はそんなこともなかったぜ。

 Cパート「登山しなイカ?」。海の使者を山に連れて行くだけのお話で、「イカ娘に何かを初体験させればそれだけで1つのエピソードになるよね」という分かりやすい構成。いかに真夏とはいえ、あの軽装で出かけたイカ娘が虫に刺されないのだろうか、というのが一番の見どころである。あ、あと千鶴の「キングコブラがイカ娘の触手をマングースと間違えたみたいね」っていう部分も、どこをどう突っ込んでいいのか分からないという意味では見どころかもしれない。どういうことやねん。

 オチは、せっかく早苗を持ち出してきたのに特にありませんでした。めでたしめでたし。

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