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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 過ぎ去りし一夏、最終話。「日常ものはふっといなくなるので終わった後の虚無感が半端無い説」を唱えている私だが、こうして真正面から最終回っぽいことをされると、それはそれでクるものがあります。

 Aパート「戦わなイカ?」。最終回に必要な要素その1,全員集合。これまでイカ娘が出会ってきたキャラクター総出演によるビーチバレー大会。これが最後とばかりに躍動感溢れるイカ娘のバレーボールアクションが本当に無駄なクオリティを発揮して、このアニメの気合いの入れ方が正しいことを積極的にアピール。初回放送時は「なんと自然な触手の動きかッ!」と感心したものだが、改めてその「らしさ」が堪能出来る。もちろん、一番のアクションを見せるのが触手ではなく千鶴であるというのもお約束。必殺アタック画面に見えるありとあらゆる技法を見よ。

 小ネタとしては、渚の妄想の中でイカ帽子を被せて洗脳するシーンがやたらめったら可愛い。なるほど、帽子があればそこから触手も生えてくるのか。そして、これだけのクオリティを発揮したエピソードでも、安心のオチである。いや、オチがあるだけ優秀だが。

 BパートからCパートは、最初で最後の2部構成、「ピンチじゃなイカ?」「もっとピンチじゃなイカ?」。イカ娘の機能不全による悩みと共に、彼女の帰属意識の本質を改めて問い、友情の物語として再構築された「最終回向け」エピソード。最終回に必要な要素その2,別れと感動。「イカ機能が使えなくなったら、ただのウザイ奴だぞ」などという酷すぎる台詞をしれっという奴との友情が美しい物語になるのかどうかは定かでないが、お約束展開なのに見入ってしまうのはどうしたことか。それもこれも、全部イカ娘が可愛いせいである。

 考えてみりゃ、このエピソードはなんか色々おかしい。「海へ帰る」と言いつつ止めてくれることを期待していたイカ娘と、それすら見越して「帰るしかないな」と促す相沢家の面々。半ばドッキリのような形で海へ追い返しておいて、「あれ? 帰ってこない……」と寂しい思いをしつつあっという間の1年間。原作では1度も描かれていない、夏以外の季節を経過させたというだけでも驚きだが、「帰ってこない……」と放置した状態で1年経過してしまう意味が分からない。なんで1年もしてから「本気で帰りやがって……」って言うんだよ。早苗とかよく耐えられたもんだ。そして、あっさり(1年かけて)帰還したイカ娘に対する歓迎ムードもひどくあっさりしたもの。な〜んか変なノリだよな。ま、そんなよく分からないあれこれを「ショートカットイカ娘&だわ語尾」のインパクトでねじ伏せるのもずるい。っつうか、普段からゲソゲソ言ってたのは本人もおかしいと思ってたのかよ。

 クライマックスはこの手の作品ではお約束のシーンで、「やった! イカのトイズが戻ってきた!」ってなもんだが、最後の最後で能力を取り戻すきっかけになったのが栄子っていうのはなんだか嬉しいね。普段の配役から考えたらたけるの方が自然な気もするのだが、イカ娘の問題を解決してくれるのは、やっぱり栄子なんだ。普段の態度がそっけないだけに、こういう締めは嬉しいです。……ところで、あの女の子って結局誰なん? 原作ろくによんでねぇから分からん。投げっぱなしでお別れしたってことは……続編フラグかな? かな?

 とにかく、いつも通りのイカ娘に戻れたところで、今回のアニメシリーズはお別れだ。海中のクライマックスでは特に何とも思わなかったのに、エンディングテーマのラストでこっちに手を振ってくれたイカ娘を見て、不覚にもうるっと来てしまった。あぁ、こうしてまた1つ時代が終わっていくんだなぁ。

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