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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ」 5

 タイトルなげぇなヲイ。ちゃんと丁寧に読むとだいたいどういう作品か分かるのでいいタイトルだと思いますよ。まぁ、それを言ったらなろう系タイトルの方がわかりやすくはあるが。

 結構大々的にCMを打っていたので気になっていた、なんか変なプロジェクトである。あの「ストライクウィッチーズ」シリーズの新作ながら、なんとあの世界観で戦闘を行わず、激励部隊としての音楽を取り扱うという、猫も杓子もアイドルアイドルなこのアニメ業界に、飽きもせずさらなるアイドルユニットをぶっ込んでいこうという、いくらなんでもガバガバすぎやしないかという企画。でもまぁ、ここまで辿り着いたってことは勝算があるってことなんだろうなぁ……。何をもって勝ちとするかは人それぞれですけどね。

 プロジェクトに利点があるとすれば、それはもちろん「ストライクウィッチーズ」の世界観を丸ごと踏襲できるという部分。すでに一定数のファンがいるわけで、その世界の中に息づくアイドルという設定がうまくハマれば、苦労してドラマを作り上げずとも勝手に旧作が新たなアイドルのバックボーンを補強してくれる。また、それまでアイドルのアの字もなかったサバイバルでミリタリーな世界にポンとアイドルを投げ込むことによるミスマッチも何某かの刺激になるやもしれん。実際私も、久しぶりにストライカーユニットを履いて宙を舞うウィッチの姿を見て懐かしさを覚えたのは事実である(まぁ、前作はそこまで昔でもないんだけども)。

 転じてデメリットがあるとすれば、単にメリットの裏返し、つまりサバイバルでミリタリーな世界でアイドルなんてやっとる場合か! という反感が先んじてうまくハマらないケース。一応簡単に確認してみたが、舞台となっている1944年は宮藤芳佳入隊の年、つまりストパンにおける最も戦争が激化している年代と言える。そんな中で、1話目でみたようなのんびりゆるふわな連中がお気楽に歌謡で遊んでていいのかという齟齬がうまいこと埋められるかどうか。まぁ、ちゃんと隊長が唱える「歌の価値」が認められる展開になればいいのだが……。

 個人的には、今までに無い方向性のアイドルプロジェクトなのである程度は成功してほしいと思っているのだが、気になるのはせっかく突飛な設定のアイドルのくせに、オープニングで歌った曲がすげぇ普通のアニメアイドルっぽい歌とフリだったこと。せっかく「戦時中のヨーロッパ主体のチーム」って設定なのだから、当時の音楽性をもっと活かした独自のスタイルを打ち出した方が際立ちはあったと思うのだが……ふつーにスクールアイドルと同じことやってしまっては、結局はアイドル戦国時代に太刀打ちできない気がするのよなぁ。キャスト陣も基本はこのプロジェクトのために集められた新人みたいだし、ポシャったらかわいそうなのだが……さてさて。

 制作がシャフト、監督が佐伯昭志という座組みというのがちょっと意外な組み合わせかと思ったんだが、なんとこれ、「アサルトリリィ」と同じ組み合わせ。ってことは映像部分でのクオリティは期待しても大丈夫かな? 1話目は確かに可愛くはできてたんだよね。さぁ、頑張れ新たなアイドルたち。

 

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