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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 百合にBL、最近のアニメはなぜこうも同性愛と密接に結びついているのかと悩まずにいられない第7話。ひたぎ、真宵、そして今回の駿河。この作品に登場する女性キャラクターは、みんなどこかおかしいのに不思議な魅力があるもんだ。

 襲撃者駿河宅を訪ね、事の真相を知ることになる阿良々木。「猿の手」の怪異にとりつかれた神原は、日が暮れていない限りはまっすぐで気のいい百合少女。赤一色の奇妙な書物の山に囲まれて、二人は情報の確認を行う。相変わらず場面転換皆無の会話劇。奇妙なハンドサインの実写や旧作漫画アニメの露骨なパロディ、ひたぎのメタファーとなるホッチキスなどの画に、神原のひたぎへの思いがのせられる。冷静に考えれば、お話としては単なるレズビアンの嫉妬心と悩みであるが、やはり会話のテンポと動きの奇妙なグラフィックのせいで、話の中身すら奇妙なものに思えてしまう。いつも不安に思うのだが、この作品のアフレコでキャスト陣は何を目安にタイムカウントを計っているんだろう。やろうと思えばどんな尺でしゃべっても許されそうなんだけど。

 Bパートは忍野のところへ向かう2人。悩みを打ち明けてしまった駿河は、この道中はほぼセクシャルな会話のみ。もう、なんか、すごい。会話の内容もすごいが、野放図に走り回る映像がやっぱりすごい。赤塚、手塚、水木etcと居並ぶ巨匠のパロディが大量の「危険」「立ち入り禁止」などの表記に紛れて飛び回る。徐々に加速するエロトーク、スパッツトークに合わせてイメージの中の神原も次第にその速度を増し、対抗するかのように阿良々木のマシンガントークも加速する。このあたりの投げつけてくるようなトーク劇は、本当にシャフトならでは、西尾維新ならではのものであるか。沢城キャラはあまりエロトークをする機会がないので、非常にありがたいシーンでした。

 今回も見れば分かるが尾石達也のコンテ。どこぞで「駿河問い」のイラスト流用が話題になっていたが、他にも文字データのはさみ方や、実写と画像の絡め方、そして、野放図なように見えて実はストーリーに首の皮1枚でつながるイメージ映像のバランス感覚など、この人の作劇は本当にエキサイティングである。ホチキスの針でがんじがらめになる神原、興奮や焦りで画面自体の動きもどんどん速くなっていく阿良々木など、あくまで話の流れを意識した画面を作って、その上で完全に「ふざけた」ものに仕上がっているのは流石だ。まぁ、絶対に人を選ぶ描き方だとは思うけどね。

 そしてやはりというか、またというか、今回もキャストの力をまざまざと見せつけられた。シャフトのキャスティングは本当に同じ役者を使い続けるので賛否あるらしいが、やはり、こういうものを見せられたら文句のいいようはない。まぁ、エロトークでテンションが上がる阿良々木さんは中の人そのまんまだけどね。 

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