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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ラブオールプレー」 5→5

 終わってみると、何だか憎めない作品になった気がする。例によって土曜夕方のアニメは相性が悪いのでそこまで真剣に観ていたわけでもないんだが、視聴中に減点があんまり無くて、ず〜っと「なんとなく」で観ていられる作品になっていた気がする。

 1話目視聴時の印象からも特に大きな変化はなく、「スポーツアニメにしちゃぁ試合時の作画がもっさりしてんな」と思った部分はそのまんま。アニメーションでみるべき点があまり無いのだが、「ながら視聴」くらいの気楽な付き合い方が出来るという意味では負担がかからない楽な作品。特別良くはないとはいいながら、それが大きく崩れることもなく、2クールを平均的なクオリティで安定して走り切ったのはむしろ評価ポイントかもしれない。

 シナリオに関しても、個人競技のバドミントンを題材にしているため、ダブルスやチーム戦などで仲間との絆を描くことも可能だが、最終的にはドラマは個人に帰属していく。最後に収まるべきは主人公・水嶋の物語であり、そこに至るまでのシナリオラインは手堅くまとまっている。興味深いのは対戦相手の構造で、IHなどの学校対抗が基本である高校スポーツにおいて、個人競技ではライバルはだいたいよその学校にいるのが一般的。その点、最後まで同じ部活の先輩である遊佐が最大最強のライバルとして立ち塞がり続け、その王者としてのポジションが揺るがないというデザインは案外珍しいんじゃなかろうか。遊佐は最後まできちんとキャラが立っており、ねーちゃんも絡めた三角関係(?)を活用して日常生活と競技においての二面性を面白い形で表現してくれた。強いキャラが最後までちゃんと強い作品は安心出来るよね。

 2クールとそれなりに尺はあったが、2年分(エピローグも含めれば3年分)の物語が詰まっているので間伸びしている感じはなく、チームメイトの個別エピソードを適宜挟みながら成長が描かれるので、「部活運営アニメ」としてもそれなりの解像度がある。個人競技としてのライバル関係、そして団体戦レギュラーをめぐるやりとりに、学年の上下を巡る対抗意識など、中高時代に運動部に所属していれば「あー、何となくこんな雰囲気もあったなー」と感じられる部分がちょいちょいあるのも面白い。おっさんになってから振り返れば、部活してる間の時間って、もうそれだけで面白いし、貴重な時間だったよなぁ。

 というわけで無事に2クール完結できて良かったです。秋からはまたまたこの枠にヒロアカが戻ってきます。

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