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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「はたらく魔王さま!!」 5→4

 何事にも旬ってあるよね……という訓話。そんな見方でアニメの品評をすべきではないが、こうしてリアルタイムで放送しているアニメを見続けている都合上、どうしたってタイミングってものは存在する。

 やはりどう考えてもさ、アニメだけじゃなくてあらゆるメディア・娯楽において出すべきタイミングってのはあるのよ。1期がどれだけ良い作品で、どれだけ楽しかったとしても、9年の時を経ての再出発は「もう、今じゃない」という感情が先に立つのは避けられぬ。最上なのはヒットしてすぐに準備を初めて1年以内に「2期目」が放送できるくらいのスピード感だが、アニメ制作ってのはとにかく手間がかかる。人員も、予算も、環境も、全てを揃えて気付けば9年。泥縄というわけではないが、これだけエンタメの消化回転の速いご時世に、待ってくれる視聴者はそうそういるもんじゃないだろう。それは単に飽きるとか忘れるというだけでなく、人の心と体も9年で変わる。すでに今作は「古ぼけた」アニメになってしまっている。

 いや、内容云々については大きな不満はないけどね。この9年で起こったアニメ業界の変化といえば何と言ってもなろう系の隆盛なわけだが、今作の構造がそうしたなろうストリームから直接影響を受けるようなものでもないはず。確かに「魔王」とか「転生」みたいなキーワードは共通するが、こちらの作品が目指しているのはあくまでも現世でのホームコメディであって、どっちかっていうと「異世界おじさん」に近いもの。決してなろう文化に食い荒らされて衰退するってことはないはずだ(多少なりともマンネリになる部分はあるかもしれないが)。その上で、今見ても「ピンと来んなぁ」となってしまうのは、もうアニメ業界云々の流れではなく、純粋に社会が「こういう作品」に心動かされにくくなっているということなんじゃなかろうか。新鮮さがあったあの当時の「魔王コメディ」が、今となっては「ハイハイそういうやつね」で一蹴されてしまう。何とも無情な時代の流れである。

 いや、無理くり内容面でいちゃもんつけてますけど、正直、ホームコメディとしての立ち位置がそこまで凋落したとは思ってないんだよね。今作が響かなかった最大の理由はどう考えても作画クオリティです。もう、それに尽きます。今期感想、やたらと「作画が酷すぎた」が並んでる気がするんですが、手抜きじゃないんです。実際そうなんです。そりゃ毎クール必ずショボ作画作品なんてもんは一定数あるはずなのだが、今期はどうにも「致命的なところでありえんクオリティ」みたいなガッカリパンチを食らった回数が多くてなぁ……今作も1期のクオリティから期待していただけに………………とてもとても残念でした。

 しかもすでに続編(分割2クール?)が発表されているとかなんとか。ねぇ、もっと上手く作ってくれよ。頼むよ。

 

 

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