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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「転生したら剣でした」 4

 「変なものに転生」系の1つ。そんな系列があるかどうかは知らんが、まぁ、そう呼んで差し支えないくらいの数はきっと揃っているんだろう。

 まずもって、なろう的シナリオラインの酷さは今期でもトップレベル。いや、勝手にこちらの想定を覆されたから拒絶反応が出ているだけかもしれないが……でもさ、普通「剣に転生するなろう作品があるんですよ」って言われたら、「ほう、物に転生するってことは、自分1人じゃ何もできない状態から人間関係を構築していくのか、それはそれで面白そうだし、他のなろうともはっきり差別化できて良いアイディアじゃないか」って思うじゃない。なのにさ、開始1分で剣が空飛んで動き出すんだぜ? 動けるんかい。自分で切れるんかい。ほなわざわざ剣に転生する意味無いやないかい。

 そこからの展開も毎度お約束の、謎のスキル礼賛展開で思いついたマウント要素をスキルという名で何の根拠も関連もなしにペタペタと貼り付けていくだけで、そこに何一つ心躍る要素はない。視聴者は単に数字の上昇だけをみている状態であり、よりによってその数値上昇フェイズもダイジェストでお送りされるため、本当に事務処理を見せられているような心持ちである。ここまで1話序盤で「掴まない」展開もなかなかお目にかかれない。なろう世界の効率主義ここに極まれり。

 幸か不幸か、1話目後半でようやくその流れは止まり、剣である意味も多少は生まれてくる。メインヒロインとの遭遇、そして「武器と装備者」の関係の構築。いや、最初からこの構図で良くない? 「一人では何もできない主人公がヒロインと二人三脚で成長していく物語」でいいじゃん。なんで「単体で何でもできちゃう妖怪が不慮の事故でロリっ子に目を付ける物語」になるのよ。ここからの成長譚の意味合いが全然違うじゃん。

 まー、そうしてたどり着いたヒロインのデザインは悪くなく、映像も全体的にまとまっていて平均値は高いので、ここから心を入れ替えてきちんと「お話をやる」意識で2話目以降を進めてくれることを願おう。それにしたってこの世界観はかなりキツいと思うが……。なんで異世界ヒロインって耳が生えてないとダメなんだろう。生えててもいいけど、たまには猫耳とエルフ耳以外が存在してもいいじゃない。パンダ耳とか。

 

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