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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「忍の一時」 6→4

 わざわざオリジナルアニメで今更「現代忍者もの」なんてジャンルに踏み込んだ作品だったので、「なんでそんな茨の道を……よっぽど勝算があるのか?」と思って期待票を投じては見たものの……なんか、思った以上に「ふつーの」作品になってしまった。

 正直、落ち度はほぼ無い。シナリオだって1クールで綺麗に収まっているし、映像作劇部分についても終始安定していてマイナス要素が無い。起承転結を押さえたとても無難な作品には違いない。違いないのだが……観てて何も残らなかった。多分、一ヶ月も経ったら作品そのものの記憶も消えてしまうんじゃないかと、そんな不安さえ覚えるくらいに無味無臭の作品だった。改めて「何でそんな茨の道を?」という疑問が首をもたげる結果である。「忍者」がテーマなので隠密行動からの知謀策謀、裏切りも交えた血も涙も無い情報戦が繰り広げられるのを期待する。実際に裏切り裏切られは作中で何度も描かれているのだが、何とまぁ、その中核に現れたのは「自動裏切り装置」とでも呼ぶべき生まれ持っての裏切りマシン作成プロジェクト。「現代戦ニンジャ」というコンセプト自体が割とネタ要素なので「どないやねん」と思いながら数々のメカニックを見守ることになるのだが、製作側はどうやらそうしたガジェットをフル活用して真っ当な人間ドラマをやりたかったらしい。この食い合わせがどうにも座りの悪いものになっており、どういうテンションで見守ったらいいのかが最後までよくわからない。「メカ+ニンジャ」という組み合わせについては最近どこぞの次元で振り切れた事例をたっぷり見せてもらったので、トンチキ具合についてもそこまでトンデモに振り切れているわけでもない。「はみ出さないよう」に安全なルートを選んだ結果、際立った味わいに辿り着けなかったということなんじゃなかろうか。

 まぁ、だからとて何をするのが正解だったのかはよく分からないのだが……オリジナル企画って、三振かホームランかでいいと思うのよね。いや、三振ばかりだとどんどんやるせなくなるけどさ。

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