忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[9291] [9290] [9289] [9288] [9287] [9286] [9285] [9284] [9283] [9282] [9281]

「ヤマノススメ Next Summit」 ―→6

 登り切ったわねぇ……。ゆるくない方の山アニメ、想像以上にがっつり山。

 これがシリーズ初の30分枠だったとは思えないほどの横綱相撲。余計な小細工無しに、とにかく「山登り」というテーマだけをストイックに描き、その景色だけで結果を残した。考えてみりゃ、こんだけ真っ当に「趣味アニメ」を貫き通せる作品ってのも珍しいのかもしれない。3期目には賛否あったシナリオラインも、むしろあのタイミングで「それなりにシリアス要素も多めで」みたいなこの作風に馴染んだおかげだろうか、「山を舐めるなッ!」という警告も合わせて、真摯に山と向き合う姿勢は真っ正直で見応えのあるものになった。いや、別にそこまでガチで登山に命懸けって訳でもないけどさ、「女の子が趣味やってきゃっきゃうふふしてれば満足なんだろお前ら」みたいな誤魔化しでは終わらせない、という意気込みは感じられたのよね。何気にあおいたちの登山グッズとかもレベルアップしてるし、ゆるふわ女子高生登山から、「ゆるふわ」が抜けるくらいのレベルには到達してるんだと思う。

 それが作品の描写として反映された部分はいくつもあるが、分かりやすいところでは「どうやって作ってんの?」と話題を呼んだ背景美術がある。今作のタイトルは「山のすゝめ」なわけで、その主役はやはり山なのだ。実写とまごうとんでもねぇ背景に彩られ、あおいやひなたの体験する「山」が画面にも鮮烈に映し出される。きちんと1シーズンを走り切るだけの体力もあり、作画部分では「綺麗」と「かわいい」をしっかりと維持してくれた。あとは吉成鋼のありえん作業量が成し遂げた毎回のエンディングな。どうみても趣味丸出しやんけ、みたいな映像もちらほらありながら、毎回最後まで興味を引っ張って楽しませてくれるエンディングの景色は作品の本質に噛み合いながら、魅力を増幅させてくれていた。「ただひたすらに描かれた景色が何よりも魅力につながる」っていう構造は、最近の作品だと「スーパーカブ」にも通じるものがあったかもしれませんね。

 あおいが大願を成し遂げ、ひとまず作品としては大きな節目を迎えることが出来た。この続きがあるかと言われると難しいのかもしれないが……僕らのゆかもこは永遠に不滅です。

 

拍手

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
2
22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[10/21 seachicken]
[10/11 Serra]
[10/07 とみしの]
[10/05 NONAME]
[09/29 NONAME]
バーコード