最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「モブサイコ100 Ⅲ」 ―→7 やっぱ凄いアニメだわ。いちいち感想とか書けなかったけど、このクオリティの作品が平然と垂れ流されてる現代社会には感謝しないとあかんわ。 正直言うと、ラストの暴走編は同じような流れで何話も続いてしまい、ゲストキャラこそ贅沢だったものの多少ダレたかなぁ、と思って減点も考えたのだが、最終回でのまとめ方が本当に見事だったので総合で問題無しと判断した。こんだけいろんなテイストが同居して、どの方向にも輝くものがあるってのはすげぇわ。序盤のブロッコリー編は素直にバトルものとして、エクボとの関係を清算する物語として説得力のある作りだったし、箸休めとして合間に挟まった脳電部部長とのお話も今作の一翼である青春ストーリーとして秀逸。クライマックスとなるモブ暴走編は今作の根幹であるモブという一人の少年の自己言及へと立ち返り、最大のキーパーソンである霊幻との関係性にも決着をつける。全てが収まるべきところに収まる綺麗なストーリーテリング。個人的には、最終回で流れた挿入歌が「99」で、今期メインテーマ「1」と合わせて綺麗に「100」へと収斂するデザインがあまりに美しくて感動してしまった。 今作における総監督・立川譲の素晴らしい仕事ぶりは何度も触れていることなので改めて褒め倒すような流れになってしまうが、改めてシリーズを総括すると、今作で最も白眉だったのは「アニメ化において何を加えるか」というその手並みだったように思う。言い方は悪いかもしれないが、これの原作って、あまり絵が上手い方の漫画ではないはず。いわゆるヘタウマというか、味のあるテイストの原作を使って「超絶作画アニメ」を作るに際し、原作絵の基盤となる「ちょっと崩れた絵」は常に大事にしつつ、その粗みたいな部分をむしろモーションにおける刺激へと転化していく。子供の落書きみいたいな背景とかガジェットでも、動かし方やキャラとの絡め方次第で嘘みたいに存在感が増し、ありえないデザインが1つの世界として不動の地位を得る。その有無を言わさぬ説得力は、「ただ動かせばいい」「綺麗に見せればいい」という怠惰な制作理念からは現出し得ないものだろう。クセも毒も全て飲み込んで、最大限に「らしい」アニメを見せようとする努力が、今作を傑作たらしめたのだと思う。 何はともあれ、3期に渡る長いシリーズを完結に導いてくれたスタッフの方々に最大の感謝を。幸せなアニメ化を見るだけで、心の平穏が保たれますよ。
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