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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 俺たちはいったい何を見せられてきたんだろうな……最終話! 襲いくる不条理の波に脳が悲鳴を上げる。記録じゃねぇ、記憶に残れ。

 先週で嵐子が去り、残るはエピローグのみ。そんな姿勢で最終話を事勿れに収めようものなら叩いてやろうかとすら思っていたのだが、大丈夫(?)、この作品にそんなお為ごかしの心配は無かった。想像以上の理不尽、想像以上のどないやねん。この作品は、これでいいのだ。元々「メイド+任侠」というよく分からない足し算からスタートしたこの作品。作中世界ではそんな歪な足し算がさも当然であるかのように、一切容赦なく粛々とストーリーが進み、その条理と実在のギャップに視聴者は苦しめられる。その不協和音こそが今作最大の売りであり、何を叫んでも無駄なのだという絶望こそが最大の楽しみだ。しかし、人間という生き物は恐ろしいまでに「慣れる」生き物。どれだけの不条理が垂れ流されようとも、1クールもアニメが続けばその異和にも次第に慣れようというもの。そうして迎えた最終回は、慣れ親しんだこの秋葉原に調和と収斂をもたらすものかと思っていたが、そんなことは無かった。突きつけられたのは更なる不協和。萌えと仁義が織りなす、まごうことなき「任侠メイドアニメ」。走り切った先には焦土だけが残り、草木も生えぬ荒地の果てに、和平なごみはただ微笑むのである。

 OK、私の負けだ、このアニメは凄まじい。よくこの最終回を選んでくれたものだ。意味など無い。ただ恩讐の果てにあるのは、殺し殺される憎しみの連鎖。終わりなき抗争の先には崇高な理念も尊い犠牲も無い。力無き者が淘汰され、己が信念に従い、強かに生きた者だけが勝ち残るケダモノの世界。嵐子の精神を受け継ぎ、なごみは生き抜いた。ただそれだけの結果なのだ。もう、誰がどう死んだかなんで、どうでもいいじゃないですか。まぁ、ラストカットをあの御徒町で決めてくれたセンスは最高すぎるけども。

 「どんな最終回だったの?」とか「どんなアニメだったの」と言われても、私はこのアニメを自らの言葉で解題出来る気がしない。ただ1つ言えるのは、「大馬鹿だったけど、達成感は得られたよ」と。結果は残したので、後の判断は1人1人の受容者に委ねられます。もう、多分書くこともないだろうから、最終感想は声優の話ばっかりしようかと思ってます。とんとことんに幸あれ。

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