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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」 4

 記念すべき折り返し点となる8なろう目。「なろうアニメの折り返し点」とかいう地獄のような概念……。

 一番の心配は「ろうきん」っていう略称がすげぇエゴサしづらそうだな、っていうこと。実際今ググったら案の定別な労金が出てきたし。これでアニメの影響で検索汚染されて今作がトップに出るようになったらそれはそれで末法だな、という感じもしますけどね。とにかく、そんな長くて覚える気が起きないようなファンダメンタルなろう。データをチェックすると開始時期は2015年と比較的古い作品のようで、導入が本当にレトロなろうだし(いや、死にかけた理由が斬新すぎてわろてもたけども)、「異世界に飛んだんだぁ」ということを実感するまでに割と筆を割いているあたりは、毎度のようにぼやいている「異世界転生の意味無いやんけ」という愚痴が無くなる設定なのでそこはちゃんとしてる。また、今作で新しいのは「異世界転生」ではなく「異世界と現実を自由に行き来できる能力」を手に入れたという部分で、主人公は早くも「現実世界の物品をそのまま持ち込めば商売になりそうだ」というところまでは思い至った。最近の作品だとそれすら面倒で異世界にAmazonで直接荷物を届けたりするらしいので、転移をするにしても色々と現実的な(?)ラインを想定して動くあたり、まだ良心が残ってる時代のなろうだなぁ、という感じはする。

 ただ、だからと言って面白そうに見えたかと言われたら全くそんなことはなく、個人的にすげぇ勿体無いと思ったのは、「転移能力」と百歩譲って言語獲得までは今作の個性を出すための大事なツールではあろうが、なぜそこに「脅威的な治癒能力」とかいう余計な手心を加えたのかという部分。そういうことするから、「結局チートやんけ」という印象になってしまうのだ。これが本当にせこせこと物品を移動させて金を稼ぐだけの展開にしてくれれば、ドラクエ4における3章みたいな稀有な立ち位置になって面白さにつながった可能性もあるのだが……いや、でもまぁ、流石にこの設定で魔王軍と戦ったりはしなそうだから、そこら辺は注目してもいい……のかもしれない。どうだろう、戦うかな? 戦う気もするな。

 ただまぁ、なんにせよ主人公のモチベにいまいちついていけないところがどうしてもネックになり、「こんだけの無茶な状況に現実的な蓄財計画で対応しようとしてますよ」ってのが面白さだとは思うのだが、「自分のチートに信頼が置けないから」というのがスタート地点であるなら、やっぱりいちいち転移なんかせずにどっちかの次元で堅実に生きた方がいいと思うんですけどね……なんでわざわざリスクがある方に進むのか、その辺は共感できないのでなんか気持ち悪い。なんとか、今後のビジョンでいくらか説得力を出してほしいもんである。

 中の人は、「バーゼの中の人」もしくは「ひなたの中の人」、長江里加がいよいよ主演にまでのし上がってきた。いい具合に変な声なので嫌いじゃないんだ。

 

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