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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「虚構推理 Season2」 ―

 こちらは2年ぶりの2期目。そうかぁ、ギリギリコロナスタートくらいのタイミングでの作品かぁ。もう、時間感覚がバグってるからもっと前だと思ってたわ。

 1期は大して印象のなかった作品で、多分アニメとしての食い合わせの悪さは相変わらずだと思うのだが、久しぶりにその概形を見るに、このごった煮感というか、無茶苦茶さはむしろ美味しいかも、と思わないでもない。当初の見方は割と一方的だったかな、という思考修正を……するかどうかちょっと迷っている。

 1期の際に想定していた作品コンセプトとしては「探偵は常に都合のいい手がかりを集めて解答を提示するものであるなら、その極致として『探偵が嘘だと分かっている真相でも、やろうと思えば真実にできるのではないか』という探偵デザインが成立する」という挑戦がある。まぁ、実際にそれをやろうという意識もあるんだろうが、もしかしたらことの発端はそんな御大層な志などではなく、単に「人ならざるものを相手にもそれなりにミステリっぽいことがやりたい」だったのかもしれない。相手がバケモンで人の理屈が通じない状態で、いざとなったらチート無敵の主人公が腕力で相手をねじ伏せにはいくのだが、その前段階として一通り、妖怪の類もロジックでねじ伏せられたら面白いんじゃね? というくらいの思いつき。むしろそっちの方がアニメの原作としては真っ当な志かもしれない。

 そうして「なんか変な絵面」を優先させる作劇になるとすれば、一応アニメにする意義も生まれるのだろうか。ただ、やっぱりそのごった煮的な雰囲気がどうにもチグハグというか、明らかに混ぜられないものを混ぜてるような違和感が先に立つのは今期も変わりそうもない。やっぱり、「本職のロジック展開」にするときだけ明らかに空気が変わるんだよな。せっかく幽霊連中に嘘ロジックを突きつけて納得させようという「無茶な」展開になっているのに、それに反論してくる幽霊がクッソ冷静なんよ。「こういう無茶なことがあったやで」と報告したら「はえー、そうなんかー」で納得しちゃった方がバランスがいいはずなのだが、そこは「推理」というベースを崩すわけにはいかず、全ての登場人物がきっちりミステリ的な「詰め」を意識した会話をしてしまう。「このルートはまだ埋めてませんよね?」「こっちのルートの推理はダメなんですか?」と。まぁ、ミステリ書きとしては当然の処置だし、そこをごまかしたら作品は成立しなくなるんだろうが……なんか、本筋に虚飾を施したような作品デザインが明け透けになってしまい、微妙に気持ちが悪いんだよな。この二重人格みたいな構造には最後まで慣れないんやろなぁ。

 ま、1期時点で「とりあえずおひいさまの下ネタトークを聞いてればいいんじゃないかな」という一抹の真理には辿り着いてるので、今回もそれでいいと思います。

 

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