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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「久保さんは僕を許さない」 5

 なろうの激流に押し流されてともすれば印象が薄くなりがちだが、その実がっつり生き残っている「お隣○○さん」シリーズ。今期も既に長瀞さんとタッグ状態であり、まだまだ尽きぬ有象無象が這い出してくるのである。

 とはいえ、今作は○○さん側である久保さんには大した特殊設定は用意されておらず、むしろ主人公の方が特異体質という割と珍しいパターン。まぁ、阿波連さんの隣のあいつなんかもだいぶ特殊能力持ちっぽいところはあったが、あくまで隣のヒロインに合わせたが故の能力開花であり、今作のように主人公の性質に全のっかりのヒロインというのはあまり例が浮かばない。必死で思い出したら、一応「となりの関くん」は男の方に属性があったが……あれは横井さん主人公だよなぁ。ちなみに横井さんのCVも花澤香菜だったのは……単なる偶然。「○○さん」キャラでCV花澤香菜って何があったっけ、と思って確認したのだが、意外に該当作品がなく、全力で遡ったらなんと森田さんにたどり着くという。10年選手やん。

 映像制作はPINE JAM。前クールの「Do It Yourself」で話題を呼んだ渋いながらも着実に実績を残せるスタジオであり、今作に置いても、グッと筆の数を増やして描き込んだ「がっつりヒロイン顔」の久保さんと、シンプルでギャグとの境目すら曖昧な普段のキャラデザがうまい具合に同居している。どうせ動きなんぞほとんどない作品なので画で説得力を持たせるというのは難しいかもしれないが、最終的に全弾を「ヒロインが可愛い」に費やすことができる構造だからこそ、潔くそこにつぎ込んでいくのは正しい判断だろう。こういう作品の「大した個性も持ち合わせてないナヨナヨ系男子」は嫌われることも多いのだが、少なくとも現時点で白石・久保間の関係にストレスは感じない。まぁ、一瞬「これもまたエロ漫画の開始数ページなのでは?!」と息巻いたが、そこまでいくこともなさそうなのでダラダラ見守っていけばいいんじゃなかろうか。例によって「出オチ感の強い設定だし、ここから広げられるんかい」という不安はつきまとうが……○○さん系作品はいっつもそう思いつつ、なんとなくクリアしてるのである。

 ちなみに、そんな本編の評価と全然関係ないところでびっくりしたのは、オープニングの花澤香菜の歌ってる歌、作詞のところに藤村鼓乃美の名前がクレジットされていたこと。調べてみたらふつーに作詞家としての仕事でも結構な実績を残してるらしいのだが、全然知りませんでした。業界での生き残り方にも色々あるんやなぁ。

 

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