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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 先が読めないのは事実、第4話。この「何が起こるか分からん」感じが、狙っている意外性なのか、それともなろう特有の行き当たりばったりの極みなのか……。

 引き続き「気になる」作品ではあるんですよ。幸いにして作画クオリティは悪くなく、特に可愛いキャラといかついキャラの描き分けが魅力的。いや、主人公のクリスは「可愛くていかつい」でどちらのカテゴリにも入るわけだが……それをシーンごとにきちんと切り替えて見せてくれるので画面のメリハリは効いている。バトルシーンになった時にアップで見せる顔がゴリゴリに陰影のついた「クドい」画なのが今作最大の特徴。そうして暑苦しい画面でもってステゴロメインで挑む主人公は、映像としては既存のなろう主人公とは一線を画す存在かもしれない。まぁ、チート能力に胡座をかいて現世人たちを小馬鹿にしながら遊んじゃう精神性はいつも通りのなろうキャラではあるのだが……今期だとどこぞの陰の実力者あたりに近いかもしれません。クリスの場合は、現時点ではまだ社会的な地位を確立しておらず、冒険者風の成り上がりストーリーも諦めていないのが最大の違いかな。

 そうして真の実力を好き放題に振るって無双を続ける主人公・クリス。彼女の目的は本当に「俺より強いやつに会いにいく」しかなく、結果さえ伴えばその過程はどうでもいいと考えている。元が英雄王なんだから決して馬鹿ではないはずなのだが、一度重責から解放されたという特別感があるんだろうか、何だか必要以上に治安を悪くしようとしてるダメなやつにも見える。しかもこいつの「戦闘狂」設定、本当にステゴロで殴り合い前提の思考なのが恐ろしい。槍持ってる相手に殴りかかる神経は普通に考えたらイカれてるとしか思えないが。まぁ、そんな些細なハンデを吹き飛ばすのがなろうチートだからなぁ。

 そうして「俺より強いやつ」を見つけてしまった場合には、相手と殴り合うための条件を満たすのが第一なので、それが正義か悪かなど考える必要はない。今回のバトル、どう考えても悪役側のセリフを吐いてるのが主人公サイドだったもんな。現時点ではハイランダーってのがいい存在なのか悪い存在なのかもよくわかっていないのだが(まぁ、多分悪いんだろうが)、そのハイランダーの目的に加担するかどうかってんで一悶着。結果的には「良いハイランダーになら加担してもいいでしょ」って結論に至ったはずなのだが、肝心の依頼人がとち狂っちゃったもんだから、一転立場を変えて今度は制圧側へ。しかもそうして目的がころりと変わるのは主人公だけじゃなくて敵サイドもそうなんだよな。まさに今回クリスが「自分でお膳立てしておいてそれをいうのか」と文句を言っていたが、視聴者目線でもまさにその通り。どっちの陣営が何を狙って、どんなトラブルが巻き起こるのかが想像できない。変な作品である。

 そうしてドタバタバトルが繰り広げられた結果、人格者だからついていこうという結論を出した王女様がまさかのマスコットポジションへ。今後も旅に同行する形なんでしょうね。凸凹パーティーがますます凸凹だ。さて、どこに向かうお話なんだろう……。

 

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