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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 実は好き、第18話。今作はこれまで一切記事を立てるチャンスがなかったんだけど、実は毎週楽しみに観てます。前クールが土日に集中しすぎてて辛かったんよね……今期はあんまり毎週何か書きたいっていう作品が定まらないので、半端なタイミングだけどなんとなく記事立て。

 まぁ、わざわざ触れたってことは今週の展開が特に気に入っちゃったってことなんですけどね。今作の何が楽しいかっていう話はここですべきではないのだろうが、ざっくりまとめると「めちゃめちゃ分かりやすい」というのが一番の売りかな、と思ってる。サッカーってのはフィールドが広い上に人数も多くて、独自の良さを描こうとしてもアニメでは手に余ることが多い。そのせいで私は「サッカーアニメに名作無し」という持論を持っていたわけだが、それが崩れたのが最近の「アオアシ」。あれはとにかくキャラクターの内面に食い込んで青春ドラマとしての立たせ方がうまかったし、試合シーンでの焦点の絞り方もうまかったおかげで見ごたえのあるアニメになった。

 対して本作は、「アニメ(原作なら漫画だが)にむかねぇなら、もうサッカーのルール自体を捻じ曲げちまえ」ってんであらゆる要素を捨象し、サッカーの中でも面白そうな部分を強引に絞り出し、そこだけで見せてくれる。11人での試合も一応あったが、やはり最近の2対2とか3対3の方が面白さが分かりやすいですね。さらに、個々の能力についてもあり得ないくらいに的を絞ってしまい、もう、1人1能力と言えるくらいに要素を切り捨ててしまっている。おかげでサッカーじゃなくて「なんかサッカー的なスキルを持ってる奴らの喧嘩」にまで次元が転換しているので、余計なことを考えずに能力バトルを楽しむことが出来る。さらに、個々の性格を全員「エゴイスト」にしてしまうことで動機に関わるドラマ部分まで大胆にシェイプアップ。みんなして「俺が勝ちたいから」を最大のモチベにしたキャラで、そのぶつかり合いの中で「どんなエゴイストなのか」という差別化を図るというのはなんとも大胆な設定である。

 そうすると、「どっちのエゴが大きいの?」というエゴ量でのマウントの取り合いになるのだが、そんな中での成長譚でいい味出してくれたのが、今回メインとなったバロウだった(今作のキャラはみんな名前が変なのでカタカナ表記にします)。典型的な俺様キャラだったのに、まさかの敗北から主人公・イサギたちのチームに入る。寝食を共にしてちょっとお茶目な要素を発揮してきたと思ったら、あれよあれよと成長するイサギたちに置いていかれ、一気に「下手くそ」扱いまで格下げ。イサギの成長力が尋常じゃなさすぎるのであまりにもあり得ない展開なのだが、それでもこの作品なら納得できてしまうのがお見事な力技。そして、どんどん自分が通用しなくなって「キング」の座を引きずり下ろされたバロウのヘナヘナ具合がとても可愛い。負け犬になって嘲笑われちゃうバロウくんのぐにゃぁな世界がとても愛おしい。まさに「エゴ量マウントバトル」という意味不明な今作のコンセプトの真骨頂である。

 そこまでズンドコに落とされたからこそ、そんな絶望的な状況からも立ち上がるキングの雄々しさも際立つというもので。ほんと、捨てキャラがいない「全員主役」のサッカーアニメが成立してるのがすごいよね。

 ちなみに、ここまでのお話で一番好きなキャラが誰かと言われたら……そりゃもう久遠よ(性癖ィ)。

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