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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「アイドリッシュセブンThird BEAT!(第2期)」 ー→6

 え、これ終わり? ……また変なタイミングでの最終回ってことで、1回何事もなくスルーしてしまい、レコーダーが「いや、最終回って書いてあったで」って教えてくれたから確認して、「この流れで最終回だって気づくの無理じゃん……」ってなった。不穏さを武器にアイドル業界の闇をあけすけに描いたセックス&バイオレンス(?)な今作、最後の最後まで不穏なままで走り切ったということか……。

 「3期目の第2クール」という謎のクレジットだったり、放送時期がずれ込んで17話分というすげぇ微妙な話数を2クール弱で放送してみたり、なかなか安定しない枠だったのでテンションを維持するのが多少大変ではあったが、いつ見てもアイナナワールドはアイナナのままで、「他のアイドルアニメとごっちゃになっちゃうよぉ」みたいな心配が一切無いのが良くもあり、恐ろしくもあり。一応今回は「第3期1クール目」でたくさんばら撒かれた不安の種を解消していく方向の展開ではあったので、特にTRIGGERの面々については反撃と復活の物語として晴れ晴れとした気持ちで見られる部分もあった。一度は天下をとったはずのアイドルがとんでもねぇ陰謀のせいで(ほんとにとんでもない)どん底まで叩き落とされ、芸能界の闇を全部飲み込んだ上でさらに反撃に出る構図は素直にアツいものだし、そこに絡んでくるアイナナ、リヴァーレの2チームの協力体制も、「お前らもそんな安心できるポジションじゃないのに頑張るな……」ってんでほんとに次の展開が全く読めない。アイドルアニメのくせにここまで命懸けの展開が繰り返される作品もそうそう無いだろう。マジで人生の全てを賭けて戦わないと、アイドル稼業ってやっていけないのよね……。

 個人的には、こうして2期3期と続く地獄のようなアイナナワールドの闇を全て抱え込んでくれた月雲さんには本当に感謝している。ここまでぶっ壊れた悪役、異世界ファンタジーでもそうそう出てこないくらいにタチが悪く、あらゆるアイドルを相手取り、芸能界の汚さを全部吐き出してフル回転してくれた。そうして「ヤクザに本気出されたらアイドルなんてどうしようもないじゃん」と思わせておいての復活劇だからこそ、TRIGGERの物語はここまでの大きさに成長したと言える。下地の物語がガチガチにハードだったおかげで、その土壌に花開くアイドルのパフォーマンスも一際映えるってもんでね。しっかりと時間をかけて作ってくれたおかげで、アニメーションとしては1話たりとも手抜き無しのハイクオリティを維持してくれていたのも高評価である。最後まで特定アイドルとして応援してるつもりは無い状態で見てたけど、やはりラストライブはちょっと感極まっちゃうもんね。

 そうまでして作り上げたのがまさに「偶像(アイドル)」なわけで、もうあとは夢だけ見せて終わらせてくれよ……と思っていたのに、まだまだ不穏の種は尽きない。月雲はなんとか打倒したはずなのに、1つ前に片付いた気がしてた九条パパンはまだまだ目が死んでるし、最終回だと思えなかった最大の原因は、よりによってここでアイナナメンバーの中から特大の爆弾をぶっ込まれたせい。こりゃぁ4期も荒れるぜぇ。止めてみな!(4期があるかしらんけど)

 

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