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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  全世界の母親の声は全て同じになってしまえばいいと真剣に考える第2話。すげぇなぁ。前クールからカウントして、ものすごい数のママ役無双じゃないですか。砂戸家、結城家、高梨家、そして二鳥家……(あ、あとざくろの家も)。日本の理想の母親像は、大原さやかで確定しましたのでよろしく。

 ちょっとしか出ていないキャラの話はさておき、相変わらず画面の白さが目に眩しい2話目。導入が終わって少しはダラダラと見られる展開になるかと思いきや、相変わらず1話と同じく緊張感がずっと張り詰めた状態である。このコンテはホント疲れる……と思ったらやっぱり監督なんですね。しかも演出が別所誠人氏だ。なんかもう、今期はこの作品に全力で突撃でいいような気もしてきた。だって、面白い。

 相変わらず変態性癖のるつぼな気がする中学校。そこには人間的にも色々と面倒な連中が多く、些細なことでも先輩に気を使わなきゃいけなかったり、友達との関係でやきもきしなきゃいけなかったり、女装趣味の友人に配慮しなきゃいけなかったりする。この「すごくどーでもいいのに当人達にはすごく重要」な感じ、本当に中学生だなーという気がする。「先輩が挨拶したのに返さなかった」とか、そりゃ気になる人は気になるんだろうけど、ここまで大事になるような問題でもなかろうに。また、同じ班になった自分が心を寄せている人がクスリと笑った、なんていう些細なことでも、ものすごく印象的に見える瞬間がある。これまた青い春。そして、そんな「独特だけど普通の教室」の風景の中に、しれっと「女みてーだと言われて頬が緩む男子」とかが紛れ込んでいるのである。どさくさに紛れてヘアピンのプレゼントとか、男性担任に対して露骨に興味を持ってみたりとか、そっち方面の異常さは全力投球。なのに、友達との喧嘩みたいな日常風景に溶け込んで描写されているので、あくまでそれが「青春の悩み」に見えてしまうのである。ほんとのほんとに真性の作品だと思う。

 そんな風にして、異常な要素も、そうでない要素もない交ぜにして描かれているものだから、画面はともするとものすごく単調になる。喧嘩したり、歩み寄ったりしている姿にドラマはあろうが、それは決して絵になるものではない。単なる子供の悩みごとなら、ダラダラ垂れ流されても面白くはない。実際、この作品はBGMなどの音響もひどく少なく、画面の切り替えにしてもそこまでスピードはない。むしろ、1つ1つの場面を切り取ったアルバムのような、静的な「繋ぎ」の印象が強い。それにも関わらず、緊張感は持続している。この白い画面の中に、何か「気になる」要素が埋め込まれている。もうそれが何なのかは分からなくなってきているが、出来れば作品が終わるまでに、その正体をつかみたいところだ。

 ものすごくどうでもいいのだが、キャラクターと中の人に両方「千葉さん」がいるのがややこしい。作中で名前を呼ばれても「え? どっちの?」とか思ってしまう私はどうしたらいいんだろう。「え? どっちの……って、何でですかー!」とシャロなみのセルフ突っ込みを入れながら観る「放浪息子」。すまん、病気だ。それにしても、この作品の豊崎もまた上手いな。本当に器用な子やで。

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