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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「メガトン級ムサシ シーズン2」 ―→5

 何か「大河」をやろうという意気込みは存分に伝わってくる作品。レベルファイブというと「妖怪ウォッチ」「イナズマイレブン」が代表作なわけだが、どちらもコア層であるお子さんたちに向けての売りが「愉快」や「痛快」であるのに対し、こちらの作品もターゲット層はお子さんを維持しつつ、多少ゲーム慣れしてドラマを求めるようになった年齢層にもアピールできる、そういうコンセプトがあったんじゃなかろうか。大人目線で見ちゃうとどうしても陳腐さというか、アホっぽさみたいな部分が引っかかるところはあるが、銀英伝やガンダムを見る前にこちらのスペースオペラから「壮大なストーリー」を味わうという人生設計は間違っていない気がする。

 ただ、そうして壮大な物語を見せる目的があった場合に……今回みたいな制作遅延と放送の停滞は致命的な阻害要因になってしまいまして……これで毎週しっかり追いかけられるペースで視聴できていたら、盛り上がりも随分違っていたんじゃなかろうか。とにかくけれん味に全振りした演出は、一度冷めちゃうとほんとに「なんやそれ」みたいな感覚ばかりが先立って、クドい味付けがかえってネガティブに取られかねない諸刃の剣。そのクドさを見せつけるためにこれだけ大掛かりなCG戦闘シーンを作り上げ、製作に手間がかかったのだから因果なものだ。果たして優先すべきは何だったのか……。

 とまぁ、完全に作品そのものとは関係ない埒外の要素が足を引っ張ってしまったのは本当に勿体無いとは思うが、嫌いじゃない作品だったのは間違い無いんですよ。とにかく思いつく限りにドラマティックを絵に描いたような要素を盛り込み続け、涙あり笑いありバトルあり恋愛ありの特大幕の内弁当みたいな作り込みはレベルファイブの持ち味をちゃんと活かせてたと思う。こういうスナック菓子みたいにダイレクトに「身体に悪そうだけど美味いからしょうがないじゃん」っていうデザイン、突っ走れるならあり寄りのありですよね。個人的には「沢城女王の娘、ともよ姫が成長して国を牛耳るようになると母親をコピーしたようなキャラを演じる」っていう構図が、中の人の旨みも相まってエグい味わいになってるのが好きよ。こんだけ要素がとっ散らかってるのに、根幹にあるのがシンプルな「異星人とのラブ」っていうのは見やすさにもなってたしね。

 きっちり続編への繋ぎも用意してるあたりが相変わらずの商魂。まぁ、どの程度人気があるシリーズかは知らんのでアニメの続編が作られるかは分からんけども……この会社なら出来そうな気がしちゃうよね。

 

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