最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「大雪海のカイナ」 6→4 なんかこぅ……典型的な「最初のビジュアルはバシッと決めたけどそっから大してやりたい話がなかった結果完全に尻すぼみになるオリジナルアニメ」だったな……。過去にもそういうことはいっぱいあったけど、そういう作品は次々に記憶から消えていくからあんまり例が出てこない。思い出したのは「サクガン」だけど、あれは作画すらメタメタになったので本作とはちょっと事情が違うかもしれない。 最初の方は本当に期待もしてたし、楽しんで見ていた。まず雪海のビジュアルが面白かったのが第一だし、軌道樹が聳え立つ荒涼とした世界観、過去の人類の遺産が失われつつある絶望的な環境など、気になる要素はてんこ盛り。そこをポリゴンピクチュアズが渾身のCG作画でゴリゴリに作り込んで見せてくれるってんだから、そりゃアニメファンなら期待して然るべきでしょう。ただ、序盤はそうして書き連ねていた感想も、次第に「なんか、設定のガバガバ具合が目立つよな……これ、最後まで行ってもあんまり回収される要素ネェんじゃねぇかな……」という不安が大きくなっていき、そんな感想ばかり垂れ流してたら怒られてしまったこともあり、結局何も反応しなくなっちゃった。そして、その間も「そこおかしくない?」という要素がどんどん積み重なっていき、終わってみれば「なんぞこれ」というくらいのふわっとした「なんか壮大なロマンっぽいもの」が残されただけだった。あくまで「ぽい」だけなので、そこにはあんまり感動はない。というか、結局この世界についての理解は1ミリも深まらなかった。 不思議なのは、視聴後の感想が「尺が足りなかったからしゃーない!」とはならなかったこと。何なら12話でも間延びしていたというか、よくわからん要素に話数を使っており、これで「尺が短すぎて説明不足になるのはしょうがないんですよ」と言われたら流石にどうかと思う。2クールになったら多分もっと収拾がつかない変なアニメになっていた可能性が高い。ただ、説明不足というのも間違いなく事実であり、結局バルギアの連中が何を考えて動いてたのかとか、周りの物語がさっぱり固められておらず、「そこを書き込んでくれたらもうちょい入り込めたかもしれないのに」という不満も色々とあるのだ。やっぱりどこか「とりあえず1クールで収めておかなきゃ」っていう意識が見て取れるのは間違いないね。 ほんと、せっかく雪海のビジュアルが良かったのに、そこの設定は特に個性として活かされることなく、「そういうもんだという世界の上で謎の戦争ごっこをやっていた」という話。多分エピローグ後はめでたく大軌道樹に辿り着いて世界を救うっていう話になるんだろうけど、結局その軌道樹もどっから水を持ってきてるのか分からんし、持続できるのがあと10年なのか、100年なのかもよく分からない。あと、個人的にはやっぱりこんだけ文明的な生活を続けてきた連中が文字を持っていないと言う事実がどうしても飲み込めなかった。最終話を見ると地図に印をつけてたから筆記用具みたいなのはあるんだよ。まぁ、建築用の塗装具とかなのかもしれんけど、でも、それだけツールが揃ってて、誰も文字による伝達を促進させようとしない文化集団ってありえるか? そこのチグハグさのせいで、どうにもカイナの活躍が納得できんでなぁ……。まじでなろう世界の「日本語が読めたら英雄になりました」に説得力を持たせるための物語だもんな。もしかして、その辺がこの作品の発想の起点なのか(んなわけはない)。 まぁ、これもまたポリゴンピクチュアズ作品らしい迷走っぷりだと、とりあえずは飲み込んでおきましょう。次はもうちょい、絵で見せること以外にも気ぃ使ってほしい。
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