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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」 4→4

 今期視聴を続けていた作品の中では、ある意味で最もネイキッドななろう作品と言えるかもしれない。まぁ、あけすけな分、ヘイトも貯めやすいわけだが。

 ネガ要素とポジ要素はちゃんと分けて考えるべきだと思うのだが、まず、ポジ要素としては一応「何か他の作品と違うことをやってみよう」という意識が伺える点。「現世と異世界の行き来自由」という能力設定は思いつきとしては安易だが、少なくとも過去にアニメ化されたなろう作品に限定すれば比較的レアケ。なろうですらないが「GATE」の前例があるくらいだろうか。また、そうして「現世にいける」という武器を設定したおかげで諸悪の根源(の1つ)と言えるステータスオープンがなくなり、脳死状態のステータス至上主義を見なくてすんだというのも一応はプラス要素だろうか。ちゃんと「自分で何かを説明しなきゃ」という責任を感じているという意味で、有象無象の産廃なろうとは一線を画す完成度にはなっているはずだ。

 ただ、そうした部分は認めつつも、やっぱりなろう特有の頭の悪さは隠しきれない。結局設定した能力が「現世との行き来」になった時点でやることは「現代チート」の1点だけになり、規模こそ違えどそれこそすでに「GATE」が(もっと精緻な描写で)実現させたことをなぞっているだけ。また、現代チートの積み上げ方があまりにも幼稚というか、浅薄な知識でやってんだろうなぁという印象しか持てないもので、軍隊格闘技の身につけ方とか、「ヤバい組織」と繋がって武力を持ち込む様子とか、それこそ中学校の昼休みに隠キャが妄想しているテロリストバトル程度のものである。どっちかというと現世の描写の方が胡散臭くてファンタジーじみているのは笑ったらいいのかなんなのか。

 主人公が女の子だから油断すると騙されそうになったが、冷静に考えてこれの主人公が黒衣装で量産顔のモブ男だったらやっぱりムカつく度合いはたいがいだと思うのよね。周りに女の子侍らせてハーレム作りたい願望も変わらんし。一応、映像部分は低めでも安定はしてたので大きく評価を下げる要因はないのだが……もう、そろそろこの辺は休んでもいいんじゃないかなぁ……。

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