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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「転生貴族の異世界冒険録〜自重を知らない神々の使徒〜」 3

 ゲボ出ちゃうゲボ出ちゃうよォ! わぁい、無理な要素てんこ盛りィ……。俺が長年のなろう視聴を続けても一切免疫がつけられない、というかむしろ拒否反応が強く出ちゃう要素のみで綺麗に構成された見事ななろう。ここまで綺麗だと逆に惚れ惚れしちゃうわね。

 前クールなら間違いなく3話切りしてるだろうし、なんなら今期も1話切りしたい作品。AIに「なろう小説書いて」って言ったらもうちょいマシなもんが出てくるのかなぁ、というくらいに脳が動いているのが一切感じられない見事なテンプレなろうである。拒否反応を示したくなる要素は山ほどあって、転生時の死亡理由と神々からの謝罪、転生後の身分がまごうことなきナーロッパの三男坊。周りには主人公を溺愛する女兄弟ばかりがおり、とにかく甘やかすことしか考えてない生育環境が確保される。そして神々がなんの理由もなしにチート能力を浴びせるように付与しまくり、それを確認するのはRPGツクールでもバンドルされてねぇんじゃねぇかってくらいに見慣れたステータスオープンとスキルレベル表示。スキルの中にはあらゆる魔法属性があるのは言わずもがなだし、「鑑定」「アイテムボックス」って別に一般名称じゃねぇぞ、っていうくらいにつけてなきゃいけない決まりがあるスキルもわざわざ親父さんに名前呼ばせてるのがクッソ恥ずかしい。これはもう、見てて顔真っ赤になっちゃったくらいに恥ずかしい。

 これだけコテコテに仕上げた作品、製作陣はいったいどうやって見せるかをなやんだのだろうか、結論として「コロコロ可愛い方向のデフォルメを多用して愛嬌を振り撒く」というデザインに決定したようだ。その決定自体は悪いものではないはずなのだが、こうした甘やかししか存在しない保育園みたいな舞台で主人公がまんま幼児だと、現実逃避先として逆に生々しさが出てかえって不気味だ。すべてを忘れてママ味とモフ味だけで生きていけばいいじゃん、みたいな新手の地獄だ。そんで頑張って作ったデフォルメも別に可愛くないのは、多分画力の問題よ。見たら制作スタジオと監督がなんとあの「シュート」の座組み。ツーアウトってとこか。いや違う、なんとシリーズ構成は高橋ナツコだ。役満やんけ。

 頑張っていいところを探したんですが、今のところ見つかりません。あ、いいとこあった。「前クールに戻って『神たちに拾われた男2』を見るから許してください」って、他の作品の相対評価が上がったところ。

 

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