最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「絆のアリル」 4 またまた珍妙なアニメが出てきたぞ。まだまだアニメ業界も攻めの姿勢は維持されている……のかどうかは今作からはよく分からない。 テーマが「VTuber」のアニメ。現代の流行を考えれば、出て来なければおかしい、出てきて然るべきジャンルの作品と言える。ただ、それをどう扱うかってのはなかなか難しく、既存のアイドルものとの区別をどこでやっていくのか。どうやったらVの者が持つ強みを活かせるのか。そもそも VTuberというジャンルがリアルとアニメの狭間にあるような存在なので、いざそれをアニメ作品にしようとしたら、さまざまな可能性がありすぎてかえって難しい。かつてはVTuber集団がよってたかって何かするバラエティみたいなアニメもあったらしいが、幸い(えぇ、幸い)私は視聴環境に降りて来なかったので観ることが出来なかった。今回は正々堂々、シリーズアニメとしてここに現出したので視聴することになったわけである。 今作が選択したVTuberアニメの形は、実在のVTuberをそのまま作品世界の存在として登場させ、そこに憧れる新たなVTuberの物語というもの。なるほど、Vの偶像としての形をそのまま残しつつ、そこにドラマを加えることが出来るという比較的無難な選択肢。一昔前なら「実在のVTuberをそのままアニメ世界に登場させる」というだけでいくらか攻めた設定にもみられたかもしれないが、今となってはこれくらいは大したチャレンジではないだろう。かつては実在のアイドルを更なるIdle(偶像)として昇華し、意味不明な世界を構築した「AKB0048」なんてとんでもない作品もあった。それに比べれば、もともと2次元の存在であるVをアニメにするなんて大したハードルではない。持ち味である3Dのモデルをそのまま「アニメ世界のVアイドル」として再定義し、偶像を追う青春ドラマにする。ふむ、これなら外様でも理解しやすい。 ちなみにお断りしておくと、VTuberに関しては私は未だ「外様」には違いないが、一昔前よりは理解がある状態にはなっている。多分3〜4年前だと「絵じゃん」の一言で終わってきって捨ててた側の人間だが、この数年で私のYouTube視聴時間は格段に増え、その中でいわゆるVの者に接する時間も増えた。未だ熱狂的な推し活などしたことはないし、おそらく今後もスパチャを投げることなどはなかろうが、「絵を被って普通の人が配信活動をする」ことの意義(ビジネスモデルともいう)はある程度理解できたつもりだ。 そんな時代の変化のおかげで、今作の設定もさして労せず飲み込むことはできたが……まぁ、それとアニメが面白いかどうかは別問題でね。3Dモデルと通常のアニメの共存関係はこれくらいのバランスでいいと思うし、主人公の設定がふわっとしすぎてて「この世界のVはどういう存在なんだ?」という疑問は残り続けるものの、まぁ、そこはアイドルアニメ次元ではいつだってついて回る問題なのであまり気にする必要はない。ただ、残念ながら1話目時点であまり強い武器が用意されていない。上述のような状態なので、「うわぁ! キズナアイが出てくれたぞ! やったぁ!」とはならないわけで、むしろ3Dモデルがただ何となく踊ってるだけの時間が長いアニメは、正直退屈でしかない。安いPVだけがこの後も続くなら、流石に視聴は続けられないだろう。 しかしまぁ、オープニングなどを見る限りではここからメンバーが増えてユニット活動みたいな展開になっていくみたいだし、あくまで「キズナアイ的な存在が至高の偶像となった世界」における若者たちの物語になっていくのであれば、今後は色眼鏡無しで見られる可能性もあるのだ。変なものは変なものとして受け入れつつ、もうちょっと見守ってみようじゃないか。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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