最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
忘れてた……TRIGGERって、こういう、奴らだった……。劇場アニメってのは危険が多いんですよ。カロリー高いですからね。過剰摂取は命に関わる恐れがあります。わかってたはずなんですけど、立て続けにカロリーの高い劇場作品を観に行ってしまいました。よりにもよって、受容側のキャパの限界など一切考えないタチの悪い連中の作品を……。 テレビ版の「SSSS.GRIDMAN」、すごく面白かったじゃないですか。「SSSS.DYNAZENON」もきっちり見せてほしいものを見せてくれた佳作ですよ。だから今作だって面白いに決まってると思ったんです。……なんかね、すごく美味しい醤油ラーメンを出すお店があって、そこの塩ラーメンも美味しかったところに、「今度限定メニューでスペシャルなラーメン出しますよ」って言われたから「チャーシューメンでも食べられるのかしら」って思ってオーダーしたら、ニンニクヤサライカラメアブラマシマシチョモランマにぶち当たったようなもんですね。「そうだ、ここ二郎じゃん」と「そうだ、これ、TRIGGERじゃん……」はだいたい同じニュアンスです。グレンラガン作った会社がさ、半端な劇場メニューで許してくれるはずがなかったんだ……。すげぇよ……ほんとすげぇよ……。
<以下、ネタバレ注意。本作はそれなりに「ネタ」に意味があります>
一応折り返して予防線は張ってみたものの、俺自身も細かい「ネタ」は全部飲み込めたわけではないのだが……まぁ、テレビシリーズ2作をちゃんと復習してから観に行ったわけでもないし、何よりこの作品、「別にちゃんと過去作を復習して全容をとらえなくてもなんとなく勢いでトリップできる」という単なる薬物ですからね。いや、それにしたって高低差酷くない? 序盤のいかにも「SSSS」シリーズらしいゆっくりとしたスタートと情感たっぷりの青春アニメなんなのさ。そっから先、ラスト30分くらいで喉奥に管突っ込んで原液流し込むのやめろよ。飲み込めねぇよそんなに! もういいよ! マジで、ラストバトルの怒涛すぎるサービスを見続けて「これ、何個か後に取っといて劇場版2作目に使えよ……」ってガチで思ったんですが(特に何事もなかったかのようなアノシラスバトルモード!!!!)、そこでブレーキ踏むような連中じゃねぇんだよな……入れられるだろうし、入れて欲しいお客がいるなら全部乗せ。それでいいと思ってんだろ? いいんだよ! こんちくしょう! 胃もたれなんて個人の責任でなんとかしろよな! おかげで例によって視聴後になーんも覚えてないわ。幸せな時間をありがとうよ! まぁ、流石に感想記事で「なんも覚えてない」はマズいので頑張って思い出していくが……まず、「マルチバース作品を作ります」→「なるほど、グリッドマン・ユニバースですね?」っていう流れは至極真っ当なのに、そこから「じゃぁ、今作のメインテーマはグリッドマンがユニバースですね?」はおかしいだろ。どういう発想だよ。……まぁ、グレンラガンの時点でユニバース(物理)をぶつけ合ってた連中なんだから、グリッドマンで宇宙を作るくらいは朝飯前なのだろうが……概念が……概念がしんどい! これまた概念化を果たした鹿目まどか&暁美ほむらの再来じゃなかろうか……いや、あちらは極大宇宙まで拡散して大きすぎる概念へと化したが、こっちは元々概念存在でしかなかったグリッドマンがその内に宇宙を内包させる話だから全体的なベクトルが違うんだけども。とんでもねぇのは、そうして囲ってしまった「宇宙」の中に2作目となるダイナゼノンがまるっと入っちゃってたという事実だな。まぁ、今回の重ね合わせのおかげで「グリッドマン」次元と「ダイナゼノン」次元は結局そこに優劣(上下? 内外?)の差はそこまで無くなったと解釈した方がいいんだろうが、一応、元の設定ではグリッドマン次元があり、そこからダイナゼノン次元が生まれたはずなので、もう、何層構造になってるかもよくわかんねぇや。その外側に新条アカネ次元もあるしね。 いじりようがある設定なので視聴中は色々と考えてたと思うが、ラストバトルで全部吹き飛ばされて思考の残滓しか残されなかったのが残念無念だが、個人的にはあまりにも露骨に「入れ子構造がテーマの作品だから、無駄に入れ子の数増やしたろ」という頭もお目目もぐるぐるになっちゃう図式があまりに悪どくてたまらん。グリッドマン次元でグリッドマン演劇をやって、その評価をグリッドマン次元の人間たちにやらせているのをグリッドマンアニメ視聴者の我々が見ている構造、脳みそパーンだよね。またみんなしてメタ的な要素も平気で喋りまくるもんだから、唯一我々の拠って立つはずの「この現実」まで足腰が座ってない感じになるのはマジで薬物なんよ。すでに予定調和となった実写パートなんてもう慣れっこだから別にいいんです。あそこはむしろ「実写やってくれたわ」で少し落ち着けるレベル。アニメ作中でふわふわ演劇の内容を吟味してるところの方がよっぽど危うい。「このレベルの包含が許されるんだから、グリッドマンが自己の内部で何しても許されるやろ」みたいな極悪非道な免罪符の取り方やめて。 「内」「外」を見守ることができる視点の広いキャラが多すぎるのでこんだけのイカレ展開でも不思議と内部から世界が崩壊しないのが恐ろしいところで(いや、壊れかけてたけども)、アカネちゃんの存在はまだしも、2代目が頼りになりすぎてほんとに涙が出そうになるくらいに身を捧げてしまう。いや、実際泣いたけどさ。わたしゃもう、劇場アニメ観るのと泣くのはおよそセットだけどさ。 私が泣いたベストシーン第3位:「2代目ェ!!!」。出てくると分かってても泣いちゃう。ショタアンチくんとロリ2代目のセットは度肝を抜かれたが、やっぱあのフォルム、あの顔で出てこられると一番クる。なお、2代目が「次元のつくりがどーのこーの」と哲学の話をしてる間もずっと「あー、ぐんまちゃんもこれくらいのことはいいそうだなー」って現実逃避してました。多分、未だに2代目は「高橋花林史上最もいい女」の記録を塗り替えられていませんね? 私が泣いたベストシーン第2位:「神様ァ!」。こちらも出てくると分かってて、待ち望んだけどやっぱり泣いちゃうアカネちゃん全般。まぁ、アカネちゃんの勇姿を見るために劇場に行ったと言っても過言じゃないですから。アカネちゃんの要素を拾い続けるだけでも記事の文字数オーバーしそうなのでやめときますけど、とりあえずキメの衣装が優生思想なのが意味わからなすぎてたまらんよね。包含関係で言えばアカネ>グリッドマン>ダイナゼノンなんだから優生思想の概念なんてアカネちゃんからしてみれば100代後の子孫くらいのものなのに、いざ世界に顕現するときにあの衣装を纏ってるの、もう世界のぐるぐるっぷりが凝縮されてておかしくなりそう。まぁ、「エロい衣装にしましょう」の一言でアレだった可能性もあるけど。次元を超越した存在なのに、頑なに「アカネ×六花」のラインを繋ぎ続ける演出、もうこの世界はいっぺん崩壊させて再構築しませんか? 私が泣いたベストシーン第1位:「インスタンス・ドミネーション!」。これは出てくると思ってなかったから泣いちゃった。今回はまぁ、明らかに裕太の物語だったから蓬はゲスト扱いだったわけだけど、そこで出すかぁ、っていう「主人公の意地」みたいなものでね。お約束といえばお約束展開のはずなのに……不意打ちされて「蓬さぁん!」ってなってしまった。頑張る男の子、格好いいです。蓬同様に今回ダイナゼノン側は割とお客さん扱いだったんだけど、ちせちゃんとゴルドバーンが元気だったので私は文句言いません。 他にも「ユメちゃん(中の人)がユメちゃん(外の人)のことユメちゃんって呼んでるの面白い」とか「この5年で宮本侑芽の立ち位置が進化しすぎてて怖いし、後進だったはずの若山詩音の貫禄は何?」とか「太ももを見せるために生まれてきた映画じゃねぇぞ(太ももを見せるための映画なんだよ!)」とか、エトセトラ。女の子の話ばっかりしてるけど、男の子もみんな素敵でしたよ。ボラーくんとか(??)。いいじゃんもう、男の子要素はラストバトルの変身変身変身合体合体合体合体合体合体でお腹いっぱいだろォ! 「一時解散!」じゃねぇわ!! 次作は多分ダイナゼノンに寄せた作品作りができますよね。優生思想の残りの皆さんの補完よろしくお願いします。 追伸:来場者特典を開封したら目が潰れました。公式サイト確認しに行ったら「今週の特典は六花との2択です。重ねると絵が合わさるようになってます」とかいう畜生仕様だと判明したんですが、もう1回行けってことですか?(もう1回行けってことですけども)
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