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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 具現化系能力者……なのか? 第3話。ある程度は想定して筋を追ってるはずなのに、常にやや斜め上に飛ばすこの脚本、絶妙。

 当然、視聴者の興味は「静香とは何者なのか」に集中しており、前回までのお話で一旦は「霊的な何か?」「とりあえずここなにしか見えないイマジナリー存在であることは確定」というくらいで認識されていたと思うのだが、そんなぼんやりした「共通認識」をいきなりぶち抜く展開となり、文字通り「舞台に上がる」展開へ。これもう、完全に能力バトルものの文脈に乗りましたね。

 まだ詳細は分からないので勝手な妄想で書いていくが、謎を解く鍵は「センス」というターム。ここでは「スタンド」や「念」と同じように個人に与えられた能力を表す用語であると捉えられるだろう。現状で「センス」に関わる手がかりはいくつか提示されていると思われるが、まず1つは「舞台の上」だと認識された場所で発動する能力であるということ。これは別に物理的な「舞台」である必要はなく、あくまでも彼女たちが「舞台」であると認識すれば成立するため、例えば1話目に静香が演技した駅前や、今回ここなと静香がデュエットした屋外なども「舞台」に含まれる。この「舞台」を外部から定義する要因としては、例の「なんかよくわかんないけどぬるぬるになる動画」が挙げられる。あの作画状態になったパートは確実に「舞台」であると認識される異空間である。

 そして今回顕著だったのは「目の光」。舞台少女たちが「センス」を発動する際には、その眼に光が宿る。光を発している間は常にセンスが起動していることを示しており、それがわかりやすいのがカトリナの能力。彼女の能力は「極限までの集中力の向上」というやや微妙なもの(?)だが、シンプルにして役者向きの分かりやすい「強化系」能力。第1話と今回はどちらも長期間にわたり発動状態が維持されており、その際には彼女がゾーンに入るため、周りの時が止まるザ・ワールドのようなエフェクトが発動する場合もある。弱点は、「ちょっとしたことで破られるとリカバリできない」という脆弱性。

 そのほか、今回明確に示されたのはぱんだの能力で、彼女が発動する能力は「観客の心を読み、その要望に応えられる」というもの。これはこれで凄まじいが、強化系能力ではないので舞台役者としての強度を上げるために使うのにはコツが要りそうな能力だ。ざっと確認したところ、2話では八恵も舞台上でセンスを発動しており、その際の演出は「後光が差し、天使のような羽根が生える」という激烈なもの。そこに引き込まれたここなが彼女の演技プランに巻き込まれたことを考えると、純粋に観客を引き込む圧倒的カリスマ、「役者としてのオーラ」みたいな能力なのではないかと思われる。他にも副主宰は他者を観察する際に目が光っているので、もしかしたら「他者のセンスを見抜く分析系センス」とかも存在しているのかもしれない(これは厳密には舞台上で発動してないが)。

 そうして複数の「センス」が入り乱れる舞台上、問題は我らが主人公・ここなのセンスがどのような能力かという部分。彼女のセンスを考える上で、静香の存在は無視できない。特徴的なのはここなのセンス発動時に輝くのは右目のみであり、同時に静香の左目のみが輝いて「2人ほぼ同時に」センスが発動したという部分。これは「2人で1つ」という示唆なのか、それとも「半人前×2」というニュアンスなのかは微妙なところだが、ここなのセンス発動のタイミングに何か不充分な要素があったとは考えづらいので、あくまで静香の存在が「ここなと共にあること」の示唆なのだろう。2人の具体的な「能力」がなんなのかはまだ明文化できる状態ではないが、「ここな」自身の半身での能力は圧倒的な舞台勘というか、他の役者との呼吸の合わせ方、もしかしたら八恵の演技プランをそのままパクった前回の成り行きすらもここなの能力の一部かもしれない。これまで、ここなはおそらく憧れの静香の演技プランを「借りる」際にセンスが発動していたのではないだろうか。

 そして静香の「センス」。これが「自身の具現化」であるとするなら、やはり静香は静香として1人で成立する存在なのだ。間違いなく皆に見える形で、しかもあれだけ強引に舞台に食い込んできたということは、多少現実の認識を捻じ曲げながらでもこの世に「顕現」する静香の能力。世界そのものを歪める特質系と言ったほうがいいのかもしれない。少なくとも「ここなが静香を具現化し、その静香がさらに能力を持つ」などという重たい設定ではないだろう。流石にそれはどこぞの奇術師に「メモリの無駄遣い」って言われて終わりだろうし。まぁ、「位置を入れ替えるゴリラを生み出す具現化系」なんてのもいたので、意外にメモリの使い方は幅広いかもしれないが。

 ……ここまで書いて「俺は何を書いてるんだろう……」って冷静になったので一旦終わりにします。来週、このアニメはどこにいくんだろう。

 

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