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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 秋谷智子なんて名前をものすごく久し振りに見た気がする第5話。最初「どこかで聞いたことがある気がする声なんだけどなー」と思ってたんだけど、流石にこの名前は出てこなかった。印象もぜんぜん違ったし、随分雰囲気が変わった気がする。こうして懐かしい名前がぽっと出てくると声優業界も苦労してる人が多いんだろーなー、という余計な心配ばかりが先立ちます。

 さておき、今回はちょっと流しただけでも「あ、また監督コンテ回だ」と分かる重苦しくてどこかまだるっこしい不思議な味わい。ただ、これまでの山内コンテ回はその「重さ」みたいなものが味として生きていた気がするのだが、今回はちょっともっさり感が先立って気になる部分が多かった。脚本に難点があるのか、前後のつながりが理解しにくいパートが多かったんだよなぁ。

 具体的には、一番理解出来なかったのは突如由衣がデイドリームを発動させたシーン。何故エンギがあの場面で突然夢魔狩りを始めようとしたのかが前後のつながりからさっぱり分からず、唐突な印象は否めない。「器」のことを気遣っているならば、もう少し落ち着いた状態で、心の準備が出来てから活動した方がいいと思うのだが。これまでメリーがなかなか見付けられなかった他の夢魔たちとの邂逅は、普通に考えたら千載一遇のチャンスのはずなのだが、前回といい今回といい、流石に夢魔のバーゲンセールが発生しすぎだと思うのだが。

 そして、純粋に突っ込み対象として釈然としないのが、メリーの現世滞在期間のくだり。サマーセールのチラシを「10回くらい見たことがある」とのことで、夢路は「まさか10年……」と驚愕していたわけだが、どう考えても、普段のメリーの行動は10年もうろうろしていた奴のものではないだろう。ドーナツも知らなかったし、スーパーの試食品との接し方も確実に「ものを知らない」人間の反応である。あの状態で10年もの苦闘を想像するのはちょっと無理があるだろう。別にサマーセールのチラシなんて、1シーズンうろついただけでも10回くらい見られるわけだしね……

 他にも、かなり無理矢理なエンギの見境無い突撃とか、突如行われる姉についての昔語りとか、脚本のラインがどうにも唐突。バトル展開まで持って行かなきゃいけない要請があるのは分かるのだが、もうちょっと基盤を固めてからやるべきことをやって欲しいものである。

 バトルシーンの演出は、1枚1枚の画の持ち味を活かした山内風が最も出やすいパート。今回はメリーが珍しく白刃取りやらなにやらで動きのあるシーンを見せてくれたのは嬉しいのだが、ここでもやっぱり前後のつながりが見えにくいのが気になる。エンギが必殺技の名前を叫んでから発動するまでやたらタイムラグがあったり、大量の刀を放つアクションを披露したのに衝撃波の大きさのみでそれを表してオリジナリティが見えなくなってしまったり、印象的にやりとりされた稲穂の意味がよく分からなかったり、見得を優先するとしても、ちょっと無駄が多すぎた気がする。癖のある演出ってのは堪能出来るかひっかかるかは紙一重だと思うのだが、やっぱりある程度の基本線が維持されていた方が良い場合もあります。ま、総じて動画面は面白いから、それはそれで維持して欲しい部分ではあるんですがね。ここまで細かい動画にこだわっている作劇って、なかなか他のクリエイターでは出来ないことだろうし。

 今回の余談・遠藤綾の姉キャラに後藤沙緒里って、なんか妙な配役で楽しい。中の人でイメージすると絶対姉妹として破綻する。あと、荒鷲先生はあれだけキャラが濃いのに、中の人になると突然没個性になる。ある意味役者としては正しいのかも。

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