最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
スタッフ一同の完全に間違った方向に向かった正しさに頭が下がる第6話。馬鹿は突き抜ければ伝説になる。この作品は、やるべきことを本当に分かっている。
今回のテーマは委員長、繭佳と修輔の関係性を掘り下げ、3人のライバル同士の邂逅を描くことなんだろうと思うのだが、それを差し置いても、とにかくBLである。何がそこまでマジにさせるのかと思うくらいに、馬鹿馬鹿しさが突き抜けている。わざわざ妄想BLの中身のために「BL用」のキャストを呼んできて一言だけしゃべらせるこだわりも恐ろしいし(しかもエンドクレジットが「攻めA」「受けA」である)、スタッフロールには「BL作画」の文字まで。そうですか……やっぱりああいうBLものは専門スタッフが必要になりますか……本当にきれいな花瓶だこと! まさかアレが地上波アニメで放送される日が来るとは思わんかったよ! ちゃんと花瓶の原作者には許可をとったんだろうかね。 で、何がここまでの情熱をたぎらせているかといえば、ひとえに「BL」という要素も作品のメインストーリーを作り上げる上で欠くことが出来ないファクターであるため。具体的には、繭佳というキャラクターの特性を一言で表した時に「腐女子」であることが、このアニメで強く押し出さなければいけない大切なポイントになっているためだ。 考えてみて欲しい。今週も突き抜けた異常性が見事だったメインヒロインの奈緒を皮切りに、生粋のストーカー体質で自分の言動に一切の疑問を持たない彩葉も、奈緒に対抗できるだけのポテンシャルをもったキャラクターだ。そんな2人が対峙しているシーンに登場してさらに関係性をややこしくするキャラクターなんて、並大抵の個性では対抗できないだろう。単なる委員長や、単なる「飼い主」、単なる「BL好き」というだけの属性では、2人のド変態を前にすれば霞んでしまうはずなのだ。 しかし、繭佳の場合にはそれがない。ちゃんと「委員長キャラ」を守りつつも、深夜の公園でBL談義になると歯止めが効かず、目を爛々と輝かせて修輔に迫り来る様子は、まさしくアブノーマル。端から見ている2人のストーカーもドン引きするレベルだ。ここまでの突き抜けたキャラクター性があって初めて、このシナリオが成立している。そして、その繭佳のキャラクターを引き立てるためには、やはりその根源である「BL」の異常性を徹底的に引き出すのが近道というわけである。原作ではどの程度の描写なのか知らないが、アニメでここまで徹底してやったからこそ、繭佳のキャラクターは美味しいポジションに落ち着くことが出来たのは間違い無かろう。いや、単にスタッフが遊んでやってるだけって可能性ももちろんあるのだが…… で、そんな繭佳の突き抜けたキャラクターを前面に押し出しつつも、残りの二人がまだまだ元気。すっかり共闘態勢が馴染んだ妹と幼馴染みのタッグは、表面上は手を取りながらも堂々といがみ合う絶妙な腹黒さが憎らしい。一応対等な関係ではあるものの、「彩葉ちゃんは自分の言動に疑問を全く持っていない」という奈緒の指摘は激しく同意出来る部分で、現状、なんだかんだで最も客観的に大局が見えているのは奈緒のようであるが。ナチュラル策士な妹っていうのは、なかなか斬新であるな。気付けば「黒パンストを履いた足を兄にねぶられる」という、およそ地上波ではアウトとしか思えないプレイにまで発展しているのは気にしない方向で。ちゃんと修輔を踏み付ける前のカットでこちらに生足を披露してくれる阿漕なカメラアングルもナイスである。彩葉は彩葉で、冷静に修輔のパンチラ視認回数をカウント出来るよく分からないスキルは見事。ほんとに職人の多い世界だよな! 最後に一番気になったのは……かあちゃん、流石に自分の息子の周りの環境がおかしいことには気付けよ。どんだけ無防備な家庭だ。ちなみに、修輔がBL本を買いに行く書店の店員さんも、高梨家のお母さんと同じ声が出ます。 PR |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(11/21)
(11/20)
(11/19)
(11/19)
(11/18)
(11/17)
(11/17)
(11/16)
(11/15)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|