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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 2期開始のタイミングの早さが勝負を分けそうだが……最終話! まぁ、約束されし2期目だとは思うのだが、まだ完結していない作品なだけに、今後のメディアでの取り扱いがかなり難しそう。

 などというメタい話は置いときたいところだが、最終回の演出を見ていても、やはり今作は盤外戦術というか、アニメそのもの以外での情報の出し方がうまかったな、という印象が強いのよね。最終話は当然「B小町はどんなライブを見せてくれるんだ!?」という部分に注目が集まると思うのだが、ぶっちゃけ、最終回ライブとしてそこまで驚くような映像が飛び出したわけではない。尺もそこそこだし、常時かなのモノローグが入っている形なので、曲そのものを見せるような構成にはなっていない。しかし、そこに乗せられている意味は充分な量があり、かながあらためて決意を固める流れ、ルビーがステージに立った時の生来の(血に継がれた)輝き、そしてアクアが幼少期(ほんと幼少期)と全く同じフリで今度はアイの娘たちを全力で応援しているという構図。それら全てがカチッとハマるようになっている。

 そして最後のキメは代表曲「サインはB」で、ルビーではなくてかながポーズを決めることでこのライブが完成する。この「サインはBでキメる」ってのがポイントで、実は振り返ってみると、純粋に作中でこの「サインはB」が流れた回数というのはそこまで多くない(と思う)。あの衝撃の第1話で使われたことで「生前のアイの象徴」という認識は視聴者に刷り込まれてはいるが、アニメのみでの位置付けを考えるとそこまで大きな存在にはならないはずなのだ。それなのに、あそこでルビーとかながバシッとポーズを決めることに大きな意味を感じることができるのは、とにかく今作が大きな流れの上に乗り、CMやら公式動画やら、とにかく情報を連打して「サインはB」が目に、耳に触れる機会をいやが上にも増やしたことでこの最終回が完成している。どこまでを計算に含めていたかは定かではないが、なんとも“現代的な”うまい作り方ではなかろうか。

 そうして「推しの子」というタイトルをひとまず回収。ついでにサブタイトルをオープニング曲に被せてそちらのタイトルも回収しつつ、かなの立ち位置を明示。アイドルB小町の今後の活躍を期待させることで、きちんとルビーの今後にも指針を与えている。

 そして、これで終わっておけば本当に綺麗な1クール目ということになったわけだが、もちろん次への布石を打って期待感を煽ることも忘れてはいない。次の舞台は2.5次元舞台。そしてなんと、ここで恋の鞘当てにも駆り出されたかなとあかねの衝突まで盛り込んできた。うわぁ、普通のラブコメっぽくなっとる……ベタといえばベタな展開ではあるが、正統派(?)ヒロインとして正妻の座を着々と固めているかなに対し、キャラの強烈さで一撃必殺を狙うあかねというエントリーは、なるほど確かに盛り上がりそうな仕込みである。ちなみに私の場合は、あかねもかなも狙い通りに好感度の高いヒロインになっているが、今回のお話を見ていると一番気になるのは気遣い胃痛ポジのMEMちょだったりする。こういうところで周りが見えてる系女子、いいよね。

 さて、ひどい言い方をすれば結局は何も解決してない中途半端な状態での幕引き。繰り返しになるが、2期がいつくるのか、その早さが評価を分ける。さぁ、ここまで盛り上がった一大ムーブメントの熱を冷まさぬままに次に繋げるでしょうか。

 

 

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