最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ラストの演出が綺麗に決まりすぎててどうにかなってしまった、最終話! 上記サブタイ部分はそのことに敬意を表し、前回の次回予告形式にしておきました。ちなみに私がもっとも敬愛するアニメ作品の1つである「妄想代理人」の最終話のサブタイトルが「最終回。」だったので、これはこれで趣があります。 あまりにも綺麗に、遺恨なく終わらせてしまったので、正直言ってちょいと優等生すぎやしないかと思ってしまったお話。先週までの時点で「大人が上の方で好き放題やっていた政治の話」についてはスレッタたち主人公サイドにはどうしようもない部分であり、そうした「天の上」で行われていたことによって最終的な展開が思い切り左右されるのはどうかという疑念は持っていた。今回は「天の上」よりもさらに上となるデータストームの超絶支配が起こったことでマーキュリー姉妹が世の中の全てを司る神の座にまで上り詰め、あらゆる出来事を自分たちの望み通りの形に改変してしまいましたよ、というのが(乱暴ではあるが)ことの顛末である。見ようによってはあまりにご都合主義的であるし、「そんなんありかよ」という幕引きにも見える。 しかしまぁ、ここまでの展開でクワイエットゼロを代表とするプロスペラらの開発したシステムの無双っぷりはすでに描かれているし、無限の可能性を秘めたエリクトの存在も一応は定義されており、そこにエリクトが唯一認められる血を分けた姉妹であるスレッタが合流したのだから、多少の無茶は許されようというのが大筋での主張。そして、結局我々はデータストームの何たるかをよくわかっていないので、「そうなれば、そうなるやろ」という事実を認めざるを得ないのである。元々プロスペラが仕込んでいた企みの大きさを考えれば、彼女の思惑が破綻したとて、その残り火だけでも事態を丸め込むくらいのことは何とかできたということ。今回はそこにミオリネの策略もギリギリで間に合い、いわばスレッタの「家族全員」での団結作戦で一旦の解決を見たということにしておこう。 そして何と言っても一番のサプライズは、そうして種々の「データの海」にアクセスしたことにより、そこに待ち構えていた4号君に再会できたことだろう(ソフィとノレアの影が見えたことは多少やりすぎかもしれないが)。4号君が出てきてくれたことって、もちろん5号君や視聴者に対してのアピールにもなっているのだけど、何よりもスレッタ本人にとっての救済になっているのよね。これまで何名か印象的な死者を出している本作だが、やはりスレッタが一番影響を受けたのは4号君だろうし、彼の死をきちんと意味づけ出来ないと、スレッタは本当の意味で前に進めなかったかもしれない。そこにきちんとケジメをつけてくれたのはありがたい話。 あとはひたすらに宴の始末。各地でのエピローグは納得できるものもあり、「そんなんありかい」もあり、「それで終わりかい」もあり。チュチュさん、なんで最後の最後に一際口が悪くなってるんだろう……あとエリクトの最終的な扱いはちょっと笑ってしまったな。まぁ、あくまであのマスコットは端末でしかなくて彼女の本体は未だ膨大なデータストームの中に定義づけられてはいるのだろうけど。そんな魔法少女のマスコットみたいなポジションにならんでもよかったのに。あと、作中のポジションはさほど重要でもないくせに異質な存在感でやたらと人気を博したセセリア、あいつ、結局最初から最後まで何一つ損してないのズルくない? オタク君に優しくないギャル、どこまで行っても最強か……。 そして我らがスレッタ&ミオリネの顛末。プロスペラの(一応は)生存ルートになったことはちょっと予想外だったが、まぁ、ここで母を失ってはスレッタの物語として不完全になってしまうからね。小姑をたくさん引っ提げて、2人の新婚生活は充実しているんでしょう。ミオリネさんがあまりにも柔らかく笑うものだから、本当に3年間でどんな生活を送っていたものかと色々と妄想が捗りまくってしまいます。結局視聴者が一番見たかったものを見せてるだけなんだよなぁ……。 というわけでラストの演出。そうね、前回サブタイトルを明かさなかった時点でこうなることは予想できててもおかしくはなかったかも。私は去年の「アニメグランプリ」企画のアニソン部門で「祝福」を選出し、「エアリアルはスレッタにとっての祝福でもなんでもない、母親からの呪いではないか」と書いた。1期時点では間違いなくそれで合っていたとは思うのだが、全てはスレッタの手によって打開され、眼に見える全ては祝福となった。あまりにも鮮やかなこの完成図を、我々はただ享受するだけである。そう、目一杯。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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