最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「私の幸せな結婚」 6 もう真っ先にお断りしておきますが、点数は中の人補正を含みます。こんなマリアージュが拝めようとは……。 中の人の話はラストに回すとして、とりあえず作品のお話から。一応括りとしては「なろうアニメ」に分類されるそうで、今期はこれに「夢見る男子〜」も加えると、異世界ファンタジー外のなろう作品が2作品同時放送ということになる。なるほど流石になろう陣営もアニメの限界には気づいたのか(だいぶ遅くない?)、ようやく違うジャンルでの展開も現実レベルで行えるようになってきた。とはいえ、やはり骨子になろうイズムは流れているであろうことは容易に想像できる部分で、今作は「こんなに分かりやすくていいものか」と不安になるくらいにシンデレラストーリー。通常ならなんらかの成功譚のことを「シンデレラストーリー」と例えるものだが、今作の場合はまんま「シンデレラのストーリー」である。舞台は近代日本にこそなっているものの、継母からはいじめられ、意地悪な姉(今作では妹)にもいじめられ、文字通りの「灰被り」がメソメソしているところに訪れる、なんの脈絡もない突然の縁談。ガラスの靴もかぼちゃの馬車もないけれど、あとは運命の出会いを果たした王子様とのサクセスストーリーへ、いってらっしゃいシンデレラ。 こんだけ分かりやすく、目新しさのかけらもないお話だというのに、このアニメはそこに恥じ入る様子もなく、なんたる堂々とした展開だろうか。制作はキネマシトラス。監督は「スタァライト」で5話(あのまひる回)を担当した人で、アニメの指揮を取るのはこれが初だが「ID:INVADED」では副監督を担当しているという。キネマシトラスのなんか良さげなところ。1話目の抜け抜けとした図太さはそのままでも視聴者から文句も出まいという安定した映像クオリティに裏打ちされたもので、ただ粛々と進行するシンデレラの物語が、「まぁ、こういう大正ロマン風の世界って綺麗に描くとやっぱりいいわねぇ」くらいの感覚で流れていく。ことさらにヒロインの悲劇風味を押し付けるでもなく、逆NTRみたいな妙な男の配置にも特に煽り立てず、本当に、三つ指ついて男の影を踏まずに歩く大正乙女の奥ゆかしさでもって、じっとりとした空気を歩く。そうして出会ったスパダリは、ことさらに春の陽光のようである。 正直、画面の美麗さを除いてしまえば本当になんの変哲もない1話目なので点数の上がりようもないのだが、同じなろう文脈から「何かぶり姫やねん」と突っ込まざるを得ない引っ込み思案なうえしゃまボイスがただただ至福の時を演出する。奥ゆかしき大和撫子上田麗奈ボイスは、これがどれくらいの時間流されるかで国民幸福指数が測られる基準になっているくらいのもので、ただそこに上田ボイスがあるということに可愛い女の子の映像が流れてりゃ、そりゃ満足度は高くなるだろう。またここに意地悪な妹役の佐倉さんがいいアクセントを加えてくれていて、的確にムカつく声質の刺々しさがヒロインとの見事な対比を演出する。2人していい声のはずなのに、その声が正反対の意味を乗せて互いを高め合う関係は極上のユニゾンである。 もう、上田・佐倉の共演だけでも満足しておこうと思っていたのだが、そこに更なる奇跡が舞い降りた。物語終盤、ヒロインうえしゃまがたどり着いた田舎の一軒家。そこでヒロインを出迎えた家政婦のおばちゃん……この声を聞き間違えることがあるだろうか! 我が始源の声、桑島法子ではないか。そう、これこそまさに念願の「綺麗な声」と「綺麗な声」の出会い。ここ最近桑島法子は(地元岩手のPRに熱心すぎるせいか)アニメの仕事が減っており、なかなか聞く機会がなかった。そして上田麗奈との共演となると、本当にこれまで記憶に残る作品がなかったのだが、ようやくここで実現した。もう、そのことだけで私の中では惑星直列グランドクロスなのですよ。この土地をヴァルハラとしよう。 分からねぇかな、このレベルの話はよ……。まぁ、伝わる人にだけ受け取ってもらえればいいです。視聴継続決定です。できることなら、声のクオリティ・作画のクオリティに負けないような素敵な物語になってほしいと思います。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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