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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」 5

 始まりました……始まってしまいましたな……。私は今、大いに身構えております。

 さて、これまで語る機会もなかったので触れてこなかったが、実は私、「るろ剣」の大ファンなんですよ。それはもう、1コマ単位でラーニングする勢いで。せっかくの機会なのでその辺りの話に触れておくと、まず、私の幼少期の人格形成に影響を与えた漫画作品は(ジャンプに限定するなら)間違いなく「キン肉マン」と「聖闘士星矢」。この辺はなんとなくブログを通しても伝わっているはず。ただ、冷静に考えればこの辺も直撃世代ではないんですよね。上の兄弟のためのコミックが家にあったから繰り返し繰り返し読み続けていたというのが実際で、多分ジャンプのリアタイ直撃でいうなら、おそらくドラゴンボールとかの方が近い世代だったはず。それなのに、何故か私はあんまりDBには興味がないんです。これは理由は不明だけど……おそらく幼少期に実家の環境があまりアニメを視聴させてもらえない家だったってのが大きいかもしれません。DBの影響力って、原作漫画もそうだけど、その後延々放送が続いてたアニメの方が大きい気がしません? 原作漫画は後半は割とダレたイメージだし、いうてそこまで長いわけでもなく、スパッと切れたあとでコミックがない状態なら、DB熱ってそこまで強烈なものにはならなかったんですよ。

 そしてもう1つの私が熱狂的ファンな作品に「ジョジョ」があるわけだが、これ、実は真剣に読み始めたのは大学に入ったあとなんですよね。今自分で思い出しても意外な話なんだけど、一応ジャンプで読んではいたし、5部あたりはリアタイでそこそこアツかった記憶もあるのだが、その後のマニアックなハマり方になったのは大学に入ってからの仲間の影響が強い。よって、リアタイで読んでた最強漫画はジョジョではなかった。

 そして、このポカリと空いた穴にハマっているのが、実はこの「るろ剣」だったんです。コミックを最初に買ったのは妹だった気もするんだけど、途中から俺が全部引き取って自費でコミックを買うようになって、本当に繰り返し読んでた。大好き度が分かりやすいエピソードの1つとして、当時学校で私が主催で「チキチキ!雪代縁軍団が誰に倒されるかトトカルチョ〜」を開催したことがあるくらい好きだった。ほんで俺のひねくれたベットは「縁が外印さんに倒される」だったことは今でも忘れられない。外印さんの印象、めっちゃ良かったんだよなぁ……最後にラスボスになってくれと思うくらいには……。

 とにかくそんだけ大好きだったるろ剣。好きだった理由は色々と考えられるが、個人的には「和月伸宏の漫画哲学がやけに肌に合った」っていうのがある気がする。たとえばこれと全く対極にあるのが「荒木飛呂彦の漫画哲学」で、あのおっさんが何を考えてるかは最初から最後までなーんも分からん。でも、分からないからこそ楽しいのがジョジョ。その逆で、何を考えて漫画を描いているのか、どういう狙いで筋立てているのかをぜーんぶオープンにしちゃったあまりに卑近すぎた漫画家が和月伸宏なのである。だから私は荒木飛呂彦のことは「荒木先生」とどうしても敬称をつけて読んでしまうが、和月のことは今後は「和月」と書くと思う。彼がコミックで垂れ流す制作の裏側、見せんでいいものまで見せちゃってるのは間違いないのだが、幼かった私にはその苦闘の様子がなんだか響いちゃって。「そうかぁ、漫画家ってこんなこと考えながら作品作ってるんだぁ」が分かるのがめちゃめちゃ楽しかったのよね。そんな贔屓目もあって、るろ剣は本当に好きな漫画の1つ。現在連載中の北海道編も普通におもろいから偉いよね。

 そして、そんな大好きだった漫画のアニメ。上で書いた通り、実家はあまりアニメを見せてもらえない環境だったので、実はアニメ1作目はほぼ視聴したことがない。大ファンだったにも関わらず、アニメに触れなかったのだ。今にして思えば、触れづらい環境にあったことを理由に意識的に回避していた部分もあったかもしれない。何しろ当時のジャンプアニメってそれこそDBのせいもあって「尺稼ぎ、原作ブレイクのクソアニメ」みたいな印象も強かったし、「原作漫画よりもアニメが面白いわけない」という考えが中心だった(当時はまだアニメオタクでもなんでもなかったからね……)。また、見てもいなかったけどジャンプ誌上発表されたキャスト配置などにも反感を抱く要素が大きく、「なんでぇなんでぇ、剣心役が声優素人で、しかも女性キャスト? ふざけてんの?」とか思ってた記憶が。おかげで今回のアニメ化に際して、「ダイの大冒険」と同じように「旧作ガー」「旧作キャストガー」みたいなことを何一つ言わずに済みます。アニメ視聴を許さなかった実家のお母さんありがとう。ちなみに今回のキャスティングはガチ度合いが伝わってきて非常に好感が持てます。斉藤壮馬は大好きなのでおそらくこの剣心はすごく肌に合う剣心になると思うし、現時点で発表されてるキャストも概ね満足してる。不安があるとするなら、「1話目、いきなり比留間兄弟で高木渉とチョーさん使ってきたぞ。このあとどうなるねん」みたいな部分でしょうかね。沖田総司が保志総一朗っていう配置も好き寄りの好き。今から阿武隈四入道のキャスト予想でもしておくかい?

 アニメのクオリティで言えば……まぁ、ぶっちゃけ「並」だ。ライデンフィルムなら大崩れはしないと思うし、監督の山本秀世も「テニプリ」のアニメ化などの実績が多く、おそらく余計なことしてしゃしゃりでるような采配にはならないだろう。唯一懸念があるとすれば、最後まで全て製作するとして、どれくらいの枠が確保できているかだ。それこそ「ダイの大冒険」くらい、もしくは「フルーツバスケット」くらいの尺があれば問題なくいけると思うのだが……上述の通り、和月流の漫画構築術で作られた漫画なので、実は原作から削れるエピソードってほとんどないんだよねぇ……うまいことまとまりのいいシリーズを作ってくれるよう、祈るしかない。頼む、変な改変と駆け足グダグダ展開だけは勘弁してくれ! 俺はオープニング映像の戦闘描写でいきなり癋見→ひょっとこ→式尉から出してきたスタッフを信じてるで!(それでいいのか?)

 

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