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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「レベル1だけどユニークスキルで最強です」 3

 今期2作目の「レベル1」作品。もう、この世界でブラック企業から抜け出すには、ゾンビになるか、転生するかの2択しかないのだろうか……よかった、俺は働いてなくて……(働いてます)。

 今期8なろう目にして、久しぶりに痛いほどに感じる支離滅裂さがたまらない作品。テンプレやご都合主義でなあなあのまま進む作品は多々あれど、ここまで意味不明な展開が続出するなろうというのも久しぶり、こいつぁ香ばしい。

 最初に登場した「あらゆるものがダンジョンドロップする世界」という設定、実はこれだけなら割と面白いというか、何か世界が1つ作れそうな可能性すら感じるいいアイディアだと思う。ダンジョンドロップ云々を扱った作品は過去にも腐るほど存在していたが、今作は「ダンジョンドロップでのみ、この世の物質は生まれている」という哲学レベルの話になっており、「世界はどうやって生まれたんや……」という謎を考え始めると非常に興味深くはある。また、そうした根本的な問題を考えないようにしても、「特定階層・特定モンスターを倒せば必ず決まったものが出る」という世界で、ドロップ効率を計算しながらダンジョン探索を進める冒険っていうのは何か意外な切り口が作れそうで面白そうだ。最初に紹介されたアイテムがもやしという「どないやねん」っぷりも意外な導入になっており、これだけでも色々とやりようのある設定。

 ……だったのだが……結局、何も考えたくないから作った適当な設定だということが分かり、1話かからずに馬脚を表すのがなんとも……今作の主人公、タイトルでは「ユニークスキルがあるから最強」とのことだがそんなこたぁない。最大のラッキーは、転生した直後に「武器も道具も一式揃えているのに世界に身内もおらず、ダンジョン内で暮らしてひたすら1階を彷徨くという、これまでの生き様を全く想定できない不可解すぎる親切幼女に出会ったこと」である。もう、キャラのバックボーンを描く気がさらさらない。そして親切幼女から世界設定を教わると(ステータスオープンしたので減点1)、今度は会ってほとんど会話すらしてない幼女にいきなりアパートの鍵を渡すという奇行に走る。もう、親切とかそう言う次元を飛び越えて、怖い。なんやそのメンタリティ。幼女側もそれをなんの抵抗もなく受け入れる世界。怖い。 

 そして結局特に理由もつけずに現れるチート装置。もう、その設定が出てきた時点でレベル1とかいうタイトル部分に全く意味がない。なんでもできるようになるため、最初に面白いと思ったドロップ設定自体が灰燼に帰す。何を目的に設定を積み重ねているのだろう。いいなぁ、この自由さがなろうだなぁ。突然出てくるバニーガールが求愛してきてもなんの不思議もないなぁ。

 あと、「異世界言語気にしちゃうおじさん」なので一応突っ込んでおくが、話してる言葉が完全に日本語なのに主人公の名前(と新しいダンジョンの名前)だけ発音しづらいというのは音韻的にどう考えてもおかしい。「サトウ」が発音しづらいのに「ただいま」「おかえりなさい」がネイティブ発音なはずがないのである。なんでそういうところでこだわりのないこだわりを見せようとするんだ。頼むから、もう少し考えて物を書いてくれ。

 以上、いつも通りのなろうへの愚痴でした。こいつぁ今後が楽しみな作品だが、「進化の実」みたいにもっと地獄みたいななろうもあるので、爆発力にも欠ける気がするのが勿体無いな!(何を期待してるんだ)

 

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