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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「BULLBUSTER ブルバスター」 5

 「SYNDUALITY Noir」と入れ替わりでやってきた無骨系ロボットアニメ。いや、もうここまで来ちゃうとロボっていうよりも作中で言われてた「重機」っていう方がいい気もするが……。

 シンデュアリティ同様、私はロボットアニメに特に思い入れがないので「やったぜ新規ロボ」とは特に思わないのだが、それでもやっぱり1シーズンに1本くらいロボがいてくれるとなんだホッとする。それがたとえどれだけトンチキな設定だったとしてもだ。ロボットの名前がそのままアニメのタイトルにもなっており、メカオタクの青年がそれに乗り込んで戦っていくという意味では初代ガンダムの正統後継と言えなくもなくもなくもなくもなくもない。ただ、こちらの世界は宇宙を股にかけた大戦争など影も形もなく、せいぜい与えられた任務は「害獣」駆除程度のもの。おかげで現実の重機に毛が生えた程度の「似非リアル」ロボットでもそこそこの任務がこなせるようである。

 無骨で格好良さをあまり追求していないという意味ではシンデュアリティと同じだが、リアルに寄せたこちらはより無骨さアップというか、かっこ悪さアップ。それでも「零細の町工場が作った精一杯の重機が街の平和を守るために頑張っている」という図自体は決して格好悪いものではない。作中でも「やっぱり2本足はダメだ」などと揶揄されていたが、なんとか「憧れの巨大ロボ」の活躍に近づけるよう、是非とも主人公には精進してほしいところ。そして、そんな主人公の前に立ちはだかるのは……技術の壁よりもむしろ経済の壁。オープニングを見るとどうやら「お仕事もの」という側面も色濃いらしく、1話目でも「なんでコピー機って肝心なところで止まっちゃうんだろうね……」というオフィスあるあるに始まり、世知辛い日本の企業体質が主人公の夢の前に立ち塞がる。こういう「お仕事だから」というネタ回しも過去にはちょいちょいあったデザインで、個人的には公務員だったせいでしがらみが多かった「アクティヴレイド」なんかの印象が強い。夢と現実の葛藤という意味では立派にドラマの題材たりうるヘンテコ設定だが、さて、どんな風にロボットアニメとしての話を膨らませていくんだろうか。

 映像制作はロボアニメ(?)としては「デカダンス」を担当したNUT。少なくとも1話目はメカもキャラも悪くない仕上がりで、「このままシンデュアリティと同じくらいまで盛り上がってくれれば御の字だよ」くらいの期待感。まぁ、メカの格好悪さをどこまで話の魅力で引っ張れるかだね。このデザインだとロボットアニメの定石である「新メカを登場させて大盛り上がり!」みたいな展開が作りにくい気がするが……ガンガレ。

 

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