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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「アイドルマスター ミリオンライブ!」 6

 ニチアサに黒船の来航じゃぁぁあ! まさかのアイマスがこの時間帯に電撃参戦。日本中の女児たちよ、再びアイドルを目指して立ち上がれ!

 「ニチアサのアイドルアニメ」というと私が意図的に守備範囲外に置いておいた2シリーズが代表で、「プリパラ」「アイカツ」シリーズが長年に渡りその座を支配し続けてきた印象。しかし数年前にアイカツが幕を下ろし、プリパラシリーズも紆余曲折を経た末に昨年閉店。「日曜のアイドル」はここのところ空位となっていたわけだ。そしてそこに、まさかまさかのアイマス殴り込み。「なんでアイマスがニチアサに!?」と初見では驚いたものだが、冷静に考えればこれ以上に相応しい枠があるだろうか。コロンブスの卵とはまさにこのことである。

 などと大仰で偉そうな出だしから始めてみたものの、私は残念ながらアイマスフォロワーではない。アニメ放送されたシリーズは一通り目を通しており、初代765プロも嫌いじゃなかったし、デレマス、そして直近の「U149」に至るまで、一定の品質を維持して展開されるシリーズは「それぞれのアニメシリーズ」として享受はしていた。ただ、結局その根源たるゲームには手を出さない状態が続き、「別派閥」であるバンドリ軍に身を寄せて以降は自衛の意味もこめてそのガードを固めた。おかげで業界でも最も複雑な形態で領土を広げ続けるアイマス軍の内情はもはや理解の及ぶものではなく、最近では映画館に行くたびに立て続けにアイマス映画のCMを目撃し、「え? 今何本くらい別プロジェクトで動いてるものなの?」と困惑したものである。

 そんな状況なので、このニチアサについても「まぁ、こないだのU149みたいに単品でハイクオリティになってくれれば嬉しいけど、女児向けアニメってんで適当なもんが出てくる可能性もあるよなー」とかいささかの警戒を持ちながらの視聴となった。最初の関門は白組制作のCG作画。映画館で見た予告も「ははぁん、ライブシーンの手間を避けるためにも全編CGのしたのか。画面が浮いちゃわないといいけど」などと思っていたので、やはり場面によっては硬さを感じる部分がゼロとは言わない。でもまぁ、こちとらサンジゲンCGにすっかり飼い慣らされた身でして……白組CGも日本を代表する最高品質ですよ。ライブシーンのモデルとほぼ同じレイヤーで描かれる日常芝居。表情の付け方などもほぼ「手描きアニメ」と言われるレベルにまで到達し、新たなアイマスの形として文句をつけるべきところはない。なんやかんや言うてソシャゲアニメには違いないのだから今後はとんでもない数のキャラが出てくると思われる(エンディングですでに出ている)が、そうして大量のネームドキャラを処理して作業効率を落とさないためのCG。なるほどいいバランスを見つけたものである。

 「ソシャゲアニメだからどーせキャラの陳列ショーになっちゃうんじゃないの?」というこれまたお馴染みの懸念もあったが、少なくとも1話目は非常に真っ当なガールミーツガールからの夢の始まりを描いている。メイン級は赤青黄の3人に見定め、きちんと「ニチアサのドラマ」としても成立しそう。今後のサブ(サブって言ったら担当Pに怒られるんだろうか)の絡め方次第だが、少なくともソシャゲアニメの呪縛にがんじがらめという印象はない。流石にここまで数多のプロジェクトを展開してきたタイトルである。打ち出し方に失態はなさそうだ。

 そしてこれが1番意外というか、純粋に知らなかった部分なのだが、今作は「765プロの正統続編」だったんだね。これまでのアイマスシリーズと言ったらさまざま事務所に展開する「横に広がるプロジェクト」だと思っていたので、「もういい加減アイドル多すぎて覚えられへんやろ」という諦めがあったのだが、どうやらこの感じは「初代からの世代交代を狙ったタイトル」のように見受けられる(レジェンドたちが引退するというわけじゃなかろうが)。この繋がりなら、私の大したことないアイマス知識でも分かる部分はあるし、結局私は四条貴音さんが歌って踊っていればそれで嬉しいのである(765プロの推しはおひめちん、時点で我那覇くんと定めている)。思いの外、「私でも楽しめそうなアイマス」が出てきてくれて嬉しい限り。

 あと、これまた意外だったのはメインキャストが若手ばかりなのかと思ったらがっつり腰を据えた面子だったこと。山崎はるかってもっと昔のどっかでアイマスと関わってるもんだとばっかり思ってたんだが、そうでもなかったんだね。そしてその隣には会長とテイオーころあずとMachicoという元ホリプロコンビが控えている。「ソシャゲのアイマス」っていうと「まだ全然実績がない若手を集めてきた新人声優発掘セールみたいなところちゃうん?」と勝手に思っていたのだが、どうやら勘違いだったようである(多分、他のタイトルだったんだろうな)。ころあずに関しては「アイカツからの使者」と見ることもできるわけで、いろんなところから新旧硬軟織り交ぜた「新しいニチアサ」が楽しめそうだ。

 

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