最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「青のオーケストラ」 5→6 良い音だったと思います。実にEテレらしい教育的なサポートも含め、オーケストラに馴染むための手解きとしても良い作品だったんじゃないでしょうか。 序盤の印象は「普通」。映像にしてもシナリオにしても、決して悪くはないけどそこまで惹きつけられるほどじゃないかな、ってんでそれなりに観ていた。少しずつ様子が変わっていったのは1クール超えて、キャラの関係が固まり、主人公・ハジメが逃げずに自分の境遇や音と向き合えるようになってきてから。ぶっちゃけると序盤ってハジメとヒロインの律子のラブがメインになるのかな、って思ってたんだけど、あんまりそこを近視眼的に見守る作品としてデザインされてないな、っていうのが分かって、オケ全体の大きな流れが見えるようになってから面白さがダイレクトに出るようになったかな。もちろん中心は常にハジメで、彼の血統をめぐっての佐伯とのあれこれがドラマとしてのドロドロではハイライトになるんだが、今作は別に昼ドラをメインで見せたかったわけではなく、あくまでも「オーケストラ」という大上段のテーマを見せるための方策でしかなかったはず。各キャラクターに迷いが消え、次第に1つに集まって最後に大きな音が完成する。その全体像が実に綺麗。2クールアニメとしてお手本のようなシリーズ構成になっていた。 「演奏シーンのCGがどうにも」みたいな印象も最初はあったし、最後まで受け付けない人もいたかもしれないが、そこはできる範囲で最善の選択をした結果だと思っている。演奏シーンの見せ方ってのは何も楽器の上で指が動いている様子を事細かに描くことで成り立つばかりではない(それを全部やってのける作品が化け物なだけである)。今作は「作中のドラマと、各楽曲に与えられたテーマを同時に見せていく」という手法で「青春オーケストラドラマ」としての存在意義を主張しており、「これ、オケがテーマじゃなくて他の部活でもよかったよね」という反応を許さない作劇になっている。その集大成が最終回の演奏で、さまざまな景色・思い出が重なり合って長大な演奏シーンを成立させられたのは、ここまでの積み重ねがあったおかげなのは間違いない。今作で深くクラシックに触れたお子さんなんかは、ここからさまざまな興味を持って音楽を聴くことが出来るようになるんじゃなかろうか。 お子さん相手にこのドラマは味が濃いやろ、と思わないでもないが、まぁ、終わってみれば作中に悪人は1人もおらず、良い仲間たちに恵まれた少年の話だったのだからよかったじゃないですか(親父は善人ではなかろうが)。無事に2期が決まっているようなので、毎度お馴染みで申し訳ないが、この言葉で締めさせてもらいましょう。 そして、次の曲が始まるのです。
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