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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
世界は新たな時代に突入した。そう、日曜の朝にテレビをつけても、待てど暮らせどスーパー戦隊が放送されていない時代である。悲しみの果てに、僕たちはどう生きるか。 というわけで今週のリアタイ視聴は当然こっちである(直前まで寝てたのでプリキュアはまだ観てない)。いったいどのような姿勢で今作を視聴すべきなのか、そもそも視聴すべきなのかなどと色々考えながらのスタート。答えはまだ出ていない。 正直に白状しよう。私は今作に対して相当な偏見を持って接することになる。作品自体に罪がないことは分かりつつも、やはり「スーパー戦隊を終わらせた作品」であるからだ。ニチアサの伝統、「どれみを終わらせたナージャが憎い」というナージャ論法(ちなみに翌年はナージャを終わらせたプリキュアが憎かった)で、「わざわざ50年の歴史に終止符を打って始まった番組」というのは、(全くもって理不尽な認識であることは重々承知しつつ)相当に重いカルマを背負ってスタートしたと言わざるを得ない。 そして、1話目を観た時点ではまだこのカルマを濯ぐことは難しい。「……めっちゃ気合い入れて作ってるじゃん……予算かかってるやろ……ほな戦隊作れや……」と思ってしまうからだ。もちろん予算やら販促商品やらなんやら以外にも戦隊が終わった理由はたくさんあるのだろうが、少なくともこの作品を新たにスタートさせる大義名分は今のところ見当たらない。1話目時点で早くも「2体目のギャバン」が登場しており、ヒーローの数も大きく変わるわけじゃないし……硬派なドラマ作りを目指したとしても、ゴーバス、キューレン、なんぼでも似たようなスタートはあったわけで、看板のすげ替えの合理的理由は未だ分からない。 「看板」という話で言えば、今作は数十年の間倉庫で眠っていた(たまに虫干しのために外に出していた)ギャバンという骨董品の看板を担ぎ出してきた、最近ではお馴染みの「焼き直し」作品でもある。新たなプロジェクトをスタートさせるにあたり、完全新規じゃなくて「過去作の看板を借りる」スタンスになっているのも微妙に納得いってない。そりゃま、完全新作にするよりは圧倒的に客引きできるし、使いまわせるリソースが多いのだからいいことずくめだとは思うが、スーパー戦隊に引導を渡すなら、せめて完全新規タイトルで勝負するくらいの気概を見せてくれよ、とも思う。ギャバンが出てきたら、それこそフツーに戦隊コラボとかやりそうだし。いろんな方向性が、「半端に切りきれてない」印象があるのはどうにも気になるのである。 そうしたしがらみをいっぺん全部忘れたとしても、正直1話目時点での印象はぼんやりしている。いや、画面はバリバリのCG展開とか相当に「この1話目でしっかり見せつけるぞ!」という意気込みを感じるものではあったが、作品全体の構想としてどこに行きたいのかがあんまり見えない。はっきりいうなら「ライダーとどう差別化したいのか」がよくわかってない。私はいい歳になってから初めて戦隊にハマるという変なルートを通った戦隊ファンなのだが、その流れであんまりライダーに流れることがなかった。作品単位で好きなライダーはいたのだが、それがシリーズへの愛着にはあまりつながっておらず、令和に入ってからは途中で退屈になって切るライダーも多い(すまんが、ゼッツもう観てない)。そんな私からすると、「これもライダーと大差ないのでは……」という印象が強く、今後の視聴を続けるかどうかすら怪しい状態になってしまうのである。 まぁ、そうは言っても「じゃぁ戦隊とライダーって何が違うんだよ」と聞かれたら現時点ではその答えは無いのだが……やっぱ狙ってる年齢層なのかしら。戦隊ってどこまで行ってもしっかりと「子供向け」を維持できていたのが強みだったと思うんだよな。今回のギャバン、完全に時代劇フォーマットがそのまんまでお話として渋いし、いきなり専門用語連発で世界設定がややこしいのもあまり子供向けにフレンドリーではない気がする。そのくせわざわざ原典から改変した「エモ」みたいな分かりやすい要素はなんだか取ってつけたようで、それこそライダーのデザインに被りまくってるし……どうにも先行きが見えない。 ……とまぁ、色々と不安も文句もあるのだが、繰り返しになるが、全て戦隊への未練を引きずっているおっさんの恨み節7割で考える必要がある。正しいターゲット層であるお子さんたちは真っ赤でキラキラの新ヒーローに目を輝かせている可能性も充分にあるわけですし。今後の展開次第で、ナージャのように(?)新しい可能性を広げてくれることを願うしかないだろう。 まぁ、いい大人がニチアサの中身に必死になること自体がおかしな話ですからね(宇宙崩壊)。 PR 色々と騒がしい作品でしたね……。あらゆるレベルでさ……。 まず、言うてもしょうがないことだとはわかっちゃいるが、私はスーパー戦隊シリーズが(たとえ一時のことであっても)途絶えてしまうことに納得いってない。そりゃさ、モロに少子化の煽りを受けてビジネスとして難しくなってる事情は理解するけどさ……代替策が似たようなギャバンっていうのが軟着陸にしても半端じゃない? とは思ってしまう。でもここでほんとに特撮シリーズが完全に切れちゃったらもはや再開の目処も立たないだろうし、色々と苦しい部分はあるんだろうなぁ。色々考えながらも、結局単なるいちファンが感じるのは「頑張って続けてくれよ」しかないので、終止符を打たれたことはただただ悲しい。 そんな悲しいナンバーワンが、さらにほんとにどうしようもない理由で作中に拭えぬ汚点を残してしまい、花道を飾れなかったと言うのも本当に悲しい。スタッフさんは本当に頑張ってくれていて、ギリギリの現場はよく作品を成立させたとは思うが、当初予定していた完璧な形で提供されなかったことは残念でしかない。結局、「人」を資源にして作り上げているエンタメは、こういうリスクが常に伴うってことなのよねぇ……。スーパー戦隊シリーズ、なんで周年作品で毎度毎度トラブルに巻き込まれるんでしょうね。 などという外野の要素を全部取っ払って「ゴジュウジャー」という作品単体で見ると、実は中盤にちょっと心離れた部分があったことは白状せねばなるまい。個人的には、今作の戦隊リング、歴代レッドの使い方はあんまり好みじゃなかったんだよな。まぁ、どこまでいってもゴーカイから戦隊に入った人間はレジェンド戦士の使い方であれ以上のものを求めてしまうので絶対に叶えられない夢を持ち続けているだけなのだが……「変質した過去の先輩たちと戦う」という構図、ジオウで危なくなって路線変更したアイディアなんだよな。「変質した戦隊魂」については数代前のイカレ野郎どもがやり尽くしてしまったし、もう少し別なアプローチでアニバーサリーを飾る手段があればよかったのに、とは思っていた。 でもまぁ、そこはほんとにないものねだりだったし、中盤以降にどんどんキャラどうしの絡みが増していけばいつも通りに楽しめるようにはなっていた。ここんところ引き合いに出す機会が多い概念だが「敵組織のわちゃわちゃ具合」が本作はかなり良かった。テガソード・テガジューンの2体は最初から最後まで「仲良く喧嘩してる」状態なわけで、身も蓋も無い言い方をすればずっと茶番を見せられていたようなものなのだが、クルクル変わる敵組織のモチベーションはきちんと刺激として機能しており、常に新鮮なマッチメイクでドラマも戦闘も盛り上げてくれた。まぁ、やっぱ最大の立役者はファイヤキャンドルさんだと思いますけどね。キャストの三本木大輔氏の名演もあり、ヒーロー勢を差し置いて今作のMVPに認定したい。ちなみに時点はおにーちゃん。敵組織の濃さが本当に最高の作品。ちなみにヒーローサイドで一番のお気に入りは竜儀。名言・名エピソードの数々に加え、ブレない姿勢はあちこちに振り回される作品の世界観を強固に支えてくれていた。イエローが格好いい戦隊は良い戦隊である。 総括すると、いろんなレベルで「心残り」がある作品にはなってしまったが、これはこれで歴史の一里塚。これを1つのけじめとして、次なる歴史のスタートを、ただただ願うのみである。 いやさか。 2年ぶりとなるライダー・戦隊の夏映画でございます。去年行かなかったのは「ガッチャード」が全然刺さらなくて途中で視聴をやめてしまったことが理由で、夏映画は90分の分配が戦隊30分:ライダー60分なので、流石にフォローしてないライダーのために劇場に足を運ぶ気にはならなかったというわけですよ。 元々あんまりライダーは積極的にフォローしない人間であり、最後に面白いと思って観てたのは多分「ジオウ」だったはず。令和になってからは一応ガッチャード以外は流し見くらいはしてたはずなんだけど、それなりに観てたと言えるレベルはリバイスとギーツくらいなもんで。ただ、今年のガヴに関しては一応ダラダラと視聴は続けていたのでこの夏映画を観る権利はかろうじて獲得できた。まぁ、最悪最初の30分で満足して帰ってくればいいしね。
<というわけで一応ネタバレ注意。ネタといえばネタはある……のかな>
花金なので映画館でも行こうかな、と思って上映リスト見てたら「あっ、やべ、忘れてた!」って思い出したのでちょうど良きタイミングで行ってきた、1年ぶりのVシネクスト。連休中に始まってた限定上映なので、下手したらもうちょっとで終わってたかもしれん、危なかった。一応劇場上映作品なのでネタバレ前に折り返ししておきますが、まぁ、特にネタというネタもなく、かなり王道展開ではありましたね。あ、VSって書いてるけど今回はガチで対決要素はゼロです(ネタバレ)
<ギラさんとか、VS構造組みやすいキャラのくせに……>
オラァ! 50年目やぞ! ケジメつけろやぁ! 拙者、アニバーサリー戦隊大好き侍。いや、しょうがないじゃん。スーパー戦隊にハマったきっかけがどこぞの海賊やねんぞ。先週時点では「アニバーサリーも5年おきにやってりゃ食傷気味だから無理せんでいいぞ」なんて殊勝な態度でいましたが、ぶっちゃけ、お祭り騒ぎなんてなんぼあってもいいですからね。その上での1話目の感想はというと…… フォーマットが……フォーマットが分からん!!!! さぁさぁ、いったい何が始まったんだ?! 1話目のぽかん具合はドンブラにもキングオージャーにも匹敵するレベル。知らない言葉や知らない設定がどんどん出てきて、戦隊のぬるま湯に浸かってるおっさんにはなかなかついていけない。これ、どこをどう転がす気なんだろうか。我々はただ、新たな時代の戦隊が1から築き上げる世界を指をくわえて見ているしかないぞ。 まー、究極のマンネリズムこそが戦隊の良さとはいえ、そんなことを言い続けてたら文化はいつか滅びてしまう。そこに常に新しい風を入れるからこそ進化を続けているわけだが、ほんとに「1話目」のフォーマットとして意味がわからなかったですな。主人公のキャラは分かる。ここのところオレサマ系のレッドは割と比率が高いが、クレバーが売りだったタイヤと比べるとどこか静かな熱情を燃やしている印象こそ近いが、スマートさは段違い。何しろこちとらニートですからな。だいぶ社会適応力に劣っているスタート。何らかの出生の秘密を抱えていそうな主人公に対して提供されるのは、なんと「いきなり巨大ロボで出てくる敵幹部」という反則技である。冒頭の「ロボの墓場」の話といい、今回は割と巨大戦にフィーチャーしたコンセプトになるのだろうか。まぁ、先代アニバーサリーはキャラ自身が巨大ロボみたいなもんだったしな。おそらく既存のバトルパートと差をつける要素として「巨大ロボギミック」は今後大きく変わってくるんじゃなかろうか。ロボの変形ギミックも独特だし、搭乗シーケンスも異彩を放つ。あげく敵とのバトル前にはタイマンの名乗りシーンまで用意されており、規模の大小に関わらずとにかく「タイマンでてっぺんを狙う」というなかなかヤンキーな設定が徹底している。どこにどう面白さが盛り込まれるかは予想もつかない。 「このままじゃ史上初、レッドが変身しないまま1話目が終わってしまうんでは」とハラハラしていたが、流石にそこまで思い切ったことにはならず、「巨大ロボだと雑魚兵士の掃討がめんどくせぇ」ってんで、ようやく副次的にレッドフォームに変身。この順番も相当異質だが、等身大バトルでもやっぱり「タイマン」の要素は強めだし、格ゲーのコンボチェーンをイメージして一時停止を駆使した技の描写なんかもいろんなところでとにかくクドい。「意味は分からんが1話目で見せたい要素全部いれとこ」みたいな貪欲さにげっぷが止まらないよ。 そして視聴者としては最大の注目ポイントであるアニバーサリー要素。全然関係無いと思われていたバイトの同僚(なんかすごく見たことある気がする)が突然タイヤ人間じゃなくてクワガタオージャーに変身するというイミフすぎるサプライズがその幕開け。これはあれですかね、事前に巨大ロボが大量に蠢いている「戦隊ユニバース」を1つに括るという部分は一応ゴーカイ次元と同じだけど、必ずしもそこに「オリジナルキャスト」を必要としないパターンかな? いや、オリジナルキャストなんだけども。そうじゃなくて。フォーマットは微妙に違うけど初期のジオウにおけるライダーの扱いに近いような。まー、もはや先輩戦隊からオリジナルキャスト引っ張ってくるのもかなり大変だろうし、どっかで妥協案を探さなきゃいけないのは間違い無いのだが、ここはやっぱちょっと怖いよね。ドンブラの「敵怪人に戦隊要素入れちゃう」くらいだとギャグで済まされた(済ますしかなかった)ので受け入れられたが、がっつり「戦隊レッド」が登場するとなると、やはりそのバックには「あの世界で活躍した本人」を意識せざるを得ない。単なる装飾としてレッドを使うのはハイリスクでローリターンになりそうだが大丈夫か。アニバーサリー要素の使い方、マジでむずいんだって。ゴーカイが上手くやりすぎてたからなぁ(あとジオウも)。何とかそこらへんは「50周年なんだから予算降りるだろ! 頑張ってキャスティングにかけずり回って!」と祈るしかない。そして出ないなら出ないで割り切って、巧妙な他戦隊とのコラボを期待するしかない。少なくとも1話目はキングオージャー要素はゼロだったからちょっと心配だぞ! どっちかっていうとブンブンジャー要素の方が強かったからな! ブンブン、今どこで何してるんだろうな! こうしていろんなところに振り回されること自体を楽しんでいるのもまた事実。いいんだよ、おっさんのわがままなんて無視して、好き勝手やってくれ。「誰も知らない場所へ行くなら、君の後ろに道が生まれる」。 何よりもまず、1年間お疲れ様でした。戦隊シリーズは点数はつけずにざっくりとランク分けで評価してるんですが、最終的に今作は「A」まで行っていいかな、と思っている。キングオージャーが「Sにいくかどうか悩んだがギリA」だったのに対してこっちは「Bをつけるのは流石に勿体無いのでA」くらいの差分をつけているが、個人的な事情でちょっと試聴がなおざりになった部分があったことをさっぴいて、やっぱちゃんと面白い戦隊だったと思うわ。ちなみに「個人的事情」は、①ここ数年、面白い戦隊が続きすぎて贅沢になってる ②ニチアサのエネルギーの大半をプリキュアに吸われていた というブンブンジャー自体に何の責任も無いものなので。 さて、そうして最終的に評価が上がった理由は、「思いの外重くてクドいとこにぶっこんだ」ことですかね。シリーズ当初の感想を確認してたら「キングオージャーがどシリアスだったし、多少ご陽気愉快な戦隊になればいいんじゃね? 過去の車モチーフ戦隊ってだいたいご陽気だったし」という導入で、実際に「バクアゲ」なんて言ってる連中はパリピ属性持ちのはずなのだが、これがなんと戦隊史の中ではむしろ社会派でスマート&シリアス寄りの構造だったっていう。まぁ、最終回間際の展開が特にそうだったもんだから印象が強く残っているだけって可能性もあるが、こんだけ作中でメンバーが脱入隊を繰り返した戦隊ってのも珍しいんじゃなかろうか。サキトが加わるまでそこそこあって、その後間も無くゲンバが脱退。オープニングでもぽっかり穴が空いた状態がしばらく進み、ゲンバが戻ってきて「よかったよかった」と思ったらラストの展開でずっとシャーシロが抜けっぱなしっていう。この類を見ない構造も、1つの戦隊として括られているけどみんな個別に「仕事」を持っているっていうブンブンジャーならではの個性を発揮したものなので、きちんと事前にシナリオラインに統制が取れてたってことよね。 やっぱり1年と長丁場のスーパー戦隊は、メンバーの個性をいかに引き立てるかってのが一番の評価ポイント。キングオージャーはそれをこれ以上ない形で実現させていたわけだが(ドンブラ? やればいいってもんちゃうぞ)、今作も「調達屋」やら「始末屋」やらの肩書きが単なる名前だけに終わらず、個人のパーソナリティに言及してしっかりシナリオに絡んでいたのが高評価。終わってみて最後に振り返ると、世界全体の「正義」の姿を体現し続けたせいで主人公のタイヤが相対的に一番個性が薄く見えたまである。そんだけ隅々まで気を遣ってくれていたってことよね。 そうして貪欲に色んな要素をぶっ込んだもんで情報量が渋滞して消化不良で終わってしまった、という感想もあるにはあるが、たとえばすでに情報が出ているVシネのストーリーに繋がったり、「これから先の彼らの進路」が想像できる余白があるってのも悪くないと思うんですよね。その名の通りに走り続ける戦隊だし、未来の可能性や無限の広がりを勝手に想像できる形で終わったのはむしろ良かったんじゃないかと。これから先、なんぼでもスピンオフさせりゃいいんだしね。 そう言う意味では、色んな要素を飲み込んだ悪役サイドの活躍も正義サイドと同じウェイトで考えてしまって良かったのかもしれない。サンシーターの活躍ぶりは言わずもがなだし、各隊長格の存在も、「1人ずつ出てくるギンガマン方式はあんまり好きじゃないんだけどなぁ」とは思ってたんだけど、マッドレックスを中心に後からもガンガン隊長どうしでの絡みがあって、終わってみれば理想的な「わちゃわちゃしてる敵勢力」になっていた。スピンドー本人も一筋縄では行かない「悪」のデザインがいかにも現代的でスマートだったし、ハシリヤンの皆さんも「もう1つの主人公サイド」として充分に魅力を発揮できていたんじゃなかろうか。 個人的に強いて不満点を挙げるなら……装備のデザイン面かな。チャンピオンフォームさぁ、面白いと言えば面白いんだけど、やっぱ戦隊としては違うと思うんだよなー。1枚羽織ってパワーアップって言われてもさー。そりゃレーシングチームとしては成立するんだろうけど、戦隊としてはもうちょいさー。そこだけ唯一ご不満。まぁ、これ以上ない個性にはなってたんだろうけど。 でもトータルで見たらやっぱり出来は良かった。ここ数年の異様なまでの戦隊の盛り上がりを冷めさせることなく記念作品に繋いだぞ。さぁ、出てこいゴジュウジャー。すでにゼンカイジャーで戦隊の振り返りイベントはやってるので、今回はもう「歴代戦隊モチーフ」とかは特に望んでないです(5年ごとにやられたら流石に飽きるだろ)。ジュウオウジャー同様、記念ではあるが堂々と、自分のスタイルで戦い抜いて欲しいですね。 でも、多分どこまで行っても「ナンバーワンより、俺こそオンリーワンだ」っていうクッソ余計なことする某レッドに水さされるんだろうなぁ。
もう無茶苦茶だよ!!!!!!! いや、分かってたけどね! 東映さん! こんな無茶苦茶なものを世に出しちゃダメだよ! 最低だよ! 分かっててやってんだろ! まとめて変換すると「これがドンブラ地獄だ!」。
<というわけで以下ネタバレ注意ですが、バレも何も、ネタしかないです。絶叫上映とかあったらみんなツッコミで喉枯れると思います>
去るものあらば、又来るものあり。年に1度のお楽しみ、新戦隊の時間だ! まぁ、ぶっちゃけ毎年新戦隊の幕開けは「わぁい! 新しい戦隊だ!」というだけで文字通りの爆上げになってしまうので悪い印象なんてあんまり出てこないのだが、今年も今年で楽しみは維持できて安心ですね。そして、この安心感は実は案外久しぶりな感覚かも。なにしろ、何度も触れている通りにここ数年の戦隊ったらキワモノどもが揃っていていちいち「どうなってしまうんだぁ〜〜〜〜?!」って反応しか出来なかったから……。SNSの感想なんかをさらってみても、どっちかというと「これぞ戦隊だろ」という安心感というか、レトロ感に満足している感想が多いように見受けられる。遡るとキングオージャー・ドンブラ・ゼンカイとイロモノが並んでいるわけで、直近なら(乗り物推しという部分も含めて)キラメイジャーまで戻った感。いや、キラメイだって充分刺激の多い作品だったのだけど。 そうして「一度戦隊のよって立つところに戻ったなぁ」という安心感がありつつも、だからとてベタとマンネリでゴリゴリに固められては見る価値はなくなってしまう。ラインを維持しつつどこで攻めるかっていうのも今後の注目ポイントになるわけだ。1話の印象を見る限りでは、キングオージャーがかなりシリアス寄りの作品だったこともあり、ややコメディテイストに寄せる流れになるのかな。まぁ、キングオージャーのシリアス程度では一切埋め合わせられないレベルのコメディ……というかクレイジーが2年前に債権として積み上げられてはいるが。あんな薬物ではなく、それこそキラメイジャーくらいのバランスになってくれると1年間安心してみられるかしら。 振り返ってみると、「自動車モチーフ」を押し出した作品は割とライトテイストのものが多い。初めて「若者」を主人公にしたターボレンジャーを皮切りに、ギャグ戦隊の代名詞であるカーレンジャー、変身名乗りも個性的なゴーオンジャーと、常に「アゲ」要素は維持されていたんじゃなかろうか。その血統を受け継ぐ戦隊になってくれるなら、今年1年はあまり気負わず素直に楽しむことができる戦隊になりそうだ。 ちなみに「デザインがダサい」という部分に関しては、全くもってその通りだと思うので反論はない。仮面ライダーでよく言われる「1年みてたら格好良くなる」みたいな現象も、いくらなんでもこのデザインでは起こらないだろう。でも、ぶっちゃけダサさってあんまりスーパー戦隊では問題にならんのよ。「ダサさは強さ!」と某非公認戦隊も言ってるし(言ってないです)、愛着が湧けばそれだけに個性の際立つデザインは武器にもなる。こんだけ図々しいモチーフをそのまま使ってるデザインなのだから、今後思い切りいじってくれる期待もあるし。 あと、個人的に嬉しいポイントとして敵勢力・ハシリヤンの設定がある。今回は無事に1話目からはっきりわかる「敵組織わちゃわちゃ作品」じゃないですか。いや、まだ2人だけだし単なるアホカップルで終わる可能性もあるんだけど……2人の時点でちょっと楽しいのはとても良い。そしてこれまた思い返せば、「車戦隊」の敵キャラって憎めなくていい奴が多いのよ。具体的にはボーゾックとヨゴシュタインさんの流れ。すでに1話目で「こいつら、言うほど悪い奴でもないのでは……」みたいな雰囲気が滲み出てるし、是非とも芋羊羹を差し入れしていただきたい。 あとこれは完全に妄想なのだが、キングオージャーが10周年のキョウリュウとコラボしてたということは、こちらの「車」作品がコラボすべきは「烈車」作品なんですよね。メイン戦士にオレンジがいる時点でフリにしか見えないし……全裸待機だ。 はい完璧。はい最高。There is no 異論、いいね。 というわけで、年に1度の悲しい別れの季節。今年も無事にスーパー戦隊が幕を閉じた。そして、この物語がわずか1年だったということが驚きなくらいに充実した年になった。最近の戦隊、ちょっとトバし過ぎじゃないですかね。ここ数年全くハズレ作品がなくて、失礼ながら「そろそろ休んでもいいから来年あたりに1回ちょっとハズレ作品はさんでもええんやで」とか思ってる自分がいる。すまんなブンブンジャー。ちなみに戦隊シリーズにははっきりした点数づけはしないことにしてるんですが、今作はざっくり評価で「A」は確定。「S」にしたくもあるしどうしようかな、と悩むくらいのレベル。まぁAかな。そういえば去年のどこぞの戦隊は「文句なしにS」と評したんですが、今になって考えるとアイツはもう「Z」とか「Ω」とか別次元にぶん投げた方が正しい気がしてきた。 そんな1年前の先輩が全ての常識をぶっ壊してトンズラした大破壊作品だった揺り戻しだろうか、登場時には色々とキワモノ扱いされていた今作も、その名の通りに王道を爆進する真っ正直な作品となった。もちろんさまざまな部分に新規性に富む挑戦が盛り込まれていたことは前提として、それらを全て駆使して「戦隊ヒーローで描くべき英雄譚」が丁寧に積み重ねられていったのである。ラスト3話での綺麗な伏線回収、特に劇場版との絡みでざくざく過去キャラが出てくるカタルシスはおしっこちびっちゃう楽しい展開で、ほんとは先週時点で感想書いちゃおうかと思ったくらいである。デボニカの再登場はある程度予想されていた部分だが(劇場版感想でそう書いている)、その前にデズナラクが帰ってきたところで「その展開よゥ!」と盛り上がっちゃったし、イロキ様の堂々たる帰還とかもたまらんものがあった。この展開に持っていかれちゃぁ、もう何も言えませんよ。 ざっくり今作の良かった点を見ていくと、まず戦隊シリーズの個人的な最重要評価点として「個々のメンバーのキャラがしっかり立っていること」が挙げられる。以前もどこかで書いたのだが、どうしたって5人以上の「主人公チーム」がひしめく以上、影の薄いキャラってのは出てくるもんで、乱暴にまとめるとグリーンとかイエローあたりの影が薄くなりがちな傾向にある。1話完結を前提とするためにゲストキャラなんかも右から左に流れて消耗品扱いされる場合もあり、「積み重ね」というよりも単に「連なったお話」になってしまうとどうしても刺激は落ちる。しかし、今作は47年の歴史の中で、最も極端な形で「全員主人公」を実現してしまった部分がエポックメイキング。何しろ「全員王様の戦隊」である。登場時には「そんなん成立するわけないやろ、どうせ途中から王様要素が薄くなってみんなでつるむだけになるで」とたかを括っていたのだが、なんとまぁ、見事に最後まで「みんな王様」だった。しかも作品の唱えたいメッセージとして「王も民もみんな主役」というスローガンがあり、王どころか従者チーム、モブに見えた民の1人1人にまでがっつりキャラが立っている始末。イロキやデズナラクの復活も嬉しかったが、多分ボシマール(本物)の復活が一番嬉しかった人も多いんじゃなかろうか(マジで泣くよあんなもん)。 そうして「ばちばちの個性を遠慮なくぶつけ続ける」という無茶な構成が「6王国同盟」という形の上で成り立つ奇妙な戦隊を作り出し、1話1話全てに濃いお話が提供してもらえたというのが一番の評価点。加えて、同じようなポイントだが「敵組織のわちゃわちゃ」もちゃんと見られたのは嬉しかった。これまた毎度触れてるポイントだが、やっぱり敵さんサイドのキャラを立てるのにも「わちゃわちゃ」が手っ取り早いんですよ。本作は2部構成になっている関係上、真の敵キャラであるダグデド様と五道化の登場が中盤以降になってしまったが、それでも充分インパクトを残せるだけのキャラとシナリオになっていた。ダグデド様(石田彰)が身も蓋も無い強さとキャラで最大限に掻き回してくれたことが大きいが、文句なしで敵キャラMVPであるカメジムを筆頭に、やたら濃いキャラと被害のデカさで盛り上げてくれたグローディなど、ほんとにどのキャラも「与えられた時間内に全部の要素を出しきる」という生き様(死に様)(死ねない様)が見事。 そうして「敵」「味方」全部が楽しかったということで、ワタシ的今作総合MVPは悲しき為政者、ラクレス様に差し上げたい。彼のせいでほんとの主人公であるギラが若干食われ気味だったのは残念と見る節もあろうが、私としては今作の重要なテーマである「指導者とはどうあるべきか」という問題をず〜〜〜〜〜っと抱え込み、明確な答えを与えてくれた歩くお手本がラクレス・ハスティー。序盤から「まぁ、何かあるやろこの人」と思わせておいてそれを回収するまでに二転三転。もう、見たい展開を全部見せてくれている。スズメとの純愛要素はそれだけでも1本のドラマが作れてしまいそうだ。そういう意味では最終的に一番好きになった王国はトウフかな。イロキ・カグラギ・スズメ。血族全員が恐ろしいまでにディボウスキの信条を貫き通しているアツすぎる一族である。 ちなみにスズメさんも大好きですが、ベストヒロイン賞は個人的嗜好によりモルフォーニャさんのものです。これはまぁ、しょうがない。最初から最後まで1ミリもぶれずにずっと可愛いままだった。リタさん、あんたほんとに友人に恵まれてるよ。 他にもヤンマの話とかジェラミーの話とか最終的にちゃっかりゴッカンの国民になってた稲田さんの話とか、語らなきゃいけない話はいっぱいあるはずなんだけどキリがないのでここで一旦切ります。まとめると、「ほんとに1年間最高の刺激をありがとう」です。毎年クソ高いハードルを更新し続けてるのに、あの手この手できっちりクリアしてくる戦隊シリーズ、ほんと恵まれてるな。
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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