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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 2話まとめて、22話、23話。すごく久し振りにこの作品を見た気がするんですが、この2話は一気に見られてむしろ助かったかもしれない。でないと23話冒頭の風斬のテンションとかについていけない可能性があったから。

 もう最終局面を迎えてたから、今回の事件で最終回まで持っていくのかと思ったら、予想外にも22話時点でヴェントと木原クンが退場。あと2話しか無い状態でまさかの新展開に持っていくとはおもわなんだ。本当によく分からない展開になる作品だなぁ。いきなり大量の新キャラとかに出てこられてもついていけないのが正直なところなんだけどさ。

 で、1本ずつ軽く見ていくと、まず22話。一応のクライマックスその1は当麻VSヴェント。ただ、毎回言っているように、当麻の説教ってのは本当に中身が無くて聞いてるのが辛い。あれだけやけっぱちでパンクなキャラだったヴェントがすごくフツーの恨み節を捻くるあたりもセンスがねぇなぁと思っていたのだが、それを説き伏せようとする当麻のいい加減さは更に際立っている。「自分の世界ばっかり見てるんじゃねぇ」って、お前はそれを鏡の前で言えるのかと。意味も分からずに拳を振るう命知らずの主人公を応援するよりは、まだヴェントに肩入れする方が人道的だわ。どこまでいってもこの作品を好きになれないのは、こういう筋立てのしょうもなさが全てですな。せっかくヴェントのデザインとかは格好いいのになぁ……

 それに対して、まっとうなぶっ壊れ方をしている木原クンの方は、悪役としてはボチボチ見栄えがする。というか、アクセラさんは基本的にダーティーヒーローなので説明不要のドンパチが可能で、はったりも通用するのでアニメ的にはずっと面白い。木原クン相手にも最後の最後は大気圏を突き抜けんばかりの超必殺技で締めてくれたのはすっきりした。最後のぶっ飛びエフェクトとか、なかなか格好良かったしね。戦闘シーンは全般的に良く動いていたし、綺麗だったなぁ。動かすのが上手い人のコンテ回かと思ったら、何と神保昌登氏であった。今年度は色々と印象に残る仕事をしてくれたもんである。

 そして風斬関係でつないでそのまま23話。冒頭の風斬と当麻のやりとりのシーンは、やたら作画がよくて眼福ものだった。アスミスキャラはいちいち恵まれている。ただ、そのしわ寄せが来たのか、突如教室のシーンからは画の様子が怪しくなってしまうという。被害を受けたのは姫神さんと吹寄……ご愁傷様である。平和エピソードは楽しくてよいのだが、「単なる学生」に過ぎない当麻がやたらシリアスになっていたのはどうにも受け入れがたい。確かに今までの流れを見ていると学園都市(アレイスター)にとって当麻は重要な駒のようであるが、当麻自身は自分が戦争に巻き込まれた中心であるっていう理解はあるんだろうか。毎回行き当たりばったりで人助けをしてるだけだから、その辺の意識があんまり感じられないのだが。ちゃんと土御門あたりが説明してるのかな?

 あとは一方通行によるスキルアウト狩りで繋いで締め。あれだけドタバタやってたのに、最後の最後で相手がスキルアウトって。レベル0の連中って。ムサシノ牛乳でお腹いっぱいの固法先輩でも何とかなるレベルなんじゃないのか? やっぱりこの作品のシナリオはわからんなぁ。

 今回の結論は、「やっぱり芳忠さんは格好良すぎるなぁ」ということ。ビシッと決める役ももちろん好きなんだけど、今回みたいにおちゃらけながら悪辣さを出すようなチンピラまがいの役をやってるときが本当に素敵。この奇妙な声の色気はどうしたものだろうか。ちなみに一番好きな芳忠キャラは、「ビッグオー」のベックです。で、芳忠さんがやってたテッラって誰よ?

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コメント
無題
>当麻の説教ってのは本当に中身が無くて聞いてるのが辛い。
私もあの説教自体はまったく心に響かないんだけど、
だからこそ結局パンチで解決することになるのは嫌いじゃない。
女の顔にも容赦しないところは、ある意味フェミニストだし。

人としての分を超えた能力に頼って、
世界なり、人類なりの枠組みにまで介入しようとする者は、
その能力合戦で敗れてしまったのなら、
たとえ自分の方に正義があると信じていても、文句は言えないだろうと。
【2011/03/27 19:04】 NAME[Gelb] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
 「なんだかわからねぇけど、弱い方が負ける」っていうのは、見せ方次第だろうけど問題ないのですよ。今期で言ったらスタドラのタクトだって、何が強いのかさっぱり分からないけど、とにかく勝ちたいから勝っているわけだし。
 当麻が気にくわないのは、説教することで大義名分が出来た風に見せかけるところ。「お前の気持ちも分かるが、それは間違っている」というのはよくあるロジックなんだけど、当麻の場合「間違っている」と断言するだけの(心情的な)論拠がない。今回のヴェントについてもそうだけど、一旦は彼女の不幸を飲み込んだように見せかけながらも、結局は「でも俺の信じるものが正しい」でしょう。それはやっぱり納得出来ない。それなら、もう開き直って「お前の過去なんか知ったこっちゃないけど、俺の友達を苦しめる奴は許さねぇ」の方がよっぽど主人公らしい。
 説教するために相手の言い分を聞くくらいなら、それにふさわしい答えを出す責任があるはずなのに、オリアナ相手でも、アニェーゼ相手でも、そしてヴェントが相手でも、当麻は結局最後は拳骨だけ。そのへんの盲目ぶりがいちいち目に余る。相手が木原クンみたいな純正悪玉ばかりなら考えずに殴っても問題無いんだけどね。それをやらないのがこの作者のこざかしいところなのだと思う。
【2011/03/28 00:39】


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