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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「どうせ、恋してしまうんだ。」 4

 なんか今期は少女漫画原作が多いな。しかも「なかよし」原作って、だーいぶ珍しくない? って思って確認したら割と最近「ヴァンパイア男子寮」があった。あー、あったなそんなの。ちなみにその前にさかのぼろうとするとなんと「さばげぶっ!」(2014)になるらしい。なんだその温度差。

 さておき、少女漫画なので基本的にはそこまで積極的に摂取しようとは思わないスタート。何しろ「幼馴染の5人組、ヒロイン以外は全員イケメン男子」というあり得ない設定になっており、いつものことながら「そんな都合のいい話あるかい。……いや、でも通常の萌えアニメはこれの性別逆転させただけの設定で腐るほどあるわ……」と申し訳なくなるなど。まぁ、別にイケメンたちが頬を赤らめる様子がそこまで見たいわけではないですからね。

 あとはヒロインのキャラの魅力とかも評価を左右するが、トータルで重要なのは映像部分ということになる。颱風グラフィックスによる映像は背景美術の実写取り込み処理など、ぼかしの入れ方にクセがあるのが特徴で、良くも悪くも印象には残る。その上で今作は全体的にキャラデザやモーションが省エネ気味で、アニメとして惹かれる部分は少ないのが残念。いや、こんだけ真っ当な「恋愛漫画」でモーション云々に多くを求めるのも妙な話だとは思うけど。でも、キャラの表情なんかもちょっと硬いし、中割りの不自然な部分もある気がするんだよな。1話目でこれだと、ちょい抵抗あり。

 ただ、シナリオ段階で興味を惹かれる部分はあり、それが「コロナ下でのドラマ展開」という部分。世界中がコロナに沈んだ2020年からの数年、間違いなく世界史に残る大事件だったし、あれからしばらく、コロナ環境をテーマとした創作も多数発表されただろうが、アニメ化にまでこぎつけた作品はまだ見ていない。今作は執筆開始が2020年の秋からで、コロナによって青春模様を狂わされてしまった若者たちを描いた初のアニメと言える。その辺の要素をどう調理するかはちょっと気になるところだ。まぁ、世界史というにはまだ近すぎるし、あれだけ「実感」を伴ってしまった風景をアニメというフィクションに落とし込むのは逆に難しいかもしれないが……。

 
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