最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
さぁ、ここからは歴史です(rest is history)。ちなみに「田村ゆかりのことをなんと呼べば良いのか」というのも悩みどころなんですよ。「ゆかりん」が定型なんですが、「俺あんまり使わんしなぁ」と思ってブログ内を検索したら、最近はさっぱりだけどブログ黎明期(今から10年くらい前)は結構使ってたわ。恥ずかしくなって使わなくなったんだろうか。どういう心理だ?
・馴れ初め 以前まれいたその項でもやんわり匂わせていたし、この名前をタイトルにかかげ、「さぁ、田村ゆかりについて書くゾ〜〜〜」と思っては見たものの、いざ筆を取ったところでハタと立ち止まる。私の中の田村ゆかりとは……いったいなんなのだ? 実は、これまでこのテーマでの論述をほとんどしたことがなかった。堀江由衣論はひとしきり語ることがあったが、「田村ゆかり論」は私の中にほぼゼロである。これはいったいどうしたことだ? 馴れ初めを思い出そうと思ったが、こちらもはっきりとは思い出せない。Wikiで彼女の履歴を総覧しても、記憶の突端が曖昧だ。曖昧なままで嘘をかくわけにもいかないし……と途方に暮れていたが、なんと必死に探したら20年近くも前に自身が書いたテキストが発掘された。ブログよりもずっと以前、身内向けに書いたグランプリ以外の謎のテキスト。その中から、当時(確認したところ、テキストの製作は2005年)の私の田村ゆかり評を一部抜粋しよう。流石に身内向けすぎて現在は公表できない部分もあるので一部修正を加えている。だいぶ長いが、20年の時を超えた貴重な文章である、できる限り掲載しよう。 ------------------------ 少しは声優業界をしっている人間に、「アイドル声優といえば?」という質問をしたとしたら、5割はこの名前が返ってくるのではなかろうか。アイドル声優といえば田村ゆかり、田村ゆかりといえばアイドル声優だ。 (中略:堀江由衣との違いについての記述がある) デビュー時からすでに現在と同じくらいの存在感を発揮していたとは思うのだが、少しも揺るがない「田村節」は、現在のアニメ業界には欠かせないツールだ。声のパターンが豊富で、個性が強いのにあらゆる局面で使える利便性も、これぞ声優、というパワーがある。さらに「べらぼうに歌がうまい」というのもあげておこう。いわゆる「アイドル声優」の枠に十把一からげで扱われることもあるのだが、そこらの素人に毛が生えたり、毛も生えないような連中とは全く別次元の歌唱力を持つ。こちら一本でも食っていけるスキルはある。かてて加えて、「トークがおもろい」というのも付け足しておくか。気分が乗ろうが乗るまいが、完全に自分ワールドを生み出せるキャラクターの持ち主である。もともと堀江由衣を嫌うのと同じようにして、私は彼女が嫌いだった。いけすかないと思っていた。しかし、ラジオ番組のトークを聞いているうちに、そんな嫌悪感も吹き飛んでしまった。 ……いかがだろうか。一番の驚きは私は20年前からずっとこんな調子だという部分だがそこは置いといて。そうか、「新白雪姫伝説プリーティア」か。全く覚えてないが、そこでのキャラがゆかりんボイスの最初の衝撃だったのだろう。当時はずっと「堀江・田村」でワンセットだったり、比較されたりする機会が多かったみたいだが、私は2人とも毛嫌いしている状態から、さっさと田村ゆかり評だけ手のひらを返してこの状態に至っている。この20年前の印象、別に今も変わってないんですよ。怖くね? いや、俺自身じゃなくて。
・良きところ というわけで20年前の私がだいたい語ってしまっているが、田村ゆかりといえば「アイドル声優」の花形であり、ひな形である。流石に今の若者に「アイドル声優といえば?」と問うて田村ゆかりの名前が返ってくる可能性は下がっているだろうが、それでも街中で100人のオタクにアンケートを取れば、結構な数がこの名前をあげるのではなかろうか。それくらいにでかい金字塔をぶち立てて、今なおそれが崩れていないのが彼女のレジェンドたる所以だ。厳密には彼女が「アイドル」として降臨した時代は「第3次」だか「第4次」だかの声優ブームと言われているらしいが、それ以前の「声優ブーム」で前線で戦って未だ「アイドル」であり続けている人間なんていない。アーティストとしては林原めぐみというレジェンドオブレジェンドが未だ揺るがないが、おそらくそれくらいのものだろう。何故こうも長い歴史を刻み続けているのかと言えば、もはや彼女の生き様がまさに「アイドル」であり「声優」であるからだ。この2つのタイトルのうち、1つでも揺るがせにすれば「アイドル声優」ではなくなってしまう。田村ゆかりは、業界でも数少ない「アイドルな声優」なのである(そしてその後継に私は内田真礼をあげているわけだ)。 ゆかりんボイスと言えば甘々でとろかすような、そのまま国会図書館にサンプルとして保管しておくべき「萌えボイス」。この1つの武器だけで戦える時代もあっただろうが、今なおその名を刻み続けるのはそこから役者としての拡張がスムーズだったため。2005年時点ですでに私が「上手い」と認めてしまっているが、その後も年表の更新は止まらない。まぁ、最近は流石に落ちついてきたが……いまだにキャラとして呼ばれたら「アイドル」要素が強いのである。同年代の役者が続々母親役に移行している中での「姫」としての存在感。この伝説、どこまで走り切れるものだろうか。大地を割り海を裂き臣民を従えて、王国はどこまでも拡大を続けている。
・お勧めキャラ3選(?) 歴史の教科書になってもまずいので、ここは控えめにしときます。
・「マール王国の人形姫」シリーズより「ミャオ・カルカンスキー」 ごめんなさい、アニメじゃなくてゲームなんですけどね。年代を遡っていったら、もしかしたらこっちの方がファーストインプレッションかもしれない。忘れられないのでせっかくなのでピックアップ。こちらのタイトルは中原麻衣の項で紹介した日本一ソフトウェアの「ディスガイア」などの前身となるタイトルなので、当然私はプレイしてました。そこで猫耳少女を演じてるんですよね。語尾が「にゃ」で萌えキャラの田村ゆかりヴィジョン、すでにこの辺で完成してた気がします。
・「ギャラクシーエンジェル」シリーズより「蘭花・フランボワーズ」 上述の通り、やっぱ私の中で一番のきっかけは蘭花だったんじゃないかという気はしている。同じチームに沢城みゆき(声出てない)と新谷良子(絵に描いたような棒)という新人2人を抱えていたこともあり、役者として器用な上に無茶振りも平気で受けられてバラエティも余裕なラジオクイーンのスキルが存分に活かされていたのもの、GAの成功の理由の1つといえるかもしれない。なお、下手だった新人2人も2期目くらいですぐに出来上がる模様。
・「おねがい☆ティーチャー」シリーズより「森野苺」 クール系でもお仕事できまっせ。そして詳しくは書けないが、本作における苺の立ち位置の重要性は想像の上をいく。この辺りですでに「役者」田村ゆかり評は業界でも安定してたんじゃなかろうか。
・「魔法少女リリカルなのは」シリーズより「高町なのは」 そりゃ完売もするのよ。田村ロリの1つの完成系はやっぱりなのはさんなのだろうな。いや、もはやロリでもなんでもないけど。中の人は17歳で歳を取らないというのになのはさんときたら……。
・ひぐらしのなく頃に」シリーズより「古手梨花」 年齢? なにそれ? というわけで史上最強最悪のロリババアともいえなくはない梨花。森野会長の延長線上と言えなくもないが、レナ役の中原麻衣ともども、自由自在に雛見沢で地獄を演出してくれた立役者。これが出来てこその田村イズム。
・「刀語」より「奇策師とがめ」 個人的にヒストリーの頂点の1つがこのとがめ。最後までゆかりんボイスの可愛いヒロインを貫き通しながらも、その内側に西尾維新的クソ面倒な内実をドロドロと全部飲み込んでくれている。彼女の「ちぇりお」が可愛くなければ物語は完成しないのだ。ここまで、七実・否定姫・とがめと刀語ヒロイン勢は問答無用で選出されとる。
・「波打際のむろみさん」より「むろみさん」 田村ゆかりのまっすぐな博多弁を味わいたいならこちら。……中原麻衣との致命的共演おおくね?
・「HUGっと!プリキュア」より「ルールー/キュアアムール」 プリキュアにだってなれます。史上初にして唯一のアンドロイドプリキュアというのが七面倒くさいし、キュアマシェリとのコンビ参戦や光堕ちなど要素が渋滞しすぎる問題児。ここに田村ゆかりをあてようと判断したスタッフは天才か。
・「僕の心のヤバイやつ」より「市川香奈」 割と最近の作品からはここをピックアップ。いまだこのポジションで配役され、100%の仕事をやりおおせるその強さ。メインヒロインの羊宮妃那と四半世紀歳が離れとるのに、なんなら山田より幼いまである。
誰もが信じ崇めてる まさに最強で無敵のアイドル 弱点なんて見当たらない 一番星を宿してる
・関連リンク集 番組感想・いわかける! -Sport Climbing Girls- 番組感想・スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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