忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[12130] [12129] [12128] [12127] [12126] [12125] [12124]


 サクッと味変、第4話。ここまでの2話が「鰻重の後にすき焼き」みたいな超ヘヴィーなお話が続いていたので、ここらで軽くおつまみ感覚で味わえる掌編を3つまとめて。これはこれでありがたい配慮ですね。そのくせ脚本に綾奈ゆにこ、コンテ演出がいしづかあつこというガチ面子での提供なの、ほんとに総力戦仕掛けられてる感じがたまらない。

 1本目「四方木田かよと山県沙織」。ある意味で今作に一番望んでいるかもしれない、ストレートなタイプの同性間のクソデカ(かどうか分からない)感情を扱ったエピソード。学生時代からの「腐れ縁」の2人が、大人になってもなんだかんだでいい距離感でバディを続けてるかもね、という絶妙な匂わせ。こういう寸止め劇場がいっちばん妄想捗って楽しいまである。まぁ、実際には作中の描写を見ればこの2人は全然「そういう」関係じゃないってのは分かるんだけど、別にあたしゃガチ百合だけが正義だと思ってるわけじゃないんで。同性間の「価値ある友情」はそれはそれで素晴らしい(当然男性間でもですよ?)。この2人は本当にツーカーで何でも言い合える仲だし、言わずとも分かるくらいの関係性。その上で本作の大テーマである「淡島という世界を描く」という目的もきっちり果たしており、途中でその道を諦めた四方木田かよの方がどちらかというと王子様ポジションに見える牽引役で、相方の山県沙織はそんな相方に引っ張られる形で今でも役者の道を進んでいるという構図が2人の人生行路を色々と想像させてくれる。事務方に回った四方木田も、憎まれ口みたいなことを言いながらも、舞台で輝き続ける相方を見るのがとても楽しいのだろう。そういう理屈抜きの信頼関係がほのかに見えるくらいの距離感、とても心地よい。四方木田さんの厚ぼったい唇、とってもセクシーで良いキャラである。

 2本目、「田畑若菜と田畑佐江子」。まさかのお母ちゃんエピソード。一応、ここまでの構造から今作の中心に据えられるべきは若菜(と絹枝)だと思われるが、そんな若菜を淡島に送り出してくれたお母ちゃん目線での「淡島」を描くお話。ほんとになんてことないエピソードだし、中心に全く触れないことから2話目と同じくこれまた枝葉末節ではあるはずだが、とても素朴な感性で偏見も何もなくしれっと娘を淡島に送り出してくれたお母さんの温かみが感じられる。淡島文化(現実では宝塚)って危険な沼だから、親戚に1人ハマってる人がいると、その人が周りを巻き込もうと布教し始める流れなんかもあるあるだし、そこから娘をきっかけにして新しい世界を垣間見ちゃったお母さんの少女のようなときめきっぷりも愛おしい。このお話、お母さんのCVが生天目仁美だっていうのが最高にハートウォーミングな雰囲気の構築に貢献してるんですよ。

 そして予想外の3本目、「柏木拓人と吉村さやか」。なんと今作のサブタイトルに男の名前が出てくるとは。そして何なら2人とも男だったとは! 主人公が「たまたま街中で若菜とぶつかっちゃったモブ少年A」というだけでもちょっと面白いが、そんな一般人から広がるのが「男だって宝塚が好きでもいいじゃない」というお話だったという。ほんとに若菜たちの生活には一切影響を与えない話なのだが、これによって完全に外から見た淡島、お客さんサイドの存在というものが明示化されているのが興味深い。そうなんだよね、結局どこまでいっても舞台演劇なんてものは「客商売」である。どこまでいってもオーディエンスがなければ成立し得ない。であれば、淡島文化を描くためにはそれを享受する観客サイドのドラマもあってしかるべきなのだ。今回はたまたまその白羽の矢が「男の子」に刺さっただけである。

 宝塚といえばやはり女性ファンの方が圧倒的に多いイメージがあるが、私の知り合いにも男性でヅカ好きな人は一応いるし、純粋に「演劇好き」であれば特に違和感なくヅカだって応援できる。かくいう私だって機会の少なさとか経済的なハードルの高さとか(重要)が理由でヅカにハマる機会こそなかったが、ライブのおっかけやってる時点で当たらずといえども遠からず。もし私の人生の進む道がもう4°くらいずれていたら、その道のどこかでヅカ沼に沈んでいた可能性もゼロではないはず。美しいものを愛でるのは根源的な欲求であるし、「人が作り上げるもの」を見るのは楽しいものだ。拓人くんにはこれからも胸を張って淡島ファンを続けてほしい。まぁ、その場合にはチケットがちゃんと取れるだけの経済的な基盤も必須ではあるのだけど。

 まさかの角度からいろんな「外堀」を埋めてもらえたお話。こうして百景は広がっていくのだなぁ。

 

Amazonアフィリンク

拍手

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2026/05 06
S M T W T F S
5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[05/02 不折正方形]
[04/30 不折正方形]
[04/29 な]
[04/29 な]
[04/29 不折正方形]
バーコード