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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「真剣で私に恋しなさい!」 6→6

 結局最後までなんだかんだで楽しんでしまった作品。これがエロゲー原作ってんだから……うん、まぁ、それ以外の媒体だと言われてもちょっと困るけどな。

 とにかくバトル要素をメインで押し出して特色を出すという、あまりにイレギュラーな方法でセールスポイントを見いだした不可解なエロゲである。いや、普通は「バトル要素メイン」というと「戦闘シーンのアクションが凄い」とかそういう意味になるのだが、この作品の場合は、本当に世界観そのものが「オラ、もっと強い奴と戦いてぇ」をメインに動くので、「バトル絡みの脳みそ筋肉要素がメイン」という意味なのである。メインヒロインが本気を出すと国が壊滅するという時点で、これをエロに繋げるのは無茶というものではなかろうか。そして、残るヒロイン勢も、もちろん大和に対する恋心というのがメインではあるのだが、それを差し置いて、とにかくバトルで勝ちたい、バトルして名を上げねば、という訳の分からない使命感の下に動いている。この設定は、実に馬鹿だ。

 そして、そんな無茶な世界観を、実際に「バトルシーンをたっぷり取る」ことで成立させたのが、この作品の最大のセールスポイント。1話の超絶展開も手に汗を握ったが、その後のドラゴンボールもかくやというあり得ないバトルの連発は、それを見ているだけで何だか楽しくなってくるものだったし、あくまで「馬鹿馬鹿しさ」の延長線上での展開なので、その不自然さに気分が醒めるということもない。毎回同じようにどつきあってるだけやんけ、と言われたらそうかもしれないし、「強さがインフレ……いや、もうなんかわからんくらいになってるやんけ」と言われてもそうなのだが、考えても仕方ねぇよ、というのは既に1話で織り込み済みなのだ。だったら、後は大和がどうこうじゃなく、むしろ百代さんは本当にお馬鹿ね、というのをメインで楽しむことも出来るじゃないか。まぁ、あまりにも暴力的過ぎるから、あんまり好感度の高いキャラとは言えないかもしれないけど……ドラゴンボールは最終的に圧倒的な強さの悟空を見る楽しさっていうのもあっただろうし、「化け物が追い込まれるカタルシス」を楽しむエロゲー展開という違和感も、最終的に面白さの一因になっていたような気がする。「流石の元永慶太郎も、『きみある』でつまらなかったみなとソフト原作アニメじゃ動きも取れまい」と思っていただけに、こんな形で突破口を開くというのは驚愕する他ない。

 そして、適当に見ていてもメインのキャラくらいなら案外すんなり理解して楽しむことが出来るというキャラ立ちも面白い。最後までモヤッとし続けた「マケン姫っ」とは好対照である。まぁ、なんといってもこの作品の場合、全てを制したのは松風だろう。もう、まゆっち&松風コンビだけで、どれだけ積み重ねたものも、どれだけ呆れかえったものも、全て持っていける。毎回次回予告のせいでそれまで見てきた全てが吹き飛ぶんだもん、卑怯だわ。もう、3話とかレジェンドクラスだわ。というわけで、この作品を4文字でまとめると以下のようになる。

 「後藤邑子」。

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